Epic Metal; Review Fan Site.
© 2010-2017




上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Rise of the Warlords



Country: Italy
Type: Full-length
Release: 2006
Reviews: 85%
Genre: Epic Heavy Metal


イタリアの正統派エピックメタル、アッセディウムの2006年発表の1st。


『METAL EPIC』誌より抜粋:

エピックメタル大国イタリアより2006年に突如放たれたアッセディウムの第一作『Rise of the Warlords』は、広大な大洋を経由して世界各国のカルト的なエピックメタルの熱狂的なマニアたちのもとへと届けられた。マニラ・ロードやキリス・ウンゴルなどの80年代に遡る古典的なエピックメタルを標榜し、それを現代のエピックメタルの様式美で再現したアッセディウムの『Rise of the Warlords』は、それが恰も当然であるかのように、一部のマニアたちの間で大喝采を浴びた。
アッセディウムの『Rise of the Warlords』は、デモ『Far from the Light』(2005)を経てイタリアの「My Graveyard Productions」より発表された。前述したように、アッセディウムのサウンドは正統派エピックメタルに極めて忠実であり、大仰かつ劇的でヒロイックな世界観を構築する各楽曲群は、この分野の一部のマニアたちの弦線を強烈に刺激する内容を有している。本作ではイギリスのアイアン・メイデン(IRON MAIDEN)にも通じるツインギター編成によるドラマティックなメロディを惜しみなく使い、コンセプチュアルな内容に沿った驚嘆の世界が大仰に展開される。『Rise of the Warlords』に構築された一切の妥協を許さない叙事詩的な世界観は、迫真の表現力でもって聴き手を歓喜の渦へと導いていく。これらの劇的なエピックメタルに触れる機会を得られるのは、正しく真のエピック・ヘヴィメタルのファンのみであろう。
アッセディウムの構築した厳かな世界観も特筆に値する。本作には古代ギリシア神話をモチーフとした神々の戦いや、ロバート・E・ハワード並びにマイケル・ムアコックの創造した壮大な世界を題材とした大仰なエピックメタルが多数収録されている。今回アッセディウムが選択したのは何れも深遠な題材であり、シリアスなエピックメタルを作る上では欠かせない重要な要素である。これらのヒロイック・ファンタジー的な題材がエピックメタルにおいて古くから使用されてきた共通のテーマであることは、既に我々が過去に述べた通りである。アッセディウムはエピックメタルの伝統的な技法を用いて、"Sacred Vengeance"や"March Of The Hoplite"などの強烈な名曲を生み出している。エピックメタルの世界では、魅惑的な名曲を生み出すために新しい要素などは必要としていない。なお、アッセディウムの叙事詩的な世界観への傾向は、ギュスターヴ・ドレ(Gustave Dore, 1832 – 1888)がミルトンの『失楽園』を描いたカヴァー・アートワークの「And many more too long(敵の数は多く、戦いの時は長い)」からも感じ取れる。
本作『Rise of the Warlords』は、僅かながらも着実に世界各地に広まりつつある古典的なエピックメタルの再興運動を一気に加速させるべき強力な力を持った作品である。これまでに我々はイタリアの秘めた恐るべきポテンシャルにも驚かされてきたが、今回のアッセディウムのサウンドには更に驚かされることとなった。細分化したヘヴィメタルのジャンルの中では極めて劣勢の状況にあったエピックメタルだが、近年アンダーグラウンドのバンドの活発な活動には目を見張るものがある。そして注目すべきなのが、それらのエピックメタル・バンドが目指しているサウンドが何れも80年代の古典的なエピックメタルに属しているということだ。この興味深い事実は、今再びエピックメタルが隆盛を取り戻そうとしている現実を我々に突き付けている。
長く続いてきたヘヴィメタルにおけるドラマティシズムの追求は、エピックメタルの再興によって終わりを告げる。我々はもう目をつぶることはできない。その第一歩として、一度は失われた驚嘆の光景を目にするために、我々はアッセディウムの『Rise of the Warlords』を手にするのだ──



1. Ancestral
本作の序曲。アッセディウムは腐敗した人類のために、忘れられた時代の英雄と神々の栄光の物語を歌う。
2. Sacred Vengeance
古代の習慣と神々に従い、戦いへと向かう戦士たちの詩。アイアンメイデンを彷彿とさせる暗く劇的なメロディで疾走する。ツインリードの奏でる旋律は鋭く、エピカルな世界観をシリアスに描く。
3. Messenger Of Chaos
マイケル・ムアコックの"メルニボネのエルリック(Elric Of Melnibone)"に影響を受けた楽曲。この物語は、エピックメタルの世界では長く続く不変のテーマである。原作に相応しく荘厳かつヒロイックな内容を持つ。中間部での悲壮感を演出する場面も忘れてはならない。
4. Cimmerian Steel
キンメリアで誕生した鋼の剣について歌う。その武器は英雄の唯一にして最大の武器である。
5. Under The Black Stars
6. Swordsdance
次曲へのイントロダクション。
7. March Of The Hoplite
勇敢なる古代ギリシャ軍の重装歩兵の行軍の様を叙述する大作。およそ7分に及ぶ内容であり、雄大な旋律に彩られたシリアスなエピックメタルの名曲である。ヴォーカルの大仰な歌唱がエピカルなサウンドに大きな脈動感を与えている。終始目まぐるしい展開を有し、ドラマティック極まりない内容で聴き手を圧倒する。
8. Imperial Dream
かつて地上最強と謳われたローマ帝国の栄光。大胆不敵なリフと古代風のエピカルなメロディで大仰に展開する。ヒロイズムに満ちたツインリードの臭さは尋常ではない。
9. Thirst For Glory
10. Legions Of The Underworld
邪悪なる軍勢の暗い伝説。



Click Ranking for epic metal!

にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ
にほんブログ村
関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://cosmanbradley.blog129.fc2.com/tb.php/470-4a73b961
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。