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Re-Release of Bal-Sagoth Epics.



The Power Cosmic

Atlantis Ascendant

The Chthonic Chronicles


The Columns...




 私たちがバルサゴスの素晴らしい音楽に出会ってから随分と過ぎたが、私たちはもうバルサゴスの新しい音源など発売されることがないと思い込んでしまっていた。バルサゴスの栄光に満ちた6枚のアルバムを聴くことで、その些細な喪失感は簡単に拭えたものだが、やはりシーンからバルサゴスが完全ではないにしろ消えてしまったことは大きかった。一部の熱心にバルサゴスを追求する地下のファンたちは、もうバルサゴスの新しいアルバムが発表されることはないと思い込んでいるし、バンドのブレインである偉大な詩人のバイロン・ロバーツでさえ、過去の煌く紋章のような──あるいはバルサゴスという焼印を押されたシンボルのような──栄光が失敗によって汚されることをひどく恐れている。
 よく私たちが知っているように、名作と呼ばれた作品の続編が名作を越えるということは少ない。例えばヴァージンスティールの"マリッジ作品"における成功例は極めて異例のことであるし、ヘヴィメタル界では傑作の次に傑作を持ってくるバンドなど極めて少ないのだ。映画の世界でも、名作の続編が退屈で心底がっかりさせられた、などという経験は誰もが持っていることだ。確かにバルサゴスの6thに続く続編が、全く方向性が変わった現代的な内容だとしたらファンは不満を覚えるであろうし、近年のあのブラインド・ガーディアンの失敗例を思い出すことになろう。しかし、私たちが行ったことは膨大なヘヴィメタルの資料の中からバルサゴスを選択したということであり、歴史と同様に、過去は変えられないのだ。バルサゴスのバイロン自体、選択することの重要性をよく心得ていることであろう。
 私たちは正しい選択をした。バルサゴスの忠実なファンでもある私たちは、バルサゴスの残した宝物を聴き込むとして、ここに新しく再発された音質の良い過去の作品を手に取らなければならない。この貴重な機会にバルサゴスを発見した新参者は幸運である。なぜなら、私たちのような古いファンが既に知っているように、バルサゴスの壮大な世界が眼前に広がっていく時の驚異を目にする──耳にする──ことができるからである。開け放たれた知識をどう使うかは全く持って私たちの意志の自由であるが、私たちが最良の選択をしたことだけは確かである。そして私たちは、まさにバルサゴスによって、生涯で最も輝かしい思い出を手に入れることが出来たのだ。

Metal Epic, Dec 2011
Cosman Bradley


追記:なおバルサゴスの再販盤のクレジットは4th「The Power Cosmic」(1999)、5th「Atlantis Ascendant」(2001)、6th「The Chthonic Chronicles」(2006)となっており、2011年末に欧州で発売された後、2012年の1月に米国で発売された。再販盤は豪華デジパック仕様、デジタル・リマスター、歌詞及びアートワークの追加が施された。 ──『METAL EPIC』誌2012年一月第一号より




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