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Violence



Country: Italy
Type: Full-length
Release: 2002
Reviews: 88%
Genre: Epic/Progressive Heavy Metal


イタリアン・エピック・メタルの始祖、ダーク・クォテラーの2002年発表の4th。


1 成功と悲劇

『War Tears』はアンダーグラウンドのエピック・ヘヴィ・メタルとしては洗練されており、高度なドラマ性を有した作品だった。この時点でダーク・クォテラーの地位は揺るぎなく、一部では"イタリアのマニラ・ロード"や"イタリアのキリス・ウンゴル"と称されていた。しかし、『War Tears』の発表後に再びギタリストを失ったバンドは、活動を続けるだけのテンションを維持できなくなった。ダーク・クォテラーの2代目ギタリストとして完璧な仕事をしたサンドロ・テイスティ(Sandro Tersetti)だったが、複雑な家庭の事情を理由にバンドから去っていった。

2 転機

沈黙が長く続いた後、転機が訪れたのは1998年だった。残されたジャンニ・ネピ(Gianni Nepi、vo、b)とパウロ・ニンチ(Paulo Ninci、d)は、やはり新しいギタリストを探していた。ヘヴィメタルという特殊な音楽をやっているミュージシャンにとって、才能あるギタリストを発掘することは、上手い歌手を探すよりも難しい仕事だった。しかし、ヘヴィメタル低迷期にドイツの「Gorgon/Inline Music」がダーク・クォテラーを見出したように、今回も運と偶然が味方した。バンドのマネージャーの友人、ジーノ・ソッツィ(Gino Sozzi)の息子が登場したのだ。フランシスコ・ソッツィ(Francesco Sozzi、g)という名前のジーノ・ソッツィの息子は、メンバーたちと意気投合した後、直にダーク・クォテラーに加入したが、当時はまだ19歳だった。しかし、この若いギタリストは、80年代にバンドを支えたフルベルト・セレナ(Fulberto Serena)のスタイルとテクニックを完璧に受け継いでいた。

3 再出発

2002年、ダーク・クォテラーは第4作『Violence』をイタリアの「Andromeda Relics」から発表した。この『Violence』はエピック・ドゥーム・メタルの影響を強く受けており、ヘヴィなギター・リフがサウンドの中心だった。また、フランシスコ・ソッツィが持ち込んだ若い攻撃性が作品に活力を与え、脈動するエピックな楽曲が次々と誕生していった。"Last Breath"や"Deep Wake"は強力なエピック・メタルであり、エピック/プログレッシブ(epic/progressive)という音楽のスタイルの創始者が誰なのかを、ロック音楽のファンたちに再認識させた。アコースティックなメロディを奏でる"Calls"はイタリア人の繊細さを表現しており、その後に重厚な大作"Rape"が続いた。"Last Song"はクラシックな叙事詩であり、聖歌隊のコーラスがバンドの深淵な世界観を表現した。このように、イタリアのダーク・クォテラーは『Violence』で再出発し、より大きなロック音楽のマーケットを目指すに相応しい、優れた実力と人材を手にすることとなったのである。



1. Black Hole (Death Dance)
2. Last Breath
3. Deep Wake
4. Calls
5. Rape
6. Last Song



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