Epic Metal; Review Fan Site.
© 2010-2017




上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Warriors of the World



Country: United States
Type: Full-length
Release: 2002
Reviews: 87%
Genre: Epic Metal


アメリカのエピックメタル、マノウォーの2002年発表の9th。

前作『Louder Than Hell』(1996)からおよそ6年振りという長い期間を経て発表に至った今作『Warriors of the World』は、マノウォーに忠実なファンを満足させるに十分な素晴らしい作品である。名シンガー、エリック・アダムス(vo)のアルバムであり、マノウォーの多様性をも網羅した傑作だ。
冒頭の荘厳な#1"Call To Arms"で幕を開ける本作は、以降の#2~#7がほぼバラード調という驚嘆すべき展開を有している。インストの#4"Valhalla"、#7"The March"はそれぞれスペクタクル映画のサウンドトラックに入っていてもおかしくはない傑作だし、#3"Nessun Dorma"は世界的なオペラ楽曲のカヴァー、#6"An American Trilogy"はエルヴィス・プレスリーのカヴァーである。これらの楽曲はマノウォーのアメリカ的なルーツを物語っているのであろう(当然、ヒロイック・ファンタジーを除いたうえで...)。
人間の二面性の如く、静と動を描いている本作において、後半は野蛮人さながらにこれまでの静寂を打ち破る荒々しさである。アルバム・タイトルの#8"Warriors Of The World United"は偉大なヘヴィメタルの聖歌であるし、最後の#9~#11の激しさは特筆に値する。ジョーイ曰く「この最後の3曲は戦士のトリロジー(三部作)」を描いているそうだ。彼らは常に、戦士の物語や勇気を口にしてきた。それは長いキャリアが導いた実力の賜物でもあり、この分野の始祖としての宿命でもあろう。総じて、エピックメタルにおいて、マノウォーほど安心して聴けるバンドはいないものである。



1. Call To Arms
戦闘的なエピックメタル。力強い演奏に加え、エリックの強烈なシャウトがヒロイックな高揚感を誘発する。
2. The Fight For freedom
晴れやかな楽曲。勇気が滲みだすような曲調である。
3. Nessun Dorma
世界的なオペラの名曲も、エリックにかかれば大仰な軍歌に為り変る。
4. Valhalla
次曲への荘厳な布石である。
5. Swords In The Wind
北欧神話を歌ったマノウォーのもう一つのルーツ。戦士の如き雄々しさと哀愁が交錯する名曲である。タイトルの「風に向かった剣」という言葉は、マノウォーの物語で頻繁に耳にする。きっと深い意味があるのであろう。
6. An American Trilogy
南北戦争時代のアメリカにおいて聖歌的な意味を持った叙事詩的な楽曲であり、現代ではエルヴィス・プレスリーが歌ったことで知られる。国境を越えて人々の団結の意思を歌ったこの楽曲をマノウォーがカヴァーするのは必然的であるし、それはヘヴィメタルで一つとなることを歌った"Warriors Of The World United"にも繋がるのではないか。アメリカの歴史に馴染みのある者ならば涙なくしては聴けない。
7. The March
勇壮な行進曲である。この壮大で大仰な曲調が次作へと繋がる。
8. Warriors Of The World United
アルバムのカヴァーにも描かれている、マノウォーの伝統的なメタルアンセムである。我々はヘヴィメタルを聴く際、国旗の色などは意識しない。
9. Hand Of Doom
マノウォーによる強烈な一撃。
10. House Of Death
楽曲に漂う厳かな緊張感と禍々しいほどの威圧感は、古来のヒロイック・ファンタジーの世界に由来しているのであろう。
11. Fight Until We Die
アルバムの最後を締めくくるに相応しい攻撃的な楽曲である。



Click Ranking for epic metal!

にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ
にほんブログ村
関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://cosmanbradley.blog129.fc2.com/tb.php/326-ee96d2cb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。