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Ira Imperium



Country: Cyprus
Type: Full-length
Release: 2011
Reviews: 83%
Genre: Epic Power Metal


キプロス出身のエピック・パワー・メタル、アラヤン・パスの2011年発表の3rd。


今作からバンド名をアラヤン・パス(Arrayan Path)へと改名。新たな一歩を踏み出した。キプロス屈指のヴォーカリスト、ニコラス・レプトス(Nicholas Leptos、vo)を有するバンドということで、ヘヴィメタル業界からは注目される一方。本作はサンボイゼン(Sanvoisen)のヴァゲリス・マラニス(Vagelis Maranis)がプロデュースした。

この『Ira Imperium』は、前作『Terra Incognita』(2010)がなければ存在しない音楽性だと言える。前作同様にエジプト神話から強い影響を受けた楽曲の内容は、かつてのアイアン・メイデンの名作『Powerslave』(1984)を彷彿とさせる。しかし、このアラヤン・パスは明確にエピック・メタル的な方向性を打ち出しており、欧州を中心に盛り上がっているこの手のムーヴメントの典型的な音楽のスタイルだと言える。エピックなメロディ、ヘヴィメタル的なパワー、ドラマティックな展開が一つになった作品だ。

キプロス出身という個性を活かした楽曲の作りは見事なものであり、そこにエジプト的な旋律とテーマを加えることで、更にドラマ性が増している。『Terra Incognita』ではプログレッシブ的な音楽性も強調していたが、その方向性は本作で更に顕著になっている。アンダーグラウンド特有の湿ったメロディを大仰に奏でるのが、現在のエピック・メタルの音楽のスタイルだが、このアラヤン・パスもその手法を追及している。荘厳な神話世界の立体的な質感と、パワー・メタル的なエピック・サウンドが融合したのがこの『Ira Imperium』だ。本作におけるバンドの進化は見事なもの。



1. Dies Irae
2. Gnosis of Prometheus
3. Ira Imperium (The Damned)
4. Kiss of Kali
5. Katherine of Aragon
6. 77 Days 'til Doomsday
7. Emir of the Faithful
8. Hollow Eyes of Nefertiti
9. Amenophis
10. Lost Ithaca
11. I Sail Across the Seven Seas
12. The Fall of Mardonius
13. The Poet Aftermath



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