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Ride The Lightning



Country: United States
Type: Full-length
Release: 1984
Reviews: 89%
Genre: Thrash Metal


メタリカの1984年発表の2nd。


「メタリカはただのスラッシュメタルバンドではない」我々はその言葉を直に実感させられることになった。第一作『Kill 'Em All』(1983)で圧倒的な攻撃性を披露したメタリカは、矢継ぎ早に発表した本作『Ride the Lightning』で劇的ともいえる進化を見せた。本作に表現された方向性は、メタリカの特異性を決定付けると同時に、メタリカの将来が有望である事実をも物語っていた。商業音楽では絶対に不可能な「死」というシリアスなテーマを題材とし、重厚感を増したヘヴィネスと速射砲のようなリフの高速連射を多用し、本作は圧倒的な完成度を合わせ持つことに成功した。またスラッシュメタルという分野からは想像もつかないほどメロディアスな旋律を導入した楽曲群は、何れも英国(ブリティッシュ)に匹敵するプログレッシブな叙情性を宿している。当時これほどまでに劇的で攻撃的なスラッシュメタルを受け入れないファンなどいなかったであろうことは、現代の作品を差し置いても全く想像に難くない。



1. Fight Fire With Fire
アコースティック・ギターで幕開ける衝撃的な展開。その後、過激極まる怒涛のリフが繰り出される。後に数えきれないほどのバンドがこの手法を真似たというのは、殆ど事実であろう。
2. Ride The Lightning
劇的なメロディと凄まじい攻撃力を持つ名曲。中間部の圧倒的な展開の様には思わず息をのむ。
3. For Whom The Bell Tolls
ドラマティックなリフが頭を振らせる。鐘の音が用いられている。
4. Fade To Black
バラード調の展開を持ち、徐々に盛り上がる。叙情的なメロディは美しさすら感じさせる。メタリカの音楽は過激である一方、実に耽美的な魅力をも有しているのである。
5. Trapped Under Ice
硬派な金属音に荒れ狂うギターリフが印象的。
6. Escape
メロディアスな部分を強調した楽曲。サビの叙情的なフレーズからは、メタリカが決して歌を捨てていないことが分かる。
7. Creeping Death
重厚感を伴うスピーディな名曲。メタリカの楽曲の構成力が如何に優れているか分かる。中東風の雰囲気を持っているのも興味深い。
8. The Call Of Ktulu
H・P・ラヴクラフトのファンであるというカーク・ハメット(g)が持ち込んだイメージをそのままに、名作『クトゥルフの呼び声』をインストゥルメンタルで表現した大作。重厚なリフが禍々しくも連なる様は圧倒的である。間違いなく大傑作に値する。



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