Epic Metal; Review Fan Site.
© 2010-2017




上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Classic Epic Metal, Pt 2.



 前回の続き...


『Crystal Logic』以来の傑作。

MANILLA ROAD 「Spiral Castle」(2002)

Spiral Castle


──アメリカが誇る真性アンダーグラウンド・エピックメタル、マニラー・ロードの第11作。2000年にマーク・シェルトン(Mark Shelton:g、vo)によって再結成され、衝撃の復活作『Atlantis Rising』(2001)を発表し健在振りをエピックメタル界にアピール、その後は破竹の勢いで躍進を続ける。2002年に発表された本作は、名作『Crystal Logic』の世界観を受け継ぎつつ、サウンド面では驚異的な進歩を遂げた。正統派エピックメタルに相応しい鋼のギターサウンドを手に入れ、冒頭を飾る劇的なイントロダクション"Gateway to the Sphere"を聴いただけでも凄まじく強烈な音像にしばし圧倒される。続くタイトル・トラック"Spiral Castle"はマニラ・ロードの歴史の中で最もヒロイックな名曲であり、他の追随を許さない雄大極まる孤高の世界観が展開する。本作に収録された楽曲が全7曲のみという単純明快な構成にもマニラー・ロードの自信の程が窺えよう。既に本作の発表によって、「チープなサウンドが特徴」との酷評を受けたマニラ・ロードは過去の産物と化した。全エピックメタル・ファン必聴盤。


叙事詩的様式美。

WARLORD 「Rising Out Of Ashes」(2002)

Rising Out of the Ashes


──アメリカのカルト・エピックメタルの王者、ウォーロードの第2作。これまでに様々な経緯を経て名作を発表してきたウォーロードだが、その作品数は驚くほど少ない。本作は奇跡の再結成を果たしたウォーロードの第2作目に該当し、新ヴォーカリストにはハンマーフォールのヨアヒム・カンス(vo)が迎えられている。収録された楽曲の大半はウォーロード時代とローディアン・ガード時代の名曲の焼き直しだが、その完成度は驚くほど高い。何より80年代と雰囲気が全く変わっていない有様には一種の驚嘆すら覚える。本作より伝統的なエピックメタルのサウンドは如何なる時代においても変わることがないことが分かる。ボーナス・トラックには名曲"Lost and Lonely Days"を収録。


正統派エピックメタルの中で最もメロディアスな作品。

DOOMSWORD 「Resound The Horn」(2002)

Resound the Horn


──イタリアの古兵、ドゥームソードの第2作。古代・中世に傾倒し、重厚かつシリアスな正統派エピックメタルを展開するドゥームソードが2002年に放った本作は、まさに古典的なエピックメタルの王道を貫くサウンドである。ドゥーム・メタルにも接近するヘヴィネスと重苦しさが漂う中、叙事詩的な歌詞に乗せて放たれる必殺のエピカル・リフは聴き手の高揚感を強烈に煽り立てる。エピックメタル原理主義故にシンフォニックな音楽性は皆無。本作にて表現されているのは迫真のリアリズムに満ちた古代・中世の戦場の有様である。どれも名曲揃いの内容だが、特に"Onward into Battle"に表現された大仰なヒロイズムは異常極まる。終始徹底してヒロイックな世界観を一貫させ、高度なドラマ性とも融合した濃密な内容を誇る本作こそは、正しく正統派エピックメタルが生み出した真の傑作であろう。


古典的エピックメタルの再興。

ASSEDIUM 「Rise of the Warlords」(2006)

Rise of the Warlords


──イタリアの正統派エピックメタル、アッセディウムの第1作。カルト的なエピックメタルが生み出され続けるアンダーグラウンド・シーンにて突如頭角を現したアッセディウムは、マニラ・ロードやマノウォーなどの始祖たちからの影響が根強い。本作でも大仰なドラマ性やヒロイックなフレーズが多用され、古代ギリシア神話やロバート・E・ハワード、マイケル・ムアコックの世界観を追求した正統派エピックメタルが大仰に展開される。硬派なサウンド故に印象的な楽曲は多いが、強烈なツインリードを持つ"Sacred Vengeance"やエピカルな世界観を極めた"March Of The Hoplite"などは名曲。


イタリアに眠る真性エピックメタルの血脈。

MARTIRIA 「On the Way Back」(2011)

One the Way Back


──80年代正統派エピックメタルの継承者、イタリア・ローマ出身のマーティリアの第4作。元ウォーロードのリック・アンダーソン(Rick Anderson:vo)とダンウィッチのアンディ・メナリオ(Andy"Menario"Menariri:g、key)を中心としたマーティリアは、前作『Time of Truth』(2008)辺りからサウンドをより伝統的なエピックメタルのスタイルへと変化させ、本作にてその方向性を完成させた。イタリアの詩人、マルコ・ロベルト・カペリ(Marco R. Capelli)によって描かれた深遠な詩に加え、古典的なエピックメタル様式のサウンドが絡み合う様は、マニアの好奇心を大いに擽る。古典劇風なサウンドは時に始祖ヴァージンスティールをも彷彿とさせる。また本作はカルト的なエピックメタルのサウンドが幾分か洗練され、より広義にアピールする力を備えている。





Click Ranking for epic metal!
関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://cosmanbradley.blog129.fc2.com/tb.php/479-b877bd72
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
Classic Epic Metal, Pt 2. 前回の続き... 『Crystal Logic』以来の傑作。 MANILLA ROAD 「Spiral Castle」(2002) ──アメリカが誇る真性アンダーグラウンド・エピックメタル、マニラー・ロードの第11作。2000年にマーク・シェルトン(Mark Shelton:g、vo)によって...
2012/05/23(水) 11:56:14 | まとめwoネタ速neo
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。