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狂気のスラッシュ感染



Country: United States
Type: Full-length
Release: 1985
Reviews: 86%
Genre: Thrash Metal


アンスラックスの1985年発表の2nd。


1981年にアメリカのニューヨークで結成されたアンスラックスは、他のスラッシュメタルの実力者らと同様に、早くも第2作で『Spreading the Disease』という傑作をシーンにぶつけてきた。本作において、インディアンの血を引くジョーイ・ベラドナ(vo)をヴォーカルに迎えた新生アンスラックスは、猛烈な勢いで突進するリフの壁に加え、しっかりと歌い上げられるメロディ・ラインでも異質を放つ素質は十分にあった。またアンスラックスの楽曲は、邪悪過ぎない部分も特徴的であった。一言で形容してしまえば、アメリカのストリートで育ったようなスラッシュメタルなのだ。
本作で定着した決定的なスタイルは、後のアンスラックスの定番となっていく末路を辿った。即ち、凶暴なスラッシュメタルにメロディのあるヴォーカルという斬新なスタイルが、スラッシュメタルの歴史においても多大な影響を与えたということである。当時の若者が熱狂して本作を視聴したというのも無理はない。しかし、その現象は今でも変わらないようだ。



1. A.I.R.
期待感を煽るドラマティックな冒頭が高揚感を感じさせる。頭を振らせるヘヴィな曲調に加え、中間部からテンションの高い転調が始まれば、それは名曲となる。タイトルの由来は、"Adolescent In Blue"である。
2. Lone Justice
細かく織り成されたリフに爽快な疾走感が続く。
3. Madhouse
アンスラックスの良さが出た名曲。爆走するリフの先に待ち構えるジョーイの掛け声が心地よく響く。本曲はアンスラックス初のプロモーション・ビデオが制作された記念すべき楽曲であり、見事に精神病患者を扱った過激な内容がMTVの目に触れ放送禁止となった(笑)。
4. S.S.C./Stand Or Fall
80年代スラッシュメタルの雰囲気を色濃く残す楽曲であり、何かの麻薬のような中毒性がある。突き抜けるかのような疾走感はここでも健在である。歌のメロディが若干アイアンメイデンの影響下にある。
5. The Enemy
NWOBHMからの影響を覗かせるメロディが印象的なミドル・テンポである。
6. Aftershock
重厚に構築されたリフの壁。
7. Armed And Dangerous
アコースティックパートを前半に持つバラード調の楽曲。後半からはメロディックなスラッシュメタルへと変貌を遂げる。そのドラマ性は見事という他ない。当時のスラッシュメタルバンドとしては珍しい選択といえよう。
8. Medusa
メデューサというタイトル通り不気味な雰囲気が支配する。重厚かつシリアスなリフの行進が非常に格好いい。
9. Gung-Ho
猛烈な速さを誇る名曲。開始直後から終了まで、嵐のように過ぎ去っていく。



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