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 本当に、時間とは人間の価値観を変える。正統派メタル(ピュアメタル)の再評価が以前、メタル界に広がったことは記憶に新しいが、それはムーブメント等のみにいえるだけではなく、個人的な作品にも言える。私は恐らく以前にも、このような話をどこかでした記憶がある。要は、メタルアルバムの再評価ということである。始めは何とも思っていなかった、または満足していなかった作品が、何年、早ければ数カ月ぶりに改めて聴いた時、全く別の評価を得るということである。 もちろん作品は全く同じであるが、何故そのような再評価をしてしまうのか、疑問は尽きない。私自身の解釈としては、冒頭に書いた"時間"が非常に影響をもっているのだと思える。時間が経てば、内面は人の感受性、また外面でいえば生活環境が変わる場合もある。それに伴い自分のセンスも多少なりとも変化しており、結果的に再評価に繋がるのではないだろうか。人間は、よく「自分は変わっていない」と思いがちだが、微小な部分で変化はしているのだ。このような再評価が、いい例である。しかし、とにかく"時間"は、重要だということだ。この時間について、アメリカの偉大な小説家であり私のお気に入りの作家でもある、リン・カーターは、「時こそが最強の征服王なのだ」という表現を小説の中でしている。全くその通りである!


本日の成果:
bal-sagoth1st
 このようにヘヴィメタルも世界的に再評価されることがあるのならば、真っ先にバルサゴスの1stアルバムは再評価されるべきだろう。暗く重いブラック直系のサウンドを有する本作は、従来のファンでも取っつき難い。始めは大半の者がそう思うだろう。しかし改めて聴いてみて、このアルバムの荘厳な世界観と、影に包まれた雰囲気の素晴らしく魅惑的なことに気付いたのなら、それは立派な再評価である。私も、始めはこのアルバムを敬遠しがちであった。とある機会に再びこのアルバムを通して聴いた時、私は過去の愚行を恥じた。なぜならあまりにもエピカルかつ邪悪な傑作だったからだ。バルサゴスの素晴らしいところは、一切手を抜かないところだ。以前の私は、まだブラックに対する視野が狭かったのだといえる。世界観を広げることは大切なことだった。それは己の価値観をも広げることに繋がるのだから。本日の最後は、このアルバムの名曲、「Into The Silent Chambers Of The Sapphirean Throne」の台詞で締めようと思う。"カ ナマ カァ ラジェアマ、ヤグコーラン ヨク ター フタルラ!" 初出はどちらもハワードの小説に登場する言葉だが、この言葉の前者「カ ナマ カァ ラジェアマ」にはこんな物語がある。かつてこの言葉は、人類が生まれて間もない頃の、人類の合言葉だった。しかしやがては忘れられ、そのために人類は誰も信じられなくなった。この言葉は、人間にしか発音できなかったのだ。人間に化け、影から太古のヴァルーシアの王国を操っていた蛇人間は、この機会をいいことに力をいや増した。果てしなく長い月日が流れ、人間に再びこの合言葉が思い出され、人類は蛇の天敵である翼竜の印を戦旗に掲げ、団結して遂には蛇人間を打ち破ったのである。一度忘れられたとしても、我々人間には、深い記憶がある。つまりは、それを辿っていけば、大切なことは思い出せるのだ。私の場合、その記憶の中にはメタルもきっと含まれていることだろう。



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