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■経済的な側面からヘヴィメタルを見た場合、私達はどういった経緯でヘヴィメタルを購入しているのか。今回は効率的なヘヴィメタルの購入方法と、その需要について考慮してみる。



 まずヘヴィメタルを購入するかと思い立った時に、私達メタルファンは大きな壁にぶち当たる。廃盤と国内未発売である。世界的にメジャーではないマニアックなメタルバンドを求めるファンを長年苦しめてきたこれらの要素は、依然として猛威を振っている現状が続く。1つ目の廃盤は、年代物のCDにもなると殆ど有名店でも取り寄せが不可能となってくる。しかし、その解決策は幾つもある。ここばかりは、ネットという現在の情報社会を大いに利用しない手はない。最も大きな解決策としては「輸入盤」の購入が確実といえる。ヘヴィメタルの需要が少ない自国ではファンが辛酸を舐めがちだが、それは日本に限ったことである。世界的な市場を獲得する欧州やアメリカなどの大国では、日々名作に紛れてマニア向けの希少なCDさえもが、名もないレーベルの努力によって再版されている場合が多いのである。また再販は、リマスターやボーナストラックが含まれることがあり、廃盤を敢えて買うよりはこちらの方が好ましい。問題は輸入盤の入荷のタイミングだが、海外から配送される場合、日本への到着は2週間以上待たなくてはならない。メタルファンには常に忍耐力が求められるのだ。ここで、輸入を既に終え在庫を販売するアマゾンやHMVなどの店舗への期待が寄せられるが、在庫がない場合はオークション等で購入するしか道は残されていない。中古CDショップを探すという手もあるが、余程の運がない限り貴重なメタルCDには出会えないはずである。しかしアマゾンの便利性は非常に高く、多くのメタルファンがここを通して輸入盤や国内版のヘヴィメタルのCDを購入している。正直私も殆どのCDをアマゾンで購入している。アマゾンの抱える在庫は、海外のメタルCDも含め国内最大だろう。更に、カードを持っていれば購入が非常にスムーズに行われるという長所も付け加えられる。そんなアマゾンの中で、ヘヴィメタルマニアに対し最大の貢献を果たしてきたのが「amazonマーケットプレイス」だ。ここは出品者が様々な値であらゆる物品を取引している場であり、国内的に需要の劣るヘヴィメタルのCDは破格の安値で手に入る。中には1円のメタルCDも少なくない(基本的に200円~の送料がかかるので結果的に1円ではないが)。ここで注目したいのが、海外のユーザーからの出品があるということである。これはほぼ個人輸入に近い。要は日本で入手困難なヘヴィメタルのCDが海外の出品者から購入できる訳である。この制度を上手く使うことで、殆どのメタルCDは事実上手に入る。これは、2つ目の国内未発売という問題にも明確に対処している。しかし欠点としては、カード決済が必要となってくる点である。若いメタルファンに是非活用してもらいたいこの「amazonマーケットプレイス」ではあるが、クレジットカードという決裁方法は些か荷が重い。ネットでのカード決済の便利さは既に実証済みだが、それは大人に限られている。
 最悪の場合、資金難のメタルファンにはレンタルのみの選択肢しか残らなくなるということについても考えていこう。よく考慮すべきなのだが、最悪の手段は最高の手段に成り得るということだ。まず若いうちにツタヤのヘヴィメタルコーナーを片っぱしからレンタルし、基礎を抑えておく。レンタル店で手に入るのは、具体的にはアイアンメイデン、メタリカ、メガデス、ジューダスプリースト、ディオ、ブラックサバス、ハロウィン等のメタル史における基本中の基本のバンド達だ。私はメジャーなメタルバンドのCDは、よほど気に入った場合を除いて購入する必要がないと思っている。なぜなら国内でも、先述したようにレンタル等で苦労せずに視聴できるからだ。私が購入するのは、財政的に厳しい状況のマニア向けのメタルバンドのCDが殆どである。本当に国内では入手困難なメタルのCDこそ、手に入れる価値があるのだ。自分の未知の音源への探求心や好奇心もそれには少なからず含まれている。自分だけのメタルバンド、そういったものを探しているのかもしれない。よくいうように真実とは、人目に隠された場所に眠っているものだ。しかし私が、世界的なメタルバンドを聴かないかというとそうではない。メイデンなどは私の最高のお気に入りのメタルバンドの一つだ。私が重視しているのは、いかに隠れた名盤を発掘するかということであり、そのために海外の市場に目を向けているのである。国内の狭義な市場では、いずれヘヴィメタルの需要には限界が来る。既に国内では、数えきれないほどの偉大なメタルバンドの国内発売が見送られている。事実は多岐に渡るが、結局は"売れるバンド"が求められるということである。日本は特にその傾向が強くメタル市場に影響している。私個人としては、8thから国内発売が見送られたヴァージンスティール、同じく5thのみのバルサゴス、国内発売されてもおかしくないクオリティを誇るが依然として見送られているムーンソロウやサウロムに成された仕打ちが残念でならない。しかし、その結果のみで私達の探求心が消失するかというと、そうではない。




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コメント
この記事へのコメント
コスマン様、しばらくぶりです。

参考になる分析、ありがとうございます。私じしん、長いことメタルどころか音楽からも遠ざかっていたので、今のCD不況の現状がさほど理解していないのです。
御指摘でハッとしたのですが、私の場合、ネットを使い始めたときは既に社会人だったので、クレジットカードは普通に使うことができました。
ですが学生さんの場合だと、そこが難しいですね…私は10年ぶりにCDを集めまくったとき、ヤフオクを結構利用しました。たいていの出品者さんはゆうちょの口座を持っているので、それを使えば振込手数料がいくらか抑えられますし、その場支払いなので返済のことを考えなくていいという利点があります。基本的に、カードを持っていなくてもOKなのです。
また、速やかな送金を心がけていたので、トラブルになったこともありません。
時々、思いもしない作品が出ていることもあるので、頭の片隅にでも入れて頂ければ、と思います。

あと、VIRGIN STEELEの場合だと、デイヴィッドが唱法を変えたのと同時期に日本での評価は下がっています。私なんかは、全然情報がなかったので、てっきり喉を傷めたのかとばかり思い込んでいました。

その国によってどんな音楽が愛されるのかはそれぞれですが、VIRGIN STEELEに限って書かせていただければ、下手に日本人の好みを意識しすぎていたら、彼らは間違いなく失速しただろうなと思うことがあります。

オフィシャルサイトでデイヴィッドが「どの作品でも、後になって全部やり直したい思いに駆られる、でもそんな事は無理なんだ」といった発言をしていて、それを読んだ時、一つのアルバムを作ることがどんなに綱渡りの連続であるかを思い知らされました。

今は昔と違って、持っていなければならないとされる物が多すぎる時代となりました。その第一が携帯電話でしょうか。時々、これがなかったら、毎月何千円かCDに向けられるのに、と思ってしまいます。が、それでも持っているのです。
そんな時代ですが、買うことで「支えていく」という気持ちになれるバンドがあるというのは、幸せなことだと思います。
私も貧乏な身ですが、そういったバンドをこれからも探してゆきたいと思いました。
長くなりましたが、今回はこれにて失礼します。
2010/11/04(木) 20:32 | URL | まぎー改めkangetsu #-[ 編集]
返信
あなたもお元気でなりよりです。その通り、ヤフーオークションには非常にレアなメタルのCDが出品されていることが多いようです。アマゾンでも入手できないアルバムが出品されているのを、私もよく見かけます。エピックメタルも例外ではなく、LORDIAN GUARDやMANILLA ROAD、SAUROM等の希少なバンドのアルバムが格安で並んでいます。意外に見落としがちであるヤフーオークションは、幅広い分野を取り扱っている市場として、より多くのメタルファンに知ってもらいたいですね。
メタルバンドとして、信念を曲げないバンドは常に素晴らしいものであると思います。VIRGIN STEELEもそうですが、やはり自分のやりたいことを続けて、更に成功を収めているということは非常に幸運なことであり、同時に難しいことです。音楽で、強調して言えばヘヴィメタルで生計を立てるのは極めて難しいとされています。その上、音楽会社の圧力や、一般社会からの抑圧、自分自身との葛藤と戦い続けなくてはなりません。そう考えた時に私は、ヘヴィメタルが抱え込んでいるものの重大性を知りました。なぜなら、それは私たち自身にも当てはまるからです。私達は、内面以外にも外部からの影響を受けずには生きてゆけません。そうした時に生じた矛盾や葛藤といかに戦っていくか、メタルはその術を教えてくれる教師のようなものです。よく叙事詩の世界で語られる幻想の世界に生きているのではなく、私達は現実に生きている身です。その明日を生きる強靭な活力を、もしかしたらヘヴィメタルは担っているのかも知れません。では、あなた方がこれからも辛抱強いメタルファンであることを祈ります。
2010/11/07(日) 23:46 | URL | コスマン・ブラッドリー #-[ 編集]
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