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RETURN TO VIKING...

 勇猛果敢で哀愁に満ちたサウンドで私達メタルファンのヒロイズムを鼓舞し続けるヴァイキングメタル。かつて、遥か北欧で生まれたというこのメタルには、様々な伝説が残っている。それは恰も彼らの故郷に叙事詩として伝わる、北欧のサガのようなものだ...


Hammerheart
 では、ヴァイキングメタルはいつ頃確立したのだろうか?これには様々な説がある。一部にはドイツのジャーマンメタルゴッド、RUNNING WILD(ランニングワイルド。1984年1st発表~現在まで活動を続ける。しかし、2009年に惜しまれつつも解散)だという向きもあるが、それは定かではない。ランニングワイルドは同国のホープBLIND GUARDIAN(ブラインド・ガーディアン。88年~現在まで活動)よりも早く、ヒロイックなケルトメロディをギターの旋律に用いていたことで知られる(もちろんこれはシン・リジィから来たものであり……)。
 このケルトメロディこそが、ヴァイキングメタルを形作る上で重要であった。なぜならケルト音階は、戦士特有の勇壮で哀愁溢れる美しさに満ちていたからだ。しかし、ケルティックな旋律がヴァイキングらしさを醸すのには、文化的な背景も考えられる。ケルト族は蛮族の勇者として数々の神話を残している上、中世のヴァイキング達は彼らの文様を斧のヘッドや剣の柄に用いていたという繋がりもある。このジャンルの場合、いやヘヴィメタルという特異な音楽には、文化的背景が必ず含まれているのだ。
 しかし、ヴァイキングメタルの一般的な始祖は、Bathory(バソリー)の「Hammerheart(ハンマーハート)」(1990)だと言われている。ヴァイキングの発祥地であるノルウェーより登場したバソリーはブラックメタルの重鎮であるが、この5th「Hammerheart」から北欧の壮大な世界観を描くようになった。それは歌詞にも表れており、タイトルからも分かる通り《北欧神話》について歌っていたのだ。これはヴァイキングメタルにおいて非常に重要な要素と言える。勇ましいサウンド、そして鋼のメタルに見合う歌詞は、神々や英雄たちの武勇を讃えるもの以外に相応しいものはない。これはエピックメタルにも共通する要素である。私は、ヒロイックな要素はメタルにのみ可能なのだと思えてならない。ヴァイキングメタルは最もヒロイックなメタルのスタイルであり、またメタルらしいのだ。このジャンルは、大きくエピックメタルと重なる部分があるが、それは当然と言えるだろう。何故なら、ヴァイキングメタル、エピックメタル双方はヒロイックなのだから……。



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