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ゲイツ・オブ・オブリヴィオン



Country: Spain
Type: Full-length
Release: 2002
Reviews: 88%
Genre: Epic Power Metal


スペインのクラシカル・ハリケーン、ダーク・ムーアの3rd。2002年発表。


前作「The Hall Of The Olden Dreams」は傑作であった。その結果から、世界中で彼らは絶賛されることとなり、スペインを代表するメロディック・メタルとなった。その期待感を踏襲し、今作の発表へと至る。

前作と同じくジャケットにアンドレアス・マーシャルを起用したことにより、外観も非常に魅力的でファンタジー色あふれるものとなった。無論、サウンドもメロディックかつ劇的なエピックメタルを展開している。今回は、アルバム冒頭に名曲#1「In the heart of the stone」、#2「A new world」を配し、聴き手を圧倒。その後のタイトル曲#3でシンフォニックなインストに流れるという展開を聴いただけでも、本編のクオリティが極めて高いものだと理解できるだろう。この#3に代表されるように、アルバムの各所に配されたインスト曲は繋ぎとしての役割をはたし、よりエピカルなスタイルを強調している。
またメロディに関しても、クラシカルということに変わりはないが、全体に飛翔感を感じさせるものとなっており、豪華な音像とマッチしている。この飛翔感は中世時代の華やかさが顕著に表れている、と受け取ることも可能だ。そう本作も、彼らの魅力の一つである中世世界への傾向を色濃く残している。#4や#5等は偉大なトールキンへのオマージュ作品だ。そして、それらの叙事詩的世界観を表現するために大きな貢献を果たしているのが、エリサ・マルティン(vo)のヴォーカルだろう。中世的な声が特徴的なシンガーだが、今作は女性らしい優雅さも見せている。物語の語り手として、ダークムーアにより馴染んでいるのだ。

ダークムーアは今作で更なる飛躍をした、と評価できる。楽曲は洗礼され、世界的な水準も見えてきた。しかし私個人としては、いつまでもスペインの田舎臭いままでいてもらいたいというのが本心である……(もちろん世界的なシンフォニック・メタルになった今のアルバムも傑作ぞろいだ)。



1.In the heart of the stone
勇壮さに満ちたキーパーサウンドが炸裂するオープニングナンバー。ドラマティックなソロパートでは、思わず笑みがこぼれる。歌詞は女性軽視についての問題を歌っている。
2.A new world
コロンブスのアメリカ発見をテーマに、壮大なシンフォニーを描く名曲。ダークムーアらしい、極めてエモーショナルなギターメロディが感情を刺激する。ブリッジからコーラスへの展開は息を呑むほど劇的で、物語を視聴している錯覚に陥る。これぞエピックだ。
3.The gates of oblivion
4.Nevermore
5.Starsmaker (Elbereth)
6.Mist in the twilight
7.By the strange path of destiny
8.The night of the age
従来の名曲を想起させる、典型的なダークムーアの疾走曲。
9.Your symphony
10.The citadel of the light
11.A truth for me
12.Dies Irae (Amadeus)
ラストを飾る大作。本物の合唱団の起用により、クワイアの濃さは圧巻。



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