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Stairway to Fairyland

Freedom Call the 1st album in 1999 Release
★★★★★★★★★★...(神盤)

ドイツのエピック・パワーメタル、フリーダムコールの1999年発表の1st。

フリーダムコールは、元ムーンドックのヴォーカリストであるクリス・ベイ(vo)とガンマ・レイのドラマー、ダン・ツィマーマン(d)を中心に結成されたバンドである。加えて、後のハロウィンのギタリスト、サシャ・ゲルストナー(g)も参加している。これだけでピンとくるかもしれないが、その後想像の通り、彼らは典型的なメロディックパワーメタルサウンドを提示している。田のバンドと差別化できる部分は、シンフォニックな要素を盛り込んだエピカルな世界観及びファンタジー性である。主に、劇的なツインリードメロディと分厚いクワイアを基盤に勇壮に疾走するスタイルは、この手のファンの要望に十分すぎる程答えている。
少し私情を挟もう。かつて私は劇的メタルファンだった。私は日々ドラマティックなメタルの発掘に明け暮れていた。そして入念な調査の結果、フリーダムコールの高い評価を聞き及んだのである。レコード店で#1を視聴した瞬間、私はこのアルバムが傑作であることを確信した。それほど、厳格なパイプオルガンに導かれる#1の流れ出る美旋律の放つインパクトは大きかったのである。本作を購入するには数年の月日を必要としたが、改めて全編を聴いた時、あの確信は間違いではなかったことを私は悟った。全編を通し、強烈な打撃が待ち構えているアルバムである。前述した名曲#1、劇的なまでのクサさを撒き散らす#2、幻想的な#3、美しいまでにドラマ性を宿した#4、勇壮極まりない疾走を展開する#5、神聖な雰囲気がエピカルな聖歌調バラード#6と正直なところ前半は完璧な構成ではないだろうか。当然その後も素晴らしい楽曲は続く。特にラストの#11などは物語的な本作に見事な幕を引いている。
これらの劇的なメロディックメタルとしての完成度もさることながら、彼らはさらにファンタジーへの傾向も見せている点にも注目したい。以前クリス・ベイはインタビューでこう語っている「ムーンドックの仕事も素晴らしいけれど、それは俺が本当に歌いたいことじゃないね」このアルバムで表現された内容とは、彼がフロントマンとなり制作された"タラゴン"という世界を舞台としたファンタジー物語である。私が思うに、彼が本当に歌いたかったのはファンタジーのことではないだろうか。クリスの歌唱には感情的な説得力がある。本編の視覚的な分野は、この壮大なコンセプトに根付いたものなのである。
彼らの創り出す旋律は、ブラックやデスとは対照的な飛翔感や希望を抱かせるものである。しかしそれが、以外にもヘヴィメタルにマッチしている。このアルバムは、ヘヴィメタルの視野の広さの再確認という点においても評価できるだろう。最後に、本作は大仰かつドラマティックなサウンドを有しファンタジーをテーマに取ったことから、"エピック・パワーメタル"と呼ぶにふさわしいことを付け加えておく。

1.Over The Rainbow
荘厳なイントロからややダークなパートに移行し、そこから劇的に光明なサビへと突入する名曲。
2.Tears Falling
イントロから劇的極まりないツインリードを伴って疾走する名曲。その後のブリッジでの壮大なクワイア、サビでの飛翔感は感動すら呼ぶ。
3.Fairyland
4.Shin On
冒頭は神聖なバラード調に始まり、ファンタジックな旋律を勇壮な疾走で醸す。シンフォニックなアレンジも絶大な効果を呼び込んでおり、サビの分厚いクワイアと相まって壮大な世界観を表現しているといえる。
5.We Are One
まずイントロが凄まじい。流麗なツインリードから一気に疾走パートへと持っていく流れは、余りにも定番的なものだが、完成度が高まり過ぎている。
6.Hymm To Brave
共に合唱すること請負の壮大な聖歌。ヒロイックなムードも盛り込み、楽曲はエピカルな雰囲気を十分に発散している。
7.Tears Of Taragon
8.Graceland
9.Holy Knight
10.Anothe Day
11.Kingdom Come



Review by Cosman Bradley

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