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ETERNAL CHAMPION 「The Armor of Ire」

The Armor of Ire


Country: United States
Type: Full-length
Release: 2016
Reviews: 89%
Genre: Epic Heavy Metal


アメリカ・テキサス州出身のエピック・ヘヴィ・メタル、エターナル・チャンピオンの2016年発表の1st。


2016年、ギリシャのアンダーグラウンド・レーベル、「No Remorse Records」から発売されたエターナル・チャンピオンの第1作『The Armor of Ire』は、瞬く間に世界中のエピック・メタル・ファンたちを魅了した。既にバンドは、デモ『The Last King of Pictdom』(2013)の時点で、アンダーグラウンド・シーンのマニアたちから大きな注目を集めていたが、続くカナダのゲートキーパー(Gatekeeper)とのスプリット盤『Retaliator / Vigilance』(2015)の発表によって、期待は現実へと変わった。

TheArmorofIre.png

エターナル・チャンピオン──2012年のアメリカ合衆国テキサス州オースティンで結成されたバンドは、スラッシュ・メタル・バンド、アイアン・エイジ(Iron Age)で活躍したジェイソン・ターペイ(Jason Tarpey:vo)を中心として、そこにパワー・トリップ(Power Trip)のリード・ギタリスト、ブレイク・アイバニーズ(Blake "Rossover" Ibanez:g)が加入して基盤が作られた。その後、バンドは、トラディショナル・ヘヴィ・メタル・バンド、シュメールランズ(Sumerlands)のメンバーであるアーサー・リスク(Arthur Rizk:b、d、key)、ヌジョン・パワーズ(Nujon Powers:g)、ハンマーホーア(Hammerwhore)のカルロス・ラナス(Carlos Llanas:g)を迎えた。エターナル・チャンピオンにとって、多彩な楽器を操れるアーサー・リスクの加入は大きかった。

かくして、メンバーが整ったエターナル・チャンピオンは、世界中のエピック・メタル・ファンたちが期待していた、本物のオリジナル・アルバムの制作に着手した。ここでバンドが目指したのは、80年代のトラディショナル・エピック・メタルをシーンに復活させることだった。言うまでもなく、それはNWOTHM(New Wave Of Traditional Heavy Metal)を背景とした流れだった。

実際のところ、エターナル・チャンピオンのメンバーたちは、NWOTHMのムーブメントを経て、このバンドの結成へと辿り着いた。だからこそ、全世界のラウド・ミュージック史における、80年代のエピック・メタルの重要性も理解していた。

かつて、このジャンルは、欧州とアメリカのアンダーグラウンド・シーンを席巻し、一時代を築いた。マニラ・ロード(Manilla Road)、キリス・ウンゴル(Cirith Ungol)、マノウォー(Manowar)、ヴァージン・スティール(Virgin Steele)、ブローカス・ヘルム(Brocas Helm)、ウォーロード(Warlord)、ダーク・クォテラー(Dark Quarterer)、アドラメレク(Adramelch)などのバンドたちが、世界各地のアンダーグラウンド・シーンから登場し、ファンたちは熱狂した。既にエターナル・チャンピオンは、その熱狂を新時代に築く実力と影響力を兼ね備えていた。

さて、2016年、遂に『The Armor of Ire』を完成させたエターナル・チャンピオンに対する、ファンたちや音楽シーンからの反響は、予想を遥かに上回るものだった。この『The Armor of Ire』は、「2010年代における最高のエピック・メタル・アルバム」と紹介され、世界中のレビュー・サイトやSNS上で次々と情報が交換された。例えば、約10万点のレビューを掲載する海外の巨大HR/HMファン・サイト、「The Metal Archives」では、『The Armor of Ire』に無数のレビューが付き、その殆どは85%を超える評価だった。

称賛に次ぐ称賛──正に飛ぶ鳥を落とす勢いで、エターナル・チャンピオンは、アンダーグラウンド・シーンの王座へと上り詰めた。驚くことに、バンドは、一枚のデモとスプリット盤、オリジナル・アルバムしか出していなかった。

エピック・メタルの曙──そう呼ぶに相応しいバンドが登場した。エターナル・チャンピオンによって、長きに渡り平穏を貫いてきたエピック・メタル・シーンは、遂に世代交代をした。



1. I Am the Hammer
2. The Armor of Ire
3. The Last King of Pictdom
4. Blood Ice
5. The Cold Sword
6. Invoker
7. Sing a Last Song of Valdese
8. Shade Gate



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