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ピース・セルズ...バット・フーズ・バイイング?



Country: United States
Type: Full-length
Release: 1986
Reviews: 89%
Genre: Thrash Metal


メガデスの1986年発表の2nd。


「平和が発売された」という衝撃的なメガデスの第2作『Peace Sells... But Who's Buying?』発表のニュースは、社会に蔓延するどす黒い不満の如く、足早に80年代半ばのヘヴィメタル・シーンを駆け巡った。メガデスが提示した内容には続きがあった。「平和が発売されたが、実際には誰が買うんだ?」皮肉に満ちたデイブ・ムステイン(vo、g)の問い掛けは、我々のような社会人にとって、大きな疑問を残すこととなった。巨大産業と化した軍事社会のシステムから解放されることを、一般大衆は自由と考えていたのであろうか?
エド・レプカによって仕上げられた偉大なカヴァー・アートワークは、3機の戦闘機と共に、あまりにも生々しいヴィック・ラトルヘッドが"Peace Sells(平和を売る)"の看板を持っているという意味深なものだ。これだけでも得体の知れない知的さや社会的なメッセージを読み取ることが出来るが、デイブ・ムステイン、デイブ・エレフソン(b)、クリス・ポーランド(g)、ガル・サミュエルソン(d)という怒れる若者らによって制作された本作の内容は、更なる反骨精神や社会への攻撃の正当性を誇示した、"健全な音楽ファン"たちが恐れるものとなっていた。かつて、評論家たちはスラッシュ・メタルの一方的な攻撃性に対し、感情的な批判を顕にして、その低俗な文化を議論したが、メガデスはその何れにも当て嵌まっていなかったのである。欲望に塗れ、肥え太った腹を露出させる政治家らを冷笑するかのように、メガデスは冷めた態度で核弾頭並の破壊力を持つ、複雑で高度なスラッシュ・メタルを軽々と演奏したのだ。これが"インテレクチュアル(知的な)・スラッシュメタル"と形容されたのは必然的な流れだった。残念ながら、未だに我々はメガデスを押し留めるに相応しい、新たな音楽のスタイルを発見するには至っていない。
本作は2004年に衝撃の復活を果たしたメガデスと共に、新たにリミックスが施され、ボーナストラックの収録という形で再版された。また、2011年にはライブ音源を含めた2枚組という豪華仕様でリマスター再販された。オリジナルよりも遥かに良くなった音質は、このヘヴィメタル史に輝く奇怪な名作を、極上の品質で楽しむには十分なものだ。



1. Wake Up Dead
本作の開始を告げる強力な一曲。ビデオも制作され、世界に衝撃的な印象を与えた。
2. The Conjuring
ヘヴィメタルの持つカタルシス。それを十分に堪能できる楽曲である。
3. Peace Sells
メガデスを代表する名曲である。メロディアスなライン、知的なフレーズ、刺激的な攻撃性が凝縮されて襲い掛かる。ヘヴィメタルとはこうあるべきである。
4. Devil's Island
サタニックなイメージは初期スラッシュメタルに多大な影響を与えた分野の一つだが、メガデスがこれらのモチーフを用いれば当然個性的な名曲となる。
5. Good Mourning / Black Friday
6. Bad Omen
7. I Ain't Superstitious
8. My Last Words
強烈な突進力を誇る名曲。オリジナルでは本曲が最後となる。
9. Wake Up Dead (Randy Burns Mix)
10. The Conjuring (Randy Burns Mix)
11. Peace Sells (Randy Burns Mix)
12. Good Mourning / Black Friday (Randy Burns Mix)



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