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Reign in Hell



Country: Germany
Type: Full-length
Release: 2001
Reviews: 70%
Genre: Epic Power Metal


ドイツのエピック・パワー・メタル、ソレムニティの2001年発表の1st。


エピックメタルの始祖マノウォーを正統継承するヒロイックなエピックメタルバンドは今や世界中に分布し、特にドイツでは数多くのフォロワーが生まれた。その代表格とも言えるのがドイツのマジェスティ(MAJESTY)であり、ヒロイックかつスピーディなエピック・パワーメタルを演奏することで知られるこのバンドは、アンダーグラウンド・シーンで頭角を現すや否や瞬く間に有名となった。しかしエピックメタルに対して活発な行動を見せるドイツにおいて、マノウォーを敬愛し踏襲しようとするバンドは当然の如くマジェスティだけには止まらなかった。

ここに我々が紹介するソレムニティも歴としたマノウォーの継承者であり、ヒロイックなサウンドをエピカルなヘヴィメタルで表現することを標榜しているバンドの一つである。マノウォーの世界観に必要不可欠なハワードの『コナン』を痛烈に彷彿とさせる、ソレムニティの第一作『Reign In Hell』に描かれた幻想的なカヴァー・アートからもその堅実な意志は十分に漂ってくる。
ドイツのエピックメタルの特徴として、ただ伝統的なサウンドを模倣するわけではなく、非常にスピーディな楽曲として生まれ変わっていることは大きな利点だ。ソレムニティの楽曲も同様、ヘヴィかつスピーディなリフで構築され、エピックメタルにおける高揚感を強烈に誘ってくる。ヴォーカルが未熟な点は残念としか言いようがないが、こういったバンドの掲げる高い理想を我々は称賛する。そしていつの日にか、イタリアのドミネのようにフォロワーはオリジナルに打ち勝つのである。



1. Solemnity
2. Open Fire
高速のエピック・パワーメタル。スピーディな楽曲が聴き手の高揚感を煽るように、勇壮さは突出している。
3. Reign in Hell
スピーディなリフがスリリングに繰り出される佳曲。サウンドはヘヴィかつメタリックなものであり、伝統的なエピックメタルを彷彿とさせる。泥臭い漢らしさが滲み出ている点も高評価に値しよう。
4. Chalice of Blood
哀愁に満ちたメロディが印象的なエピックメタル。荒々しいパートも盛り込み、緩急もあるサウンドはドラマ性が非常に高い。ヒロイックなムードも素晴らしい。
5. Blood Will Prevail
バーバリックな雰囲気を醸し出す楽曲。攻撃的なリフが縦横無尽に荒れ狂う。しかし大仰な歌唱を披露しようとしているヴォーカルが上手く馴染んでいない。
6. Ritual of the Beast
楽曲はスピーディで大変好感が持てるが、ドイツのこの手のバンドは楽曲が後半になるにつれ金太郎飴状態になってしまうのが残念でならない。後半のエピカルなコーラスは新鮮で良い。
7. Axekiller
イントロ部分では不気味なメロディを大仰に聴かせる。当然の如く、本曲もスピード感に溢れている。
8. Walpurgis Night
ワイルドなリフがスピーディに奏でられる。随所にヒロイックなリードメロディを盛り込むなどの工夫も見られる。ラストの楽曲だけに展開は大仰だ。



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