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Symbols



Country: Italy
Type: Full-length
Release: 2008
Reviews: 80%
Genre: Epic/Progressive Metal


イタリアのピオンビーノ出身、カルト・エピック・メタルのカリスマ、ダーク・クォテラーの2008年発表の5th。


1 飛躍

『Violence』(2002)で復活したダーク・クォテラーには、徐々にエピック・メタル・シーンの先へと進む道が開けてきた。アンダーグラウンド・シーンでの活躍だったが、既に世界中にダーク・クォテラーのファンは広がっていた。特にヨーロッパにおけるバンドの支持は確実なものであり、若いエピック・メタル・バンドからのリスペクトは、キャリアを重ねる度に強くなっていった。そして、2000年代後半におけるNWOMEMの流れは、ダーク・クォテラーやアドラメレクなどのバンドが、イタリアでエピック・メタル・シーンの地盤を固めていたために起こったものだった。
2003年、『Violence』にゲスト参加したキーボード奏者、フランチェスコ・ロンギ(Francenso Longhi、key)は、バンドのフルタイム・メンバーとなった。2004年、ダーク・クォテラーはエピック・メタル・シーンで知名度を拡大させるために、大きなチャンスを獲得した。バンドはドイツのヘヴィメタルの祭典"Keep It True"に参加し、そこでハロウィン、マニラ・ロード、ブローカス・ヘルムとの共演を果たした。アメリカのエピック・メタルの始祖、マニラ・ロードとイタリアの重鎮の歴史的な共演は、その年のエピック・メタル・ニュースの中で最も大きな話題となった。

2 シンボル

世界的なヘヴィメタルのフェスティバルに参加したことで、ダーク・クォテラーは自らの音楽活動を更に広げられるという、一つの可能性を見出した。2008年、イタリアの「My Graveyard Productions」から発表された第5作『Symbols』は、バンドにとって新しい挑戦だった。イタリアのルネッサンス期の芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチの『ウィトルウィウス的人体図』(Vitruvian Man)をアルバム・ジャケットに使用した『Symbols』は、プログレッシブな作風を貫いたコンセプト・アルバムだった。エピック/プログレッシブ(epic/progressive)という音楽のスタイルを体現するために、今回、ダーク・クォテラーは6つのシンボルを用意した。それは過去の偉人たちを象徴し、歴史を遡るものだった。即ち、『Symbols』で描かれているのは6つの叙事詩──ツタンカーメン("Wandering in the Dark")、ガイウス·ユリウス·カエサル("Ides of March")、チンギス・ハン("Pyramids of Skulls")、ジャンヌ・ダルク("The Blind Church")、クンタ・キンテ("Shadows of Night")、ジェロニモ("Crazy White Race")の物語だった。
ダーク・クォテラーは深遠なエピック・メタルで偉人たちの波乱の生涯に切り込み、唯一無二の世界観を作り上げた。それはアンダーグラウンド音楽が生み出した前衛芸術の象徴であり、恰も息をしているかのように聴き手に迫り、繊細で緻密な視覚世界を構築していた。『Symbols』のサウンドには、過去のハード・ロック的な部分もあるが、ダーク・クォテラーはエピック・メタルの一歩先の世界の追及を開始したのだった。だからこそ、70年代のアート・ロックのような、複雑なサウンド・スタイルに回帰する必要性があった。



1. Wandering in the Dark
2. Ides of March
3. Pyramids of Skulls
4. The Blind Church
5. Shadows of Night
6. Crazy White Race



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