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Sword & Sorcery



Country: Germany
Type: Full-length
Release: 2002
Reviews: 75%
Genre: Epic Power Metal


ウィザードと並びマノウォーを目標とするドイツのエピック・メタル勢の一柱、マジェスティの2nd。2002年発表。


音楽性は極めてマノウォー的。熱く漢血生臭い「コナン系」のエピック・パワー・メタルだ。また、本作では、彼らの思いが通じたのか、マノウォーのギタリストであったロス・ザ・ボスが"Heavy Metal"にゲスト参加。素晴らしいギタープレイを披露している。

もちろんそれだけがこのアルバムの魅力ではない。
剛直で正統派らしい重厚なリフをエリック風の大仰な歌唱に乗せて疾走させる各楽曲は、エピック・メタルのファンなら十分に満足できる範囲。
そして、彼らの最大の魅力は、何といっても戦士達の大合唱のような分厚いクワイアである。楽曲のサビは、それが過剰なほど繰り返されるので、メロディの分かりやすさと相まってついつい合唱をしている自分に気付く。もし彼らと共にスピーカーの前で合唱をしてしまったなら、もうマノウォーブラザーの仲間入りである。このように、高揚感を高める、ヒロイックなクワイアの魅力は大きい。

また、タイトルからも分かるように、ソード・アンド・ソーサリーの文献からインスパイアを受けたという詞世界も興味をそそる。実際にブックレットの中には、こういう世界観に影響を受けたという、明確な書き込みもあるほどだ。そして、それに伴って曲展開に静と動を使い分けるというドラマティックな技法も見受けられる。例えば、激しい疾走の最中、急に静寂が訪れ、神聖なアカペラ・パートが開始されたりする。、まさにこの手のファンのツボを心得ている作風だ。
特に大作である#4の持つ大仰なドラマ性は、長尺な楽曲であるにかかわらず全く飽きさせない、見事なエピックメタルだ。

先ほども触れたエリック風のボーカルは、まだまだ音程が危ういところがあるが、クアイアで巧くカバーしたり、漢らしさが滲み出ていたりと充分に聴ける範囲だろう。

しかし、まだ垢抜けない部分が残る、なんともマニア以外にはお勧めしにくいアルバムである。タイトルとケン・ケリーのヒロイックなジャケットでピンときたファンたちのみが、思わず買ってしまうような作品。



1. Sword and Sorcery
彼らの剣と魔法の物語に対する忠義が爆発したとでもいうべき名曲。サビの勇壮さと剛直な漢らしさに満ちた大合唱はあまりにも親しみやすい。またそのフレーズが過剰なほど繰り返されるという大仰な展開も見せる。
2. Fields of War
3. Heavy Metal
4. Epic War
雄大かつエピカルな、標榜する世界観を表現しきった大作。
5. Ride Silent
6. Fist of Steel
7. Aria of Bravery
8. Metal to the Metalheads



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