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スレッショルド

スレッショルド
(2006/10/25)
ハンマーフォール

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★★★★★★★★☆☆...(傑作) 
北欧の鋼鉄神との異名をとるハンマーフォールの6th。2006年発表。

彼らの欧州での人気はかなりのものであり、日本との温度差は激しい。しかし今作はそんな温度差をものともしない熱い作品に仕上がっている。

今作では前作の消化不良気味だった点を大幅に改善するばかりか、歴代のアルバムの中でも最高傑作に相応しい。堂々とした各楽曲群、重厚なサウンドは多くのピュアメタルファンを満足させるには十分だ。私も、ハンマーフォールに求めていた雄々しさやドラマ性が大幅に増加したこのアルバムは4thと並んでかなりの傑作に位置付ける。

楽曲の充実、完成度はまさに鋼鉄神に相応しい世界的なレベルの高さである。もはやこのジャンルではメジャーといってもいいほど洗礼されたサウンドは、一般のリスナーにメタルの魅力を訴えるのにも十分といえよう。
アルバム全編に渡り、特にサビでの重厚な漢らしいコーラス、シンガロングを誘うパートでの高揚感は突出している。中でも#1の威風堂々としたクアイアはアルバムの作風を代表して取り上げておこう。このように堂々と構えた、漢らしい正統派ヘヴィメタルは貴重な存在である。まして彼らのような完成度を誇るならなおさらである。


初期の彼らも十分な魅力を持っている。しかし本作が提示したスタイルは初期のそれとは異なっているように思える。本作はまさに純潔のヘヴィメタル、鋼鉄の分厚いリフの壁と雄々しいクアイアが形成する強力なヘヴィメタルだ。初期よりも遥かに重厚に進化してるのは確実である。

私がそうであったように、多くのファンが彼らのこのアルバムに溜飲が下がることだろう。私が聴いてきたメタルアルバムの中でも実にメタルらしいメタルである。見事な正統派メタルアルバムだ。



1. Threshold
コーラスを伴ったオープニングから重戦車の如くゆったりと疾走する雄々しきピュアメタル。円熟されたサビのコーラスは堂々とし、威厳を感じさせる。メタルの重さ、雄々しさを持った名曲である。正統派メタルとはこういう曲を言うのだ。北欧の鋼鉄神に相応しい。 
2. Fire Burns Forever 
ヘヴィに刻まれるリフにピュアなメロディが乗るという典型的なピュアメタルチューン。親しみやすさを唱えながらも、勇ましさに満ちたサビのコーラスは最高に冴える。
3. Rebel Inside 
静かでメロディアスなイントロからドラマ性に満ちて、行進する曲。重厚感と威厳に満ちた堂々のミドルテンポである。後半に魅せるピュアなソロも見事だ。
4. Natural High 
疾走感に溢れたリフとヘヴィネスが交錯する佳曲。やはりここまで聞いてみても本作の充実ぶりは目覚ましい。楽曲の洗礼されたサウンド、完成度の高さには舌を巻くというものだ。メタルのピュアな部分とヘヴィな部分の融合は絶妙だ。
5. Dark Wings, Dark Words 
ややバラード調のスローチューン。サビでのコーラスの放つスケール感は巨大。 
6. Howlin' with the 'Pac 
シンプルなリフとメロディで攻める曲。完成度は依然として高い。
7. Shadow Empire 
ドラマティックなメロディとピュアなヒロイズムに満ちた名曲。期待感を高めるブリッジパートからサビの重厚なクアイアへの流れは見事としか言いようがない。至る個所にフックのあるメロディが配置されているが、最も印象的なのは後半からのドラマティックな展開だろう。ソロパートのツインリードメロディは余りに熱く、ヒロイックだ。劇的である。
8. Carved in Stone 
鋼鉄の戦士ともいうべき厳かなコーラスとシンフォパートから劇的極まりないヒロイックリフへと展開する大作。楽曲に漂う漢らしさ、勇壮な雰囲気は堂々としており圧巻といえる。この曲にはドラマティックメタルの見本という言葉が相応しかろう。いやそれよりも鋼鉄で武装した戦士に相応しいというべきか。
9. Reign of the Hammer 
怒涛のヒロイズムを放つ傑作インストゥルメンタル。勇ましいメロディが重厚なリズムとともに次々と繰り出されていく様は圧巻である。戦士のロマンすら感じるインストだ。
10. Genocide 
ハンマーフォールの焼印が押された劇的なピュアメタル。勇壮さが滲み出る曲だ。タイトルもクール。スケール感漂う戦士的なコーラスの多様、ピュアなメロディの扇情力は凄まじい。最高の高揚感を齎してくれる名曲である。
11. Titan 
とてつもなくメタリックかつ重厚感あふれるリフが織りなす本編ラストトラック。序盤はミドルテンポで行進していくが、しかしそれも束の間、ヒロイックな高揚感に焼印を押された圧巻のサビへと突入する。その後劇的な展開が早急に開始され、アルバムのエンドロールとでもいうような雄々しいシンガロングパートへと入り、その圧倒的な高揚感には感動すら覚える。アルバム全体のドラマ性に満ちた流れに対し、正統派メタルとはこうあるべきだと思う。 
12. Fire Burns Forever Sp 
名曲#2のスピーディバージョン。スピード感が高揚感をさらに高める結果になっている。
13. Raise The Hammer
こちらも3rdの名インストのライブ盤。出来すぎたボーナスだ。

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