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Column the Column

volume 9. 23 April: 2011


 バルサゴスの"Beneath The Crimson Vaults Of Cydonia"(*)から得たビジョンから、私は地球の宗教が終焉を迎える様を想定した。それは既存の信仰対象に変わる神性が地球を訪れた際に巻き起こり、私達の知る世界を全く別のものにしてしまう可能性を秘めていた。


探索者:我々が長きに渡り宗教を起源とするあらゆる行為を強いられてきたように、その根本的な法則が変わることはないと考えられてきた。しかし、宗教が別の力ある異なった存在に移り変わることはあり得た。例えば、宇宙から齎される新しい知性のように。
コスマン・ブラッドリー:宇宙から飛来した新たな知性は宗教の概念を打ち砕くであろう。それらの存在によって、私達が信じてきたもの──あるいは「神」とも呼ばれる──の信憑性は大きく揺らぐ。キリスト教はイエスを神としたが、それを越える存在が未知の宇宙よりやって来る。そして、その時宗教は終わりを迎えるという。
探索者:その顛末が、バルサゴスの"Beneath The Crimson Vaults Of Cydonia"に記されていた。およそ二十億人のキリスト教徒が宇宙からの新参者を認めた時、神の存在は絶対的ではなくなる。即ち人類は、新たな信仰を得るであろうと。
コスマン・ブラッドリー:真相が何であれ、私達は長らく宗教に支配され続けてきた。遥か未来の世界では、現在の宗教──キリスト教、イスラム教、仏教──が如何なる影響力を持っているのか。またはバルサゴスが提示した滅亡史のように、未知の信仰が覇権を行使しているのか。何れにせよ、私達が信仰心から解放されることは永久にないようである。
探索者:遥か大昔、人類が最初に行った知的行為が神への信仰であった。得体の知れない先人達は、おぞましい顔面のトーテム像の前で祈りを捧げ、玄武岩の台座を鮮血で濡らした。信仰心のために、我々の先祖は団結した。我々は神によって聖戦をし、偶像を守護した。テンプル騎士団がエルサレムで発見した究極の秘密であるように、信仰者の集団は山脈の亀裂のような闇の中へと消えた。
コスマン・ブラッドリー:影の支配の時代はやがて終りを告げる。バルサゴスはそれを私達に示したに過ぎない。
探索者:我々の天命は短いが、原始人が木彫りの人形に祈るように、その日が訪れるのを待ちわびている。



*バルサゴスの第6作『The Chthonic Chronicles』(2006)収録。火星シドニアに眠る"暗黒銀河の妖蛆"が目覚めることにより、地球上の宗教が滅ぶ様を描く。

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