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Among the Living



Country: United States
Type: Full-length
Release: 1986
Reviews: 90%
Genre: Thrash Metal


アンスラックスの1986年発表の3rd。


ヘヴィメタルはイギリス産であり、やがてアメリカへと渡ったが、当然の如くアメリカで育まれたヘヴィメタルはそれらの影響を受けたものであった。具体的にはNWOBHMの影響下にあるバンドがアメリカでも支持を持ち、アンダーグラウンドから徐々に表舞台へと光を見出していったことである。その経緯に至ってはアンスラックスも殆ど同じだが、アンディアンの血を引くジョーイ・ベラドナ(vo)が物語っているように、アンスラックスの根本的な音楽のルーツは母国アメリカにある。
スコット・イアン(g)とチャーリー・ベナンテ(d)という強力なメタル・ミュージシャンが生み出した最高傑作『Among the Living』は、怒涛の疾走感で我々の脳髄を直撃することとなった。当然本作はNWOBHMの影響下にあるが、日々進化するヘヴィメタルのスタイルのように、アンスラックスは独自の個性を打ち出した。その結果誕生したのが"Indians"という名曲であり、この偉大な楽曲はアンスラックスを代表するアンセムとなって久しい。その他、ハードコアやパンクの激烈さを合わせつつ完成していった本作の楽曲群は、何れもスラッシュメタルの名曲に値する絶大な切れ味を誇っているものである。完全にNWOBHMの影響に屈することなく、アメリカ本来の反骨精神や向上心を宿した本作こそは、アンスラックスがスラッシュメタルという狭義な分野で残した名作と呼べる代物であろう。



1. Among The Living
重厚なリフで徐々にテンポアップしていく名曲。歌が入ればもう立派な高速のスラッシュメタルに成り代わっている。スピーディなリフとクリーンヴォイスの融合が非常に心地よく響く。
2. Caught In A Mosh
不穏なイントロ部分から爆裂に疾走。ジョーイ・ベラドナの歯切れの良いヴォーカルと掛け声が見事に合わさる。中間部のソロパートではメロディアスなフレーズも聴かせる。モッシュについて歌った楽曲であり、アンスラックスはモッシュを広めたことでも有名なバンドである。
3. I Am The Law
イギリスのSFコミックのキャラクター、ジャッジ・ドレッドを題材とした楽曲。ライブのような生々しい駆け引きで聴き手に迫る。ミドルテンポの楽曲だが、後半から怒涛のスピードが一気に展開される様には驚く。
4. Efilnikufesin (N.F.L.)
メロディックなリフと硬派なリフを交互に繰り出す。綺麗な歌に続く掛け声はモッシュに最適。
5. A Skeleton In The Closet
小刻みなリフが疾走する。ライブを意識したという本作の作風を主張するような楽曲である。
6. Indians
インディアンの悲劇について歌い、民族調のメロディを取り入れた、アンスラックスを代表する名曲。伝統的な旋律と鋭利なスラッシュメタルの融合は、斬新な切り口となって新たな興奮を生む起爆剤となった。
7. One World
メタリックなリフのパワーで押す部分はアンスラックスの得意分野であろう。無論、本曲もスピードとパワーで過剰に前へと突進する。
8. A.D.I./Horror Of It All
アコースティック・パートで始まる。その後重厚なリフによる演奏が続く。およそ7分に及ぶ楽曲である。
9. Imitation Of Life
相変わらずの激しさを持つリフだが、ドラムのアグレッションも秀逸。途中から更に加速し、高揚感を誘発する。ジョーイ・ベラドナのインディアンのような奇声も非常に効果的である。



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