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メタル・ファッション:ヘビメタの"攻撃的ファッション"に対する一般人たちの反応

The Extreme Fashion Style.


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"攻撃的ファッション"はダサいのか?
 ヘヴィメタル・ファッションの中には欠かせないアイテムがある。それは鋭利なスタッズやバンド・パッチなどである。ファンたちはそれらをGジャンやレザージャケットなどに取り付け、ライブ会場や街中に現れる。
 しかし、常識のある一般人なら、過激なヘヴィメタル・ファッションに身を包んだファンたちを「痛い」と感じるのが普通だ。実際にファンたちが身に着けているアイテムは、80年代のバイク/ロック・カルチャーから影響を受けたものが殆どである。
 例えば、ヘヴィメタルのファンたちが好むGジャンやレザージャケットのスタッズ加工も、80年代の音楽シーンの存在なしでは語ることができない。また、それらもかつてのロッカーズやイギリスのゲイ・ファッションなどから影響を受けているのだが、一般人ならオリジナルを知らなくても当然である。
 そして、健全な一般人たちが、ヘヴィメタルのファンたちの"攻撃的ファッション"を目にした時、ドン引きするのが自然な反応というものだ。特に日本という国は、ヘヴィメタル・カルチャーの浸透が世界的にも遅く、一般人たちもそうしたものに免疫がない。結果として、見慣れない過激なヘヴィメタル・ファッションに驚くのである。
 また、日本人たちの場合は、「痛い」と思われる服装をした相手を指して、それを笑う傾向がある。当然のように、そこに"攻撃的ファッション"への理解はないのである。これらは見た目が面白いから笑うのだ。
 実際のところ、ヘヴィメタルのファンたちによる"攻撃的ファッション"には深い意味があり、単純な気持ちから過激なアイテムを身に着けている訳ではない。ファッションとは人間の内面を表現したものだ。そう考えると、"攻撃的ファッション"の本質も見えてくるのである。


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メタル・ファッション:ファンたちが有名ブランドに縛られない本当の理由

The Rebel Fashion Style.


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基本的に"利用できるモノなら何でも"
 一般人たちがファッションの中で追い求めるモノは、何時の時代も同じである。
 例えば、一般人たちは、有名ブランドやファッション・モデル愛用のアイテムが大好きだ。そういうアイテムには、強いブランド力と影響力が備わっている。
 問題点を挙げるとすれば、"芸能人御用達"アイテムは、目が飛び出る程に高いモノばかり。しかし、買った本人が満足できるなら、商品の値段は関係ない。
 殆どのヘヴィメタルのファンたちは、基本的には、常に金がないという悩みに直面している。
 例えば、ロック・ファンたちから人気の高い有名ブランド──クレイジーピックやガボールなど──のアイテムには、当然のように手が届かない。
 しかし、従来のヘヴィメタルのファンたちが大切にしてきたことは、ノーブランドのアイテムを積極的に使うという部分。ノーブランドのリングやネックレスなら金が掛からないし、優れたデザインのアイテムは沢山ある。
 唯一の問題点は、この世の中には、ブランド品以外を本物のファッションだと思わない人間たちが大勢いること。当然のように、若い世代のヘヴィメタルのファンたちは、そういったブランド至上主義の大人たちから、常に見下されてきた。
 現在でも、有名人やファッション・モデルたちに憧れて、無理をして高いブランド品を買い漁る客層は多い。そして、自らの無駄遣いに気付いた時には、破産へのカウントダウンが始まっている。
 高いブランド品のアクセサリーを買う金はないが、世界中のヘヴィメタルのファンたちには、独自のファッション・スタイルがある。貧困や反骨精神から生み出された独自のファッション・スタイルは、より身近な生活と結び付いている。
 詰まるところ、従来のヘヴィメタル・ファッションとは、決して無理をしないライフスタイルのことだった。


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画廊:『早すぎた男』

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ヘビメタ・ミュージシャンはクズだという一般論~実際はどうなのか~

 過去の偉大なロック・ミュージシャンたちの人生を振り返ると、そこには必ず何かしらの"クズ・エピソード"が登場する。例えば、家族よりも音楽を優先したという話や、ギャンブルやドラック類に溺れていたという内容は非常に多い。
 世界的に有名なポップス界のスターですら、一般人たちの間では、そういった良くない話が囁かれている。これがロック・ミュージシャンの場合は、更に酷い一般人たちのイメージが定着している。
 実際のところ、従来のヘヴィメタルとはロックの発展型であり、その内容にも過激な部分があった。そして、一般人たちはロック音楽を嫌うことで、自らが真面目な大人であることを強調しようとした。言うまでもなく、その利己的な大人たちの犠牲となったのが、純粋なロック・キッズたちである。
 ロック・キッズたちは、必ず親たちから話があると言われ、ラウド・ミュージックに対しての様々な悪い出来事を聞かされる。そこで登場するのが、「ヘビメタ・ミュージシャンはクズ」という言葉である。正義感の強い親たちに言わせれば、ヘビメタ・ミュージシャンの殆どは、異常な麻薬中毒者であり、家族を見捨てるクズなのだ。
 しかし、本当の部分で、一般人たちは、ヘビメタ・ミュージシャンたちの素顔を知らない。別に知る必要性もないのだ。
 例えば、凶悪なサウンド・スタイルで知られるスレイヤーのトム・アラヤは、大音量のライブから家に帰ると、子供たちの一人の父親となる。トム・アラヤは、過去のインタビューの中で、必要以上に家族に気を使っていることを明かしている。見た目は恐ろしいヘビメタ・ミュージシャンでも、現実では家族との距離に悩む、一人の普遍的な人間に過ぎない。
 また、エピック・メタルの始祖、マニラ・ロードのマーク・シェルトンは、自らの子供たちを立派に育て上げた後、今は完全に趣味で音楽を演奏している。そこにあるのは、純粋に家族との時間を求めた普遍的な人間の姿だ。
 現代の中でも、ロックやヘヴィメタルという音楽は、外見的なイメージで様々な誤解を受けている。中には本物のサイコパスらしいミュージシャンもいるが、大抵は普通の人間だ。「ヘビメタになら何を言っても良い」という安直な時代は、既に過ぎ去っている。

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ヘヴィメタルの「全てクソ食らえ」というアティテュード

 この世の中には、非常に汚い言葉があるが、人々はそれらを日常の中で使うことを躊躇っている。特に社会的立場のある大人たちは、必要以上にそうした言葉から避けるような生活を送っている。
 しかし、この社会が平等で美しいものなら、人間が「Fuck」、「Shit」、「Bitch」、「Asshole」などの汚い言葉を使う必要性はないのである。
 実際はどうだろうか。今の人々は、昔よりも遥かに「クソ」や「クズ」という言葉を乱用している。その背景には、一体何があるのだろうか。
 例えば、世界的なヘヴィメタル・バンドのメタリカは、「全てクソ食らえ」という表現を好んで使ってきた。自らのアルバムの評価に対しても、この言葉を使うくらいなのだから、本当に無意識のうちに出てしまう口癖なのだろう。
 また、「Fuck」という言葉の使用例を考えると、殆どのヘヴィメタル・ミュージシャンが日常的にこれを活用している。有名なヘヴィメタル・シンガー、オジー・オズボーンの口癖も「Fuck」であり、ファンたちはこの言葉を頻繁に耳にしている。
 一方、映画シーンでは、中年太りしたレオナルド・ディカプリオが、『ブラッド・ダイヤモンド』(Blood Diamond, 2006)の中で、「Fuck」と口にする姿が印象に残っている。かつて、美青年として人気を博したレオナルド・ディカプリオが、こうした汚い言葉を使う姿は、数多くのファンたちを戸惑わせたものだ。
 結局のところ、「全てクソ食らえ」というアティテュードは、人間が生きていく上では必要なものである。従来のヘヴィメタル・バンドたちは、世の中が本当に無情なことを理解した上で、この汚い言葉を発しているのだ。単純に世の中や周囲の環境が気に入らないから、汚い言葉を撒き散らしている訳ではない。

ブリザード・オブ・オズ~血塗られた英雄伝説




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エピック・メタル・ヒストリー:ナイジェル・サックリングの言葉

ナイジェル・サックリングの言葉(The Words Of Nigel Suckling)


著者:Cosman Bradley
編集:METAL EPIC


 ナイジェル・サックリング(Nigel Suckling)が『ヒロイック・ドリームズ : 英雄夢想語』(Heroic Dreams, 1987)の中で言及した、ヒロイック・ファンタジーとヘヴィメタルの共通点についての考察。


「野人コナンとヘヴィメタルの間には、目に見えるほどの差はない。双方とも勇敢に、敵対する世界を自らの手で征服する。ただそこで違うのは使用する武器だけである」

 ──Nigel Suckling



ヒロイック・ファンタジーとヘヴィメタルの共通点
Heroic_Dreams.jpg ロバート・アーヴィン・ハワード(Robert Ervin Howard)やマイケル・ムアコック(Michael Moorcock)などの作家が創造した壮大な世界を、もし視覚的に体験したいと考えるならば、『ヒロイック・ドリームズ : 英雄夢想語』は大きな役割を果たすはずである。ここに収められているのは、過去に活躍した華々しいファンタジー・アーティストたちの傑作群だ。
 この『ヒロイック・ドリームズ : 英雄夢想語』は、1987年に日本テレビが発行した大型本であり、かつてのヒロイック・ファンタジーの盛り上がりを体験するためには、正に至高の内容である。本書の中には、レス・エドワーズ(Les Edwards)、ジュレク・ヘラー(Julek Heller, 画像参照)、アラン・クラドック(Alan Craddock)などの有名ファンタジー・アーティストたちの作品が掲載され、それらは「コナン」、『火星』シリーズ、『永遠のチャンピオン』、『ベオウルフ』、「アーサー王伝説」、ウェルキンゲトリクス、ケルト神話、北欧神話、その他の中世・古代の英雄叙事詩などにインスピレーションを得たものとなっている。
 また、エピック・メタルのファンたちの心を揺さぶるのは、何も派手なイラスト集だけではない。この『ヒロイック・ドリームズ : 英雄夢想語』の中には、イギリスの作家、ナイジェル・サックリングが執筆した興味深い文章が掲載されている。この文章とは、ナイジェル・サックリングが過去のヒロイック・ファンタジー小説や英雄叙事詩を独自に考察したものであり、そこで指摘されていたのが、ヘヴィメタルとの共通点だったのである。
 詰まるところ、ナイジェル・サックリングが語るには、「コナン」に代表されるヒロイック・ファンタジーの世界観と、ヘヴィメタルが持つ精神性が、極めて似通っているというのである。この無限のヒロイック・ファンタジーの知識を持った作家が、当時のエピック・メタル・シーンを把握していたのかは分からないが、巧みに紡ぎ出された言葉は、驚くべきことに、殆ど真実を物語っている。
 例えば、コナンやゾンガーなどの野蛮な英雄──ナイジェル・サックリングの言葉を用いれば、"バーバリック・ヒーロー"──たちは、一振りの剣を武器として掲げ、広大な大陸の煌く諸王国を蹂躙していく。そこには、英雄(戦士)の敵となるべき邪悪な魔術師や魔物たちの存在があり、人々は圧政や虐殺に耐えながら、常に貧しい生活を送っている。
 同じく、世界各地で活動するヘヴィメタル・バンドたちも、ギターやドラムという現代の武器を掲げ、傲慢な大人たちや社会が繰り出す圧力や弾圧に対して、抵抗の声を上げている。そして、バーバリック・ヒーローとヘヴィメタル・ミュージシャンの背後には、常に熱狂的な信者(ファン)たちが付き従っているのだ。
 こうした図式を見る限り、──正にナイジェル・サックリングが語った通り──ヒロイック・ファンタジーとヘヴィメタルがやっていることの根底には、全く同じ血が流れている。だからこそ、現代のヘヴィメタル・ミュージシャンたちは、挙って過去のヒロイック・ファンタジー小説や英雄叙事詩などを作品の題材に選択する。
 "エピック・メタル"というサブ・ジャンルが誕生した経緯も、全ては過去の偉大な作家たちの筋書き通りだったのかも知れない。

{Sept 7, 2017}


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エピック・メタル・ヒストリー:幻想文学の視覚的イメージと叙事詩的なヘヴィメタル

The Epic Metal And Fantasy Art.


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幻想文学の美しい絵画の世界
 エピック・メタルというジャンルに欠かせないのが、ヒロイックな作品を彩る幻想的なカヴァー・アートワークである。その美しく幻想的なアートワークがあってこそ、エピック・メタルのファンたちは、このジャンルの壮大な音楽の視覚的イメージが掴めるのだ。そして、当然のように、過去の偉大なエピック・メタル・バンドたちは、アルバム・ジャケットが持つ魔力を充分に理解していたのである。
 例えば、エピック・メタルの始祖であるキリス・ウンゴル(Cirith Ungol)は、わざわざファンタジー・アートの巨匠、マイケル・ウェーラン(Michael Whelan)に許可を求め──バンド側も最初は、フランク・フラゼッタ(Frank Frazetta)を使うことを考えていたのだが──、全てのアルバムに印象的な"シンボル"を登場させた。この"シンボル"とは、イギリスの小説家、マイケル・ムアコック(Michael John Moorcock)の名作『永遠のチャンピオン』(Eternal Champion)シリーズの中に登場する、混沌のマークやエルリックなどのことだった。
 また、"メタルの王たち"の異名を取るマノウォー(Manowar)は、"コナン・アート"で有名なアメリカのアーティスト、ケン・ケリー(Ken Kelly)とタッグを組み、強烈な印象を放つアルバム・ジャケットを生み出した。マノウォーの名作『Kings Of Metal』(1988)に描かれた、敢えて顔をはっきりとは描かれていない戦士は、後にバンドの"シンボル"となった。
 その他にも、世界各地のエピック・メタル・バンドたちによる、アルバム・ジャケットに情熱を捧げた逸話は、数多く残っている。
 メロディック・パワー・メタルやエピック・メタル・シーンの中で、既に馴染み深い存在となったドイツ人のアンドレアス・マーシャル(Andreas Marschall)は、無数の幻想的なアルバム・ジャケットを描いたイラストレーターの一人だった。アンドレアス・マーシャルが手掛けた有名なカヴァー・アートワークは、ブラインド・ガーディアン(Blind Guardian)、ランニング・ワイルド(Running Wild)、グレイヴ・ディガー(Grave Digger)、ハンマーフォール(HammerFall)、ダーク・ムーア(Dark Moor)などである。
 ここで紹介した有名なカヴァー・アートワークのデザインは、何れも作品や楽曲の持つ世界観に対して、アーティスト側が独自にインスピレーションを得て形となったものだった。つまり、エピック・メタルの壮大な世界観は、楽曲とアートワークが一つになり、そこで初めて完成したのである。
 このように、叙事詩的なヘヴィメタルの世界には、それを彩る幻想的なアートワークが必要不可欠であり、バンドやファンたちも、芸術の分野には、人一倍深い関心を持っていた。常に壮大な視覚的イメージがあるからこそ、エピック・メタルは無限の可能性を放つことができたのだった。


Metal Epic, Sept 2017


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プロのジャズ・ミュージシャンによる"ビンタ騒動"について、"音楽"と"暴力"の関係性とは?

 8月31日、「週刊文春」やテレビ放送によって明らかとなった、世界的ジャズ・ミュージシャンである日野皓正氏(74)が起こした"ビンタ騒動"。この事件の様子は、Youtubeにアップされた衝撃的な映像の中にも、はっきりと収められていた。
 事件後、日本のワイドショーでは、この"ビンタ騒動"に対する多種多彩な意見が、有名人たちの口から発せられた。ここで問題視されたのは、「日野皓正氏が中学生に暴力を振るった」という部分だった。
 現在の日本には、体罰に関して過剰な反応を示す大人たちが大勢いる。当然のように、この"ビンタ騒動"も大炎上する結末を迎え、私たちは、改めて教育と体罰に関して考える機会を得た。

 しかし、どうしてこのプロのジャズ・ミュージシャンによる"ビンタ騒動"を、わざわざ当ヘヴィメタル専門サイトで取り上げたかというと、"音楽"と"暴力"の二つの要素が、決して無関係ではないと感じたからである。
 実際のところ、従来のヘヴィメタルという音楽は、常に理不尽な"暴力"と接してきたジャンルであり、ファンたちが社会や大人たちから弾圧され、圧力を掛けられるという場面が少なくなかった。つまり、今回の日野皓正氏が起こした"ビンタ騒動"にも、日本の一人のヘヴィメタル・ファンとして、疑問に感じる点が多かったのである。

 日野皓正氏の言い分は、「猪木のビンタより痛くない。ビンタも必要な時もある」というものだった。また、連日のワイドショーでは、有名人たちの口から、「昔は体罰もアリだった」という意見が数多く挙がった。所謂、「体罰容認派」だ。
 8月20日、東京・世田谷区の世田谷パブリックシアターの中で、日野皓正氏は、中学生をビンタすることによって、その演奏(ドラムソロ)を中断させた。
 しかし、そこには、ある図式が完成していた。
 音楽を演奏する場において、子供の"表現"が、大人の"暴力"によって止められたのである。

 確かに、日本の60代~70代の大人たちは、自らの社会的立場や周囲の規律を守ることに関しては、特に敏感な世代だった。何故なら、そういった大人たちは、殆どが戦争経験者であり、日本の古い軍事教育を目の当たりにしているからだ。
 また、このような古い思想に固執した高齢の大人たちが、子供たちの表現の自由や将来の可能性を奪い去っていくことは、決して珍しい出来事ではなかった。以前、当サイトでは、ヘヴィメタルのファンたちが、社会の大人たちに抑圧されてきた歴史を書いたが、そういう恐ろしい出来事は、世間の裏側で頻繁に起こっているのだった。

 今回、"ビンタ騒動"を起こした日野皓正氏は、世界的ジャズ・ミュージシャンという立派な肩書きを持ち、結果的には、それが一般人たちから注目を集める引き金となった。恐らく、一般人たちは、無名のミュージシャンが同じような事件を起こしたら、見向きもしなかったのかも知れない。
 しかし、このようにして、"音楽"と"暴力"という、殆ど無関係だと思われてきた要素が交わる事件が起きたことを、現代の私たちは忘れないようにしたい。

Vulgar Display of Power




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Wizard:"ドイツのマノウォー"が放つ強力な最新作『Fallen Kings』(2017)

The Epic Metal Kings Of Germany.


WIZARD



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 ドイツのエピック・パワー・メタル・バンド、ウィザード(Wizard)の第11作『Fallen Kings』(2017)が「Massacre Records」から発売。"ドイツのマノウォー"との異名を取るバンドは、1995年の第1作『Son of Darkness』でのデビュー以来、一貫してマッチョなエピック・パワー・メタルを追求してきた。
 近年では、その熱いサウンドにも更に磨きが掛かり、ヘヴィメタル・シーンの中でも評価が高まっている。この強力な最新作『Fallen Kings』の内容を聴いても、現在のバンドのテンションの高さは充分に感じられるはずだ。収録曲は以下の通り。

1. Liar and Betrayer
2. We Are the Masses
3. Live Your Life
4. Brothers in Spirit
5. White Wolf
6. Wizard Until the End
7. Father to Son
8. Let Us Unite
9. Frozen Blood
10. You're the King
11. We Are Ready for Metal
12. The King


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New Release (Epic Metal)

The Course of Empire

by Atlantean Kodex (3rd album)
"The New Epic Metal Album"

Servants of Steel

by Ironsword (5th album)
"The New Epic Metal Album"

Stone Engraved in Red

by Ravensire (3rd album)
"The New Epic Metal Album"

Times of Obscene Evil..

by Smoulder (1st album)
"The New Epic Metal Album"

Grey Maiden -Ep-

by Gatekeeper (mini album)
"The New Epic Metal Album"

The Armor of Ire

by Eternal Champion (1st album)
"The New Epic Metal Album"
METAL EPIC Books

叙事詩的なヘヴィメタルの歴史

音楽論『叙事詩的なヘヴィメタルの歴史』Kindleストアにて発売中。約5年間に渡るエピック・メタル研究の集大成。主要バンドの紹介、歴史の解説、幻想文学との関連性、エピック・メタル・ルーツへの言及など、アンダーグラウンド・シーンを紐解いた衝撃のヘヴィメタル史。

ハイパーボリア全集

拙著『ハイパーボリア全集』、『ハイパーボリア全集2』、『ツチョ・ヴァルパノミの炎の王国』、『最後の理想郷』、『探索者』、『ツァトゥグアの祠』、『イグの神殿』、『オルグリアス』、『ファルナゴスの遺産』、『イックアの妖術』、『ズロヒムの死』、『失われた先史』Kindleストアにて発売中。1930~1950年代頃の『Weird Tales』誌やクトゥルー神話群を踏襲した幻想怪奇短篇集。
The Master

コスマン・ブラッドリー博士

Author:コスマン・ブラッドリー博士


Cosman Bradley(16/06/10)
David Orso(16/06/10)
Daiki Oohashi(16/06/10)
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