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Lord Of Steel



Country: United States
Type: Full-length
Release: 2012
Reviews: 75%
Genre: Epic Metal


アメリカのエピック・メタルの始祖、マノウォーの2012年発表の11th。

マノウォーは日本では人気がないが、欧州やアメリカでは非常に認知度が高いバンドだ。それは各国の歴史や文化に深く関係している。マノウォーの人気が高いドイツやギリシャという国は、何世紀も前に有名な叙事詩的作品を残しており、ニーベルンゲン伝説やギリシア神話が一般市民に広く知られている。こういった国々では、日常的に叙事詩の世界に触れる機会がある。芸術的な街の風景や抒情的な音楽、歴史的価値のある神殿や城が、日常生活の中に溶け込んでいるのだ。だからこそ、叙事詩的な音楽に何かの共通点を見出し、それが現実的な支持や評価へと繋がっているのである。マノウォーやヴァージンス・ティール等のエピック・メタル・バンドが欧州で人気が高いのは、そこに必然的な理由と背景があるからだ。
マノウォーが欧州で人気を得てきた経緯を考えると、当然のように、サウンドもそれに相応しいものが求められる。近年のバンドは、EP『Thunder In The Sky』(2009)でエピックな世界観と正統派ヘヴィメタルを融合させた強烈な音楽性を強調していた。しかし、その後、2012年に自身のレーベル「Magic Circle Music」から発表された第11作『The Lord of Steel』の内容は、ファンが期待するそれとは大いに異なるものだった。現代のインターネット上では、ファンたちが議論し、ミックスの問題やサウンド面での変化に言及されることが多かった。エピック・メタルのファンは『Gods Of War』(2007)や『Thunder In The Sky』のようなサウンドを期待していたが、オーソドックスでシンプルな作風の『The Lord of Steel』にその言葉は不要だった。『The Lord of Steel』はマノウォーの2010年代の最初の作品として、ファンの間で『The Triumph of Steel』(1992)以上の賛否を呼ぶこととなった。それは時代と共にファン層が変化し、ピュアなヘヴィメタルを期待する向きと、エピックな音楽のスタイルを求めるリスナーに別れたことを、顕著に物語っていた。



1. The Lord of Steel
2. Manowarriors
3. Born in a Grave
4. Righteous Glory
5. Touch the Sky
6. Black List
7. Expendable
8. El Gringo
9. Annihilation
10. Hail, Kill and Die
11. The Kingdom of Steel



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