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ヘヴィメタルには様々な開拓者がいる。今日ここに紹介する「スラッシュメタル四天王」、アンスラックスも独自のアイデンティティを貫き、メタルを開拓していったバンドの一つである…… 

アンスラックスは1982年、ニューヨークにて結成される。この時のメンバーは高校卒業という非常に若い世代であった。スコット・イアン(g)チャーリー・ベナンテ(dr)ダン・スピッツ(g)ニール・タービン(vo)ダン・リルカ(b)によって1stアルバム「Fistful of Metal」が1984年に発表される。スラッシュ四天王を印象付けるスピーディかつ過激な作風はすぐさまファンに受け入れられた。その後大規模なメンバーチェンジがあり、後のアンスラックスの個性を決定づけるヴォーカリスト、ジョーイ・ベラドナを迎え入れ1985年「Spreading the Disease」を発表"狂気のスラッシュ感染"と邦訳されたこのアルバムは日本でも感染者が続出したスラッシュの傑作中の傑作であり、名曲「A.I.R」で幕を開ける。この名曲の中間部のパートでは、アンスラックスのライブで広まったという"モッシュ"(曲のリズムに合わせ体をぶつけること)を誘発したという逸話があるほどだ。また、前作にもあった彼らが持つアメリカン・ストリート的な音楽の独特の雰囲気も醸し出した作品でもあった。1987年には3rd「Among the Living」を発表。ハードコアの激烈さが前面に出され、さらにはファンクやインディアンのビートを取り入れるなどの試みも本格的になり、スラッシュ史に残るといっても過言ではない名盤となった。彼らは後のミクスチャー・ロックにも多大な影響を与えたとされる。インディアンの血を引くジョーイ・ベラドナが生んだ名曲「Indian」を始め、メタルの限界を押し広げた、メタルの限りない可能性を開花させたアルバムでもある。1988には4th「State of Euphoria」を発表。しかし歴史的名作3rdの印象が強すぎたせいか、印象的な曲が激減しておりファンの間で賛否両論となった。1990年には5th「Persistence of Time」を発表。この作品もアンスラックスらしい激烈な疾走感を落とした作風であり、ヘヴィかつダークな曲は悪くないのだが、またもやファンの間で物議を醸した。その後は1992年にジョーイ・ベラドナが脱退するなど、(後任はジョン・ブッシュ)アンスラックスにとっては良い年ではなかった。しかしジョン加入後の最初のアルバム「Sound of White Noise」が全米チャート7位にランクインするなど幸運なこともあった。ダン・スピッツの脱退などの出来事もあったが、彼らにとって最も不幸だったのが「炭疽菌」事件だろう。9:11テロ以降続発したアメリカ炭疽菌事件が彼等と全く無関係であるのにも関らず、アンスラックスというバンドの名前が話題となったのだ。しかしそんな逆境にも耐え、ファンの支えでバンド名を変えることなく、我々の知っている"スラッシュメタル四天王アンスラックス"のまま活動してくれていることは一人のファンとして非常にうれしいことだ。現在はメンバーが不安定であり、ニューアルバムの発表も危ぶまれている状況であるが、きっとアンスラックスは帰ってきてくれるだろうと信じている。 

アンスラックスのリーダーともいえるスコット・イアンはあるライナーノーツにこう書いている。ヴォリュームを上げて俺たちの曲をプレイしてくれ。そしてその頭を振ってくれ!もちろんそうするつもりだ!彼らはメタルがどういうものか分かっているし、ファンのためにメタルをプレイしていると常に自負している。アンスラックスはファンと横の繋がりだし、とても親しみやすいスラッシュメタルバンドだ。そしてあのユーモアに溢れた格好、行動はファッキングなファンに永遠に愛されるものだろう。

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