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Ensiferum

Ensiferum
(2001/06/10)
Ensiferum

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★★★★★★★★★☆...(定盤)

フィンランドの勇者エンシフェルム。この名はラテン語で「剣を持つ者」との意味である。
その名からも想像できるように、勇猛果敢にして劇的なまでにヒロイック極まりないサウンドを有している。北欧民謡、ケルト音階を思わせるトラッド・フォークの要素の導入は、果てしない哀愁と中世のロマンを思わせる。さらには北欧の戦士(ヴァイキング)の戦いの武勇や伝説・神話をモチーフにした叙事詩的な歌詞、映画のような手法も取り入れ、一部ではそのメタルを「ロード・オブ・ザ・リング」とすら形容する者もいる。
 
かつて伝説とさえ言われたヴァイキングメタルバンド、ミソチィン亡き今彼らはその正統な後継者と言えるだろう。ヒロイック/エピック系メタルファンなら必聴である。 

このアルバムは2001年に発表された彼らのデビューアルバムである。しかし…まず聴いてみてその圧倒的ともいえるヒロイズムに悶絶の応酬であった。あまりにもヒロイックかつドラマティックな楽曲の数々、中世的な世界観といったこの手の音楽に必要な要素がやりすぎなまでに詰まっている。また楽曲のすべてが、名曲に値するであろう曲の完成度であり、絶大なるインパクトを持ち合わせている。戦士のドラマを思わせる楽曲の展開や、荒々しい中にもアコースティカルな静寂さが盛り込まれており、非常に奥深さを感じさせる。
まさに戦い、戦士のヘヴィメタルと呼べるだろう。


1.Intro 
アルバムのオープニングであり、静かに中世の民族音楽を奏でる。チェンバロとスパニッシュギターのような音色が幻想的だ。
2.Hero in a Dream 
イントロからまさに期待を裏切らない曲である。勇猛果敢なメロディと劇的な展開にはただ脱帽といえる。ヒロイックなケルトメロディが印象に焼き付く名曲。
3.Token of Time 
まるで騎士のRPGとでもいうような冒険の如き興奮を覚える、民族的なメロディが劇的に展開される名曲。途中の民謡パートも素晴らしい。
4.Guardians of Fate 
ヴァイキングメタル史に残らざるを得ない歴史的名曲。とにかくこの馬のような疾走とヒロイックメロディの融合には悶絶必至である。全編を貫く戦士が歌っているかと思わせるヒロイックなクワイアはあまりにも漢らしい。特にサビのコーラスではアドレナリンが異常放出してしまうほどである。そして、クライマックスの「ヘイヘイヘイ」のかけ声は一生記憶に焼き付くことだろう。
5.Old Man 
ミドルテンポで勇壮な哀愁を奏でる曲。疾走曲もさながらミドルにも力が入っておりこのバンドは安心して聴ける。しかし後半の疾走パートはやはり秀逸。劇的。

6.Little Dreamer
ミドルで始まるも一変、中世の民族騎士を思わせるメロディで爆走する名曲。サビでの勇ましいコーラスと荒々しい疾走の連打には震える。ここにに来てもヒロイックなフレーズが連発され笑うしかない。中間部のドラマティックな歌声から疾走の流れには驚愕。さらにはエピローグもあり余韻を残す。つまりは完璧ということである。

7. Abandoned 
ヤリ・マエンパ(Vo、g)が戦士のようなクリーンヴォイスで歌い上げ、そこにヒロイックなギターメロディが絡む様は圧巻。まさに北欧の戦士の哀愁を思わせる。
8.Windrider 
個人的にはランニングワイルド系のヴァイキングメロディで疾走する曲。そこも魅力的なのだが、中間部の劇的なまでに美しく幻想的なロマンスパートが凄まじく、聴く価値は十分すぎるほどある。もはや英雄ファンタジーであろう。
9.Treacherous Gods
勇壮極まりないクワイアが魂を高揚させる曲である。そしてまたもや後半から激烈にヒロイックなパートが開始。馬を駆る勇者か。とにかく戦士の民謡とともに疾走する様は悶絶に値する。
10.Eternal Wait 
聖歌隊のような重厚なクワイアが胸を打つ。こういった映画的な手法も見事にはまり、彼らの音楽性の高さと可能性を感じさせる。

11.Battle Song
タイトルからしても分かるように北欧戦士の戦いの歌である。激烈な疾走からサビのとてつもなくヒロイックなコーラスへの流れは言葉にならぬほどの高揚感を得ること必死。そして、最後ここまで来て全曲捨て曲なしとは驚異的である。

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