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Awakening The World



Country: Sweden
Type: Full-length
Release: 2001
Reviews: 91%
Genre: Epic Power Metal


スウェーデンのエピック・パワーメタル、ロスト・ホライズンの2001年に発表された1st。


彼らは、ヘヴィメタルの救世主──メタル・メサイア──なる壮大なモチーフを掲げ、ギタリストのヴォイティック・リシキ(g)を中心に結成された。ジャケットに描かれている各メンバーの姿は、自らが救世主となり、自由を迫害され操作されている人間を救うイメージであるという。音楽性は、マノウォーやヴァージンスティールとの関連性を国内盤のライナーノーツで指摘されている。

ヴォイティックの強靭な思想と意志によって支配されている本作は、楽曲から真実味と人間性の肯定が力強く感じられる。ストレートなパワーメタルにダニエル・ハイメン(vo)の強烈なハイトーンが乗り、楽曲はより説得力を増している。その説得力は、自然との調和や人間本来の自由な意思を歌う本作のイメージを具体的に強めることに成功している。本作に秘められた使命感は非常に大きい。ヒロイックファンタジーの主人公にも似た宿命的な雰囲気がアルバムからは感じられる。これらの壮大なテーマは、映画『ハイランダー』に共通している。戦士に課せられた永遠の戦いを描くこの歴史的な映画は、何処かロスト・ホライズンの姿勢と重なって映る。彼らは、かつてハイランダーという名で活動していた時期もあり、いかにこの映画の世界観から影響を受けているかが伺える。

本作のサウンドは、正統派メタルの伝統を踏襲したものである。楽曲にはドイツのランニング・ワイルドに似た個所──特に#9「The Kingdom Of My Will」のリフ・パートがそれに当たる──も頻出する。新時代のヘヴィメタルに相応しい強烈なスピードで展開されていく楽曲群は、彼らの標榜する戦士のイメージと相俟って、上記で触れたマノウォーにも匹敵する高揚感を誘発させる。ここで生きているのはハイメンの圧倒的な歌唱力であり、ドラマティックな楽曲と完全に溶け込んでいる。その時に発せられるエネルギーは凄まじく、ヒロイックなヘヴィメタルのファンであるならば思わず拳を握ることは必至である。ヴォイティックのギタープレイも相当な代物であり、名曲に値する#3「Sworn In The Metal Wind」でのソロ・パートは壮絶。ヴォイティックのヒロイックであり、時にロマンティックでもあるギタープレイもまた、本作の魅力だろう。シリアスで真実味を帯びたエピック・ヘヴィメタルを標榜する向きは是非本作を手に取っていただきたい。



1. The Quickening
2. Heart Of Storm
ハイメンのサビでの強烈な熱唱がインパクト大。シリアスかつ壮大なエピック・ナンバーである。
3. Sworn In The Metal Wind
本作最大のハイライト。先述した、クライマックにかけて始まるヴォイティックのギタープレイが劇的。圧倒的な勇壮さを誇る。
4. The Song Of Air
5. World Through My Fateless Eyes
6. Perfect Warrior
7. Denial Of Fate
8. Welcome Back
9. The Kingdom Of My Will
大作。本作の集大成ともいうべき内容。中間部以降の盛り上がりが素晴らしい。
10. The Redintegration



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