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The Epic Metal And Fantasy Art.


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幻想文学の美しい絵画の世界
 エピック・メタルというジャンルに欠かせないのが、ヒロイックな作品を彩る幻想的なカヴァー・アートワークである。その美しく幻想的なアートワークがあってこそ、エピック・メタルのファンたちは、このジャンルの壮大な音楽の視覚的イメージが掴めるのだ。そして、当然のように、過去の偉大なエピック・メタル・バンドたちは、アルバム・ジャケットが持つ魔力を充分に理解していたのである。
 例えば、エピック・メタルの始祖であるキリス・ウンゴル(Cirith Ungol)は、わざわざファンタジー・アートの巨匠、マイケル・ウェーラン(Michael Whelan)に許可を求め──バンド側も最初は、フランク・フラゼッタ(Frank Frazetta)を使うことを考えていたのだが──、全てのアルバムに印象的な"シンボル"を登場させた。この"シンボル"とは、イギリスの小説家、マイケル・ムアコック(Michael John Moorcock)の名作『永遠のチャンピオン』(Eternal Champion)シリーズの中に登場する、混沌のマークやエルリックなどのことだった。
 また、"メタルの王たち"の異名を取るマノウォー(Manowar)は、"コナン・アート"で有名なアメリカのアーティスト、ケン・ケリー(Ken Kelly)とタッグを組み、強烈な印象を放つアルバム・ジャケットを生み出した。マノウォーの名作『Kings Of Metal』(1988)に描かれた、敢えて顔をはっきりとは描かれていない戦士は、後にバンドの"シンボル"となった。
 その他にも、世界各地のエピック・メタル・バンドたちによる、アルバム・ジャケットに情熱を捧げた逸話は、数多く残っている。
 メロディック・パワー・メタルやエピック・メタル・シーンの中で、既に馴染み深い存在となったドイツ人のアンドレアス・マーシャル(Andreas Marschall)は、無数の幻想的なアルバム・ジャケットを描いたイラストレーターの一人だった。アンドレアス・マーシャルが手掛けた有名なカヴァー・アートワークは、ブラインド・ガーディアン(Blind Guardian)、ランニング・ワイルド(Running Wild)、グレイヴ・ディガー(Grave Digger)、ハンマーフォール(HammerFall)、ダーク・ムーア(Dark Moor)などである。
 ここで紹介した有名なカヴァー・アートワークのデザインは、何れも作品や楽曲の持つ世界観に対して、アーティスト側が独自にインスピレーションを得て形となったものだった。つまり、エピック・メタルの壮大な世界観は、楽曲とアートワークが一つになり、そこで初めて完成したのである。
 このように、叙事詩的なヘヴィメタルの世界には、それを彩る幻想的なアートワークが必要不可欠であり、バンドやファンたちも、芸術の分野には、人一倍深い関心を持っていた。常に壮大な視覚的イメージがあるからこそ、エピック・メタルは無限の可能性を放つことができたのだった。


Metal Epic, Sept 2017



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