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So Far So Good So What



Country: United States
Type: Full-length
Release: 1988
Reviews: 80%
Genre: Thrash Metal


メガデスの1988年発表の3rd。


アメリカで異才を放ち続けるメガデスの第3作『So Far, So Good... So What!』は、解雇した二人のメンバーに変わり、ジェフ・ヤング(g)、チャック・ビーラー(d)が加わって制作された。長らくムステインとエレフソンの"デイヴ兄弟"以外のメンバーは流動的なメガデスだが、当時の二人の横暴ぶりは凄まじかったらしく、メタル界でも誰も寄り付かなかったらしい。メガデスには度々ドラッグ問題も浮上するが、デイヴはそれを「自分自身の弱さだ」と主張する。いかに攻撃的で強靭な音楽をやっていたとしても、ヘヴィメタルは一人一人の葛藤する人間の苦悩の果てに生み出された産物であるということを、我々は知らなくてはならない。
前作『Peace Sells... But Who's Buying?』(1986)で異例の成功を収めたメガデスが発表した本作は、スラッシュらしいダークな雰囲気とは少々違う内容を含んでいる。"Anarchy In The U.K."のカヴァーからも分かるように、パンクの音楽性がブレンドされているのだ。それが本作の雰囲気を前作とは違った魅力的なものへと昇華し、内容的にも十分満足できる作品へと仕上げたのである。メガデスの斬新なアプローチは見事に成功し、アメリカではプラチナム・アルバムに認定されている。デイヴが語るように「オレたちの音楽のシーンでは、超ビッグな数バンドを除けば、プラチナムどころかゴールド・ディスクになるのも稀なことだ」とは最もである。



1. Into The Lungs Of Hell
メガデスにしては珍しい奇抜な冒頭のイントロダクション。次曲への期待感を煽る。
2. Set The World Afire
攻撃的な内容と圧倒的なリフを誇る楽曲。
3. Anarchy In The U.K.
セックス・ピストルズのカヴァー。この時期のデイヴの趣味が良く反映されているといえる。シングル・ヒットとなった。
4. Mary Jane
上記と同じくシングル・ヒットを飛ばした。
5. 502
なんとも単調な楽曲で、本曲を収録するのなら別の楽曲を収録して欲しかった。
6. In My Darkest Hour
デイヴが友人であった故クリフ・バートンに捧げた楽曲。シリアスかつダークな曲調は荘厳なメロディと相俟って、メガデスの楽曲中最高のドラマを演じる。間違いなく指折りの名曲に入る。
7. Liar
社会には嘘が満ち溢れている。メガデスのメンバーもそういった環境で育ってきたのであろうか。
8. Hook In Mouth
PMRCに捧げた楽曲(笑)。PMRCとは過去のコラムでも取り上げた通り、HM/HRを理不尽な理由で弾圧した団体である。デイヴの楽曲中での批判は皮肉めいているが、楽曲は非常にアグレッシヴで優れている。
9. Into The Lungs Of Hell (Paul Lani Mix)
10. Set The World Afire (Paul Lani Mix)
11. Mary Jane (Paul Lani Mix)
12. In My Darkest Hour (Paul Lani Mix)



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コメント
この記事へのコメント
メタル最高です
初めまして。
このアルバムは好きですね。とは言ってもCD買いまくっていた時期の購入の為、ほとんどInto the LungsとSet The Worldばかり聞いていました。

解説を見ると他の曲も今更ながら聴いてみたくなりました。

ところで、蒸すティーンはなぜ本アルバムのギターとドラムをクビにしてマーティとメンザを入れたんですか?
2013/04/18(木) 02:58 | URL | プロトゼロ #TQA43gMI[ 編集]
返信
当時のメガデスは、"デイヴ"兄弟によって管理されていた状態だったといいます。そのため、ムステインとエレフソン以外のメンバーは彼らの意志によって頻繁に解雇されています。
今回のジェフ・ヤングとチャック・ビーラーは、ジェフが1988年10月、チャックが1989年2月に解雇されています。この解雇に関しては、4thアルバム制作のためと、デイヴ兄弟のドラッグ問題が関係していたようです。何れにしても、このドラッグ問題がメンバーとの関係に悪影響を与えていたことは事実です。
2013/05/11(土) 17:51 | URL | コスマン・ブラッドリー #-[ 編集]
どうもありがとうございます^^
英語サイトでジェフのインタビューがあったので見たら、ムスティンのドラッグ問題が最も深刻だった、と彼は言ってます。
ムスティンが母親の家に居る時はドラッグを持ち込めず、我慢できなくなりメンバー全員に留守電30件ほど入れていたそうですw
最初は「アレを持ってきてくれないか」という頼みごとが、後の方のメッセージは怒りのこもったものとなって最後は全員にクビを宣告したそうです。
ジェフとチャックがそれについて話をしているところにエレフソンがやって来て「俺クビにされたよ」と愚痴ったそうです。
その後は解雇は取り消されたが、ジェフは潮時と感じて辞め、それに続いてチャックが辞めた。

という話だそうです。

この話ですとムスティンが孤立していた印象を受けますね。
ジェフ自身はムスティン以外とは良好な関係を築いていたそうです。

長文失礼しました
2013/06/22(土) 07:34 | URL | プロトゼロ #TQA43gMI[ 編集]
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