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現エピック・メタル・シーンの生ける伝説、Solsticeが約20年振りに新作を発表

The Legend Epic Metal Band Return.


Solstice_3rd.jpg

"エピック・ドゥーム・メタルのパイオニア"の帰還
 かつて、キャンドルマス(Candlemass)やソリチュード・イターナス(Solitude Aeturnus)たちと共に、「エピック・ドゥーム・メタル」(Epic Doom Meta)というサブ・ジャンルを創造したイギリスのソルスティス(Solstice)。ソルスティスの第1作『Lamentations』(1994)、第2作『New Dark Age』(1998)は、アンダーグラウンドのエピック・メタル史に永遠に刻み込まれる名作だ。
 マニラ・ロード、キリス・ウンゴル、ソルスティス。エピック・メタルというジャンルを語る上では欠かせない、本当の意味で伝説的なバンドたち。そのソルスティスが、約20年振りに新作を発表するということで、世界中のエピック・メタル・ファンたちは、驚きを隠せなかった。
 名盤『New Dark Age』は、1998年に発表され、それ以後、エピック・ドゥーム・メタルの聖典であり続けた。それだけではなく、もはや、ソルスティスというバンドは、一人歩きを始める程だった。
 2018年、今やヘヴィメタル・ファンの誰もが真の意味での"エピック・メタル・バンド"と断言できるソルスティスは、最初、自主制作で第3作『White Horse Hill』を発表した。アルバム制作は、EP『Death's Crown is Victory』を発表した2013年頃から開始され、結果的にデジタル形式で配信された。この時ばかりは、アナログな古参ファンたちも、現代の最新技術に感謝した。
 その後、当然のように、ファンたちから凄まじい反響があり、同年の4月には、「Dark Descent Records」から初のCD盤が発売された。
 全世界のアンダーグラウンド・エピック・メタルのファンたちが待ち続けたソルスティスのアルバム『White Horse Hill』は、直ぐにインターネット上のレビュー・サイトなどで高評価を獲得し、バンドが健在であることをシーンにアピールした。このアルバムを高評価したファンたちは、2016年に再びバンドへと戻ったドラマー、Rick Budbyのことも忘れてはいなかった。また、ヴォーカリストのPaul Kearnsの素晴らしい仕事振りについては、驚愕せざるを得なかった。
 このようにして、"エピック・ドゥーム・メタルのパイオニア"ことソルスティスは、新作『White Horse Hill』を完成させた。しかし、この衝撃的なアルバムが全世界のアンダーグラウンド・シーンに配給されるためには、長い時間が必要だった。伝説のエピック・メタル・バンドの新作CDが欲しいファンたちは、世界各地にいるのだ。
 

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エピック・メタル研究:ロバート・E・ハワードのフォロワー・バンドについて

 近年、海外のエピック・メタル・バンドのレビュー記事などを読んでいると、頻繁に"ロバート・E・ハワードのフォロワー・バンド"という言葉を目にするようになった。ロバート・E・ハワードは、「ヒロイック・ファンタジーの生みの親」、「エピック・メタルの父」などとして知られる偉大な作家である。
 長い間、エピック・メタルとヒロイック・ファンタジーの関連性について、ファンたちの間で議論が交わされてきたが、ロバート・E・ハワードの影響力は凄まじいものだった。"ロバート・E・ハワードのフォロワー・バンド"という言葉は、エピック・メタル・シーンの中に必然的に生まれたものだった。
 例えば、そのフォロワー・バンドの中には、アメリカのハイボリアン・スティール(Hyborian Steel)がいる。このバンドは、はっきりとロバート・E・ハワードが生み出した小説「コナン」シリーズの世界観に影響を受けていた。実際にハイボリアン・スティールというバンド名を聞いて、コナンの世界を思い描かないエピック・メタル・ファンなどいなかった。
 このハイボリアン・スティールは、アルバムや音楽性の評価は高くなかった。所謂、チープなアンダーグラウンドのエピック・メタルの典型だった。
 しかし、2010年代以降、NWOTHMの影響を受けて急速に増加した"ロバート・E・ハワードのフォロワー・バンド"を語る時、ハイボリアン・スティールは直ぐに名前の挙がる存在となっていた。
 アンダーグラウンドのエピック・メタル・ファンたちにとっては、バンドとしての分かり易さも重要な部分だった。そこにフォロワー・バンドとしての完成度の高さは関係なかった。
 なぜなら、アンダーグラウンドのエピック・メタル・ファンたちは、直ぐにハイボリアン・スティールよりもクオリティが高いバンドを挙げられたからだ。例えば、ロジー・クルーシズ(Rosae Crucis) 、セイクリッド・スティール(Sacred Steel)、アイアンソード(Ironsword)、エターナル・チャンピオン(Eternal Champion)、ゲートキーパー(Gatekeeper)などのバンドたちである。

An Age Undreamt of...



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現代最高峰の"Conan系"エピック・ヘヴィ・メタル・バンド、Gatekeeperが1stに続き超強力EP『Grey Maiden』を発表

The Epic Music Of The New Age.


Gatekeeper_EP.jpg

真のエピック・ヘヴィ・メタルへの道
 2009年、カナダ出身のギタリスト、ジェフ・ブラック(Jeff Black)のソロ・プロジェクトとしてスタートしたゲートキーパー(Gatekeeper)。バンドは、マノウォー(Manowar)、ソルスティス(Solstice)、キャンドルマス(Candlemass)、ドゥームソード(Doomsword)などに影響を受け、エピック・スタイルのヘヴィメタル・サウンドを目指した。
 2013年、ゲートキーパーが発表したデモ音源『Prophecy and Judgement』は、アンダーグラウンドのエピック・メタル・ファンから高い評価を得た。この頃、バンドのサウンドは、所謂エピック・ドゥーム・メタルだった。
 2015年、ゲートキーパーは、エターナル・チャンピオン(Eternal Champion)と共に、スプリット盤『Retaliator / Vigilance』を発表。完成度の高い内容でアンダーグラウンド・シーンに衝撃を与えた。これが2010年代のエピック・ヘヴィ・メタルのサウンドの基礎となった。
 その後、ゲートキーパーは、ファン待望の第1作『East of Sun』(2018)を発表。海外の有名HR/HMレビューサイトで高得点を記録するなどして、アンダーグラウンド・シーンでの地位を固めた。
 そして、2019年、イタリアの「Cruz del Sur Music」から、ゲートキーパーは、新作EP『Grey Maiden』を発表。本作に収録されたのは、僅か4曲だったが、その完成度の高さは折り紙付きだった。
 既に、世界各地のエピック・メタル・ファンたちは、このゲートキーパーの『Grey Maiden』が重要作であることを理解していた。なぜなら、そに描かれていたのは、ドゥーム的エピック・メタルではない、真のエピック・ヘヴィ・メタルのサウンドだったからである。

Grey Maiden -Ep-


EAST OF SUN



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米エピック・メタルの雄Slough Feg、バンド名を新たに"The Lord Weird Slough Feg"へと改名

The Lord Weird Slough Feg.


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 2019年、90年代から活動を続けるアメリカ・ペンシルベニア州出身のエピック・メタル・バンド、スルー・フェグ(Slough Feg)が改名。ザ・ロード・ウィアード・スルー・フェグ(The Lord Weird Slough Feg)という新たなバンド名は、彼らが以前に使用していたもの。
 バンドは、第5作『Atavism』(2005)の時にスルー・フェグへと改名。その後、第9作『Digital Resistance』(2014)の時まで、このバンド名をアルバムに使用し続けていた。
 今回、バンドの中心人物、マイク・スカルジ(Mike Scalzi)は、新作の発表に合わせて原点回帰を狙ったようだ。2019年6月にイタリアの「Cruz del Sur Music」から発表予定の新作は、既に『New Organon』というタイトルに決定している。


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メタル・ファッション:近年の「ヴィンテージバンドTシャツ」ブームに潜む皮肉~私たちには買えない~

We Can Not Buy.


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デザイナーズ・ブランド並に高額なバンドTシャツたち
 バンドTシャツ一枚の値段が1~5万円程度の時代になった。珍しいものは一枚8~10万円くらい。70~80年代頃のバンドTシャツが特に高く、90年代頃のものでも、販売価格が1万円を下回ることは少なかった。
 近年、"バンドTシャツコレクター"という言葉が浸透し、度々ニュースサイト内にインタビュー記事が掲載された。インタビューに答える青年たちは、自らが所有しているバンドTシャツの数、それがどれ程の価値を持っているか、などを熱心に語った。
 数十年前、最初に買った時は、数千円だったバンドTシャツ。今では価値が約10倍にまで跳ね上がり、一枚8~10万円くらいだという。
 コレクターたちは、「ヴィンテージバンドTシャツ」には、独自の見分け方があると語った。
「襟や裾、首回りがシングルステッチになってるんですよね」
 "シングルステッチ"という言葉を痛い程耳にした。"ダブルステッチ"は全て偽物。
 ヴィンテージでもヨーロッパ製にダブルステッチのものはあるが、大体がシングルステッチらしい。つまり、"シングルステッチ"以外は全て偽物。
 偽物のバンドTシャツ──具体的には、その価値が1000円以下のものを指した。これはブート品、タイ製、インドネシア製、中国製のバンドTシャツのことだった。
 一般的に、偽物のバンドTシャツを着ていると、その手の詳しい人間たちから痛い視線を浴びることとなった。
 今の"バンドTシャツコレクター"たちにとって、「ヴィンテージバンドTシャツ」を所有していることは重要。これは社会人がブランド品を身に着け、それをステータスとするようなものだった。
 いつしか、「ロックは貧乏人の音楽」という言葉は忘れ去られ、そのファッションまでもが、高尚なブランド志向によって歪められてしまった。ロック・キッズ/ヘヴィ・メタル・キッズたちは、容易に"一流のファン層"への仲間入りはできない。


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何故、日本人メタラーは、"メロスピ"や"クサメタル"が好きなのか?

 日本では、ハロウィン、ガンマ・レイ、アングラ、ストラトヴァリウスなどのメロディック・パワー・メタルが高い人気を集めている。更に"メロスピ"や"クサメタル"という造語まで浸透している通り、こういったジャンルが馴染み深いことは事実である。
 その背景には、日本人メタラーがメロディック系のロックが好きだという部分がある。例えば、クイーンなども日本では特に人気が高い。日本人はメロディアスなヴォーカルやサウンドに惹かれるのである。
 しかし、殆の洋楽に言えることだが、日本人が本来の英語の歌詞やリズム感を理解するためには時間が掛かる。実際のところ、一瞬だけ耳にして、英語の音楽を理解することは困難である。
 これがメロディの場合は、結果も大きく異なってくる。単純なメロディに深い意味やキーワードなどはないため、"個人の好み"だけでそれを判断することができる。そうして好きな音楽や楽曲を見つけるのだ。
 ヘヴィメタルの場合は、ギターという楽器がサウンドの中心になっている音楽である。印象的なギター・リフやメロディだけで楽曲の良し悪しを判断することは簡単だ。
 また、数多くの日本人は仕事が忙しく、歌詞カードを見ている時間も少ない。メロディだけで楽曲を判断することは合理的である。
 一方、単純に個人の好き嫌いで楽曲を判断する場合、メロディは大きな要素となってくる。余計な情報は要らない。耳や体でそれを感じるだけだ。
 日本人は、そういう自然体の感性でヘヴィメタルを聴いている。だからこそ、メロディアスなヘヴィメタルが印象に残りやすいのである。シンプルなリフも良いが、メロディアスなフレーズはリピートしたくなる。

Infinite



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ギリシャ・アテネ最大のアンダーグラウンド・エピック・メタル・フェスティバル、「Up The Hammers XIV」の参加バンドを振り返る

The Up The Hammers XIV!!


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ギリシャ最大のエピック・メタル祭
 2019年3月15日~16日にギリシャのアテネで開催されたアンダーグラウンド・エピック・メタル・フェスティバル──「Up The Hammers XIV」。
 参加バンドは、エターナル・チャンピオン(ETERNAL CHAMPION)、アイアン・エンジェル(IRON ANGEL)、エア・ライド(AIR RAID)、ブローカス・ヘルム(BROCAS HELM)、ソルスティス(SOLSTICE)、オールド・シーズン(OLD SEASON)、ゲートキーパー(GATEKEEPER)など。この豪華なラインナップを見ただけでも、ファンには鳥肌モノだった。
 また、2019年3月14日のウォーム・アップ・ショーでは、ダーク・クォテラー(DARK QUARTER)、リフレクション(REFLECTION)、メガ・コロッサス(MEGA COLOSSUS)などのバンドが登場。終始、熱狂的なエピック・メタルのファンたちを満足させる大規模なフェスティバルとなった。
 この「Up The Hammers/U.T.H.」は、2006年頃にスタートしたものであり、ギリシャにおけるエピック・メタルの盛り上がりを体験するための場だった。過去のフェスティバルには、有名なエピック・メタル・バンドが殆ど登場しており、世界各地のファンたちの間でも話題となった。
 そのラインナップには、マニラ・ロード(MANILLA ROAD)、オーメン(OMEN)、ラースブレイド(WRATHBLADE)、アラヤン・パス(ARRAYAN PATH)、セイクリッド・ブラッド(SACRED BLOOD)、セイクリッド・スティール(SACRED STEEL)、クラッシュ(CRUSH)、アトランティアン・コデックス(ATLANTEAN KODEX)、ホーリー・マーター(HOLY MARTYR)、エトルスグレイヴ(ETRUS GRAVE)、アッセディウム(ASSEDIUM)、ダーク・ナイトメア(DARK NIGHTMARE)、スクリーマー(SCREAMER)、レイジング・ストーム(RAGING STORM)などのバンドが含まれていた。
 ギリシャという特別な土地で、アンダーグラウンド・シーンのエピック・メタル・バンドが一斉に参加するというこの大規模なフェスティバルは、非常に貴重なものだった。「Up The Hammers」に参加して演奏したバンドたちは、本物のエピック・メタル・バンドの仲間入りを果たし、ミュージシャンやファンたちからも称賛された。


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DARK NIGHTMARE 「Beneath the Veils of Winter」

DARK_NIGHTMARE_2nd.jpg

Country: Greece
Type: Full-length
Release: 2012
Reviews: 85%
Genre: Epic Heavy Metal


ギリシャのグレヴェナ出身のエピック・ヘヴィ・メタル、ダーク・ナイトメアの2012年発表の2nd。


2000年代後半、数多くのエピック・メタル・バンドがNWOMEMのムーブメントに乗ってデビューを果たした。南マケドニア・グレヴェナ出身のダーク・ナイトメアに限って言えば、完全にその勢いだけでデビューを飾れたという訳ではなかった。本格的にデビューする以前、バンドは、既に4本のデモ・テープを完成させていた。

2012年、ダーク・ナイトメアは、ギリシャの「Iron on Iron Records」から第2作『Beneath the Veils of Winter』を発表した。第1作『The Human Liberty』(2009)は、世界各地のエピック・メタル・ファンたちから高評価を獲得し、新作への期待も高まっていた。

その頃、ダーク・ナイトメアは、ギリシャのアンダーグラウンド・ヘヴィメタル・フェスティバル「Up The Hammers Festival」に参加し、エピック・メタル・シーンの重鎮たちと共演した。そこでマニラ・ロード、ブローカス・ヘルム、ドゥームソード、エトルスグレイヴなどの偉大なバンドたちと出会った。

かくして、大きな経験値を積んだダーク・ナイトメアの『Beneath the Veils of Winter』は、前作『The Human Liberty』よりも妥協が少ない内容となった。一つの作品や世界観を作り上げる能力は、明らかに他のアンダーグラウンド・バンドたちよりも勝っていた。また、本作では、アルバムのバンド・ロゴをAlice Raftaki、アートワークをKostas Theoharisが描いた。

全体的にメロディアスになった『Beneath the Veils of Winter』は、ダーク・ナイトメアというバンドが、エピック・メタル原理主義であることを強調していた。混じり気のないドラマティックなサウンドの基盤には、アイアン・メイデンやマニラ・ロードなどからの影響が根強かった。そして、バンド最大の持ち味である楽曲のクオリティの高さも、前作とは比較にならない程のものだった。

当然のように、ダーク・ナイトメアは、アンダーグラウンド・シーンの実力派エピック・メタル・バンドとして、ミュージシャンやファンたちからも認められていった。"Greek Epic Heavy Metal Kings"というのが、当時のダーク・ナイトメアの異名だった。




1. The Batllefield Caliing My Name
2. Beneath the Veils of Winter
3. Are We Free?
4. Living a Lie
5. The Art of Dreaming
6. Sometimes
7. Tears
8. The Voyage
9. The Wizard (Uriah Heep cover)


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DARK NIGHTMARE 「The Human Liberty」

Dark_Nightmare_1st.jpg

Country: Greece
Type: Full-length
Release: 2009
Reviews: 87%
Genre: Epic Heavy Metal


ギリシャのグレヴェナ出身のエピック・ヘヴィ・メタル、ダーク・ナイトメアの2009年発表の1st。




1999年、ギリシャで結成された南マケドニア・グレヴェナ出身のダーク・ナイトメアは、音楽性のベースにアイアン・メイデンやマニラ・ロードなどを選択したバンドだった。
2001年、バンドは、デモ第1作『Dark Nightmare』を発表。ヨーロッパのアンダーグラウンド・シーンにその姿を現した。
その後、バンドは、デモ第2作『Earth in Danger』(2003)、デモ第3作『The Blood Land』(2004)を発表。
2007年、スプリット盤『Serpents of the Night』を完成させ、ようやくデビューのチャンスを掴んだ。
2009年、ダーク・ナイトメアは、ギリシャで最も有名なカルト・ヘヴィ・メタルのレーベルである「Eat Metal Records」から、第1作『The Human Liberty』を発表。地中海諸国がエピック・メタルのムーブメント(NWOMEM)で盛り上がる中、バンドの新作は、ファンたちから高い評価を得た。



この『The Human Liberty』は、80~90年代頃のエピック・メタル・サウンドがベースとなった作品であり、そのクオリティは非常に高いものだった。確かに、ダーク・ナイトメアは、アイアン・メイデンからの影響が強いアンダーグラウンド・バンドだったが、明らかに"エピック・メタルの始祖"たちの存在を大きく捉えていた。
本作には、ドラマ性が高いギター・ワークを中心に、エピックで勇壮なメロディが満載されていた。バンドが楽曲の中で描いたのは、古代の神話・伝説の他、叙事詩的な戦争であり、そこにはヒロイックなサウンドが必要不可欠だった。
エピック・メタル原理主義を掲げる他のアンダーグラウンド・シーンのバンドたちのように、ダーク・ナイトメアのサウンドも極めてクラシックなものだった。バンドのサウンドは、ギターを中心としたフック満載のエピック・ヘヴィ・メタルだったが、そこにはエピック・ドゥーム的な質感も加わっていた。
結果的に、ダーク・ナイトメアの『The Human Liberty』は、大仰かつドラマ性の高い作品となった。それはアンダーグラウンド・シーンのエピック・メタル・ファンたちが、ずっと昔から期待していたサウンドだった。特にマニラ・ロードやソルスティスなどのファンたちは、ダーク・ナイトメアの強烈な存在感を無視することはできなかった。



1. Harmony of the Universe
2. Invaders
3. Hawks of War
4. Blood Land
5. World of Illusions
6. Brotherhood of Money
7. Don't Give Up
8. Dragonlakes
9. Obsessions
10. Planked Soul of Sorrow


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カナダ出身のエピック・ヘヴィ・メタル、Gatekeeperの新曲"Grey Maiden"の完成度が凄まじい

The Most Watched Epic Metal Band.



 カナダ出身のエピック・ヘヴィ・メタル、ゲートキーパー(Gatekeeper)のEP『Grey Maiden』(2019)がイタリアの「Cruz del Sur Music」から発売中。初期はエピック・ドゥーム・メタル風のサウンドだったが、近年では完全にエピック・メタル原理主義的なスタイルとなっている。
 第1作『East of Sun』(2018)とEP『Grey Maiden』は、既に世界各地のエピック・メタル・ファンから非常に高い評価を獲得。エターナル・チャンピオン(Eternal Champion)と並び、ゲートキーパーは、今後のエピック・メタル・シーンを引っ張っていく若手実力派バンドとして注目を集めている。

Grey Maiden




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New Release (Epic Metal)

The Course of Empire

by Atlantean Kodex (3rd album)
"The New Epic Metal Album"

Servants of Steel

by Ironsword (5th album)
"The New Epic Metal Album"

Stone Engraved in Red

by Ravensire (3rd album)
"The New Epic Metal Album"

Times of Obscene Evil..

by Smoulder (1st album)
"The New Epic Metal Album"

Grey Maiden -Ep-

by Gatekeeper (mini album)
"The New Epic Metal Album"

The Armor of Ire

by Eternal Champion (1st album)
"The New Epic Metal Album"
METAL EPIC Books

叙事詩的なヘヴィメタルの歴史

音楽論『叙事詩的なヘヴィメタルの歴史』Kindleストアにて発売中。約5年間に渡るエピック・メタル研究の集大成。主要バンドの紹介、歴史の解説、幻想文学との関連性、エピック・メタル・ルーツへの言及など、アンダーグラウンド・シーンを紐解いた衝撃のヘヴィメタル史。

ハイパーボリア全集

拙著『ハイパーボリア全集』、『ハイパーボリア全集2』、『ツチョ・ヴァルパノミの炎の王国』、『最後の理想郷』、『探索者』、『ツァトゥグアの祠』、『イグの神殿』、『オルグリアス』、『ファルナゴスの遺産』、『イックアの妖術』、『ズロヒムの死』、『失われた先史』Kindleストアにて発売中。1930~1950年代頃の『Weird Tales』誌やクトゥルー神話群を踏襲した幻想怪奇短篇集。
The Master

コスマン・ブラッドリー博士

Author:コスマン・ブラッドリー博士


Cosman Bradley(16/06/10)
David Orso(16/06/10)
Daiki Oohashi(16/06/10)
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