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-Leather Jacket And Fans-



96412199f607b35b9280c17ebdc193de.jpgレザージャケットとメタル・ファン
 2010年代を迎えたヘヴィメタル・シーンでは、独自のファッションスタイルと文化が拡大し、既に大量のグッズが売られていた。これらのグッズとは、実際のヘヴィメタルのバンドたちをモチーフとしたパッチ、ステッカー、缶バッジ、アクセサリーなどだった。
 一連のグッズは、現在ではインターネットを通じて世界中に出回っており、基本的にはどの国のファンでも買うことができた。更にヘヴィメタルのファンたちは、「バトル・ジャケット」(Battle Jacket)という独自のファッションアイテムを生み出し、それをライブ会場や音楽ショップの中で着用した。これはヘヴィメタルのファンたちにとって、自らのアイデンティティの証明だった。
 ヘヴィメタルの歴史の中では、音楽以上にファッションも著しく進化した。ヘヴィメタルという音楽のスタイルは、一般的にはロックンロールやハードロックの延長線上に生まれたものだった。そのため、ロックやパンクなどのファッションスタイルから影響を受けることも自然な流れだった。
 そういった歴史的背景がある中で、ヘヴィメタルのファンたちは独自のファッションスタイルを見出していった。前述したバトルジャケットのように、ファンたちは独自のアイテムを生み出すことで、より強烈な個性を表現した。そして、それらのアイテムに共通していたのが、“一点モノ”という部分だった。
 例えば、50~60年代のロッカーズたちが用いた強烈なレザーファンションは、結果的に現在のヘヴィメタルのファンたちが好んでいる服装と類似していた。そういった古い時代のアウトローたちの服装は、常に市販のレザーアイテムを独自にカスタマイズしたものだった。「自分だけのレザージャケットを着ている」ということが、以前からロッカーやメタラーたちの間では、大きなステータスとなっていた。
 過去のロック史の伝統を踏襲したファッションスタイルが、今のヘヴィメタル・シーンでは確立されていた。ファンたちは好きなパーツやグッズを用いて、オリジナルのレザージャケットを作れる環境にいた。そして、自らのバトルジャケットを紹介する意味も込めて、彼らはインターネットのサイトなどにオリジナルの作品を掲載するのだった。当然のように、それらは他のファンたちの作業の参考になっていた。
 様々な種類のヘヴィメタルのファンたちの言動から考察すると、レザージャケットをカスタマイズすることには明確な意味があった。それは自らがヘヴィメタルのファンであることの証明であり、バンドやアーティストたちを称賛するための創作活動だった。だからこそ、ファンたちはリスペクトするバンドのロゴパッチをレザージャケットに貼り、周囲をスタッズで飾って強調し、自らの想いを表現しているのだった。そして、リスペクトするバンドの数が多いほど、レザージャケットのパッチや缶バッジは増え、派手な見た目となった。
 ロック音楽のファンたちは、実際にライブ会場や音楽ショップの中で、奇抜なファッションの人々を目にする機会がある。そういったファンたちとコミュニケーションを図って初めて分かるのが、ヘヴィメタルという音楽に対する情熱が深いほど、身に付けているレザージャケットのカスタムが過激になっている現実だった。これはヘヴィメタルのファンたちにとって、視覚的な感情表現の一つだった。
 

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