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Introduction

Robert_E_Howard

「エピック・メタルとは、叙事詩的なヘヴィメタルの総称であり、主に大仰かつ劇的でヒロイックな音楽性を示す言葉である」 [More stats] 

 ──Cosman Bradley


◆新着情報 News Topics
[Reviews]
VALKYRIE 「Deeds of Prowess」
WRATHBLADE 「Into the Netherworld's Realm」
VIRGIN STEELE 「Nocturnes of Hellfire & Damnation」
[Release]
Jack Starr’s Burning Starr 「Stand Your Ground」
Cirith Ungol 「King Of The Dead」
Manilla Road 「To Kill a King」

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King of the Distant Forest.


Carved In Stone (3CD)

 "ヴァイキング・メタルの王"として勇名を轟かせたミソティンは、1993年から1999年までの活動期間の中で3枚の作品を残している。クレジットはそれぞれ、第一作『In the Sign of the Ravens』(1997)、第2作『King of the Distant Forest』(1998)、第3作『Gathered Around the Oaken Table』(1999)である。これらの作品はヒロイック/エピックなヘヴィメタルに多大な影響を与え、現在でも一部の層から称賛を受けている。本作『Carved In Stone - The Discography』はミソティンのすべての作品をリマスター再発したものであり、3枚のCDに上記のすべての内容が収められている。まだ聴いていないリスナーにはお勧めの内容となっている。

Disc 1:
1. Upon Raging Waves
2. In The Sign of the Ravens
3. Shadows of the Past
4. Lost In The Mist
5. Embraced By Frost
6. In The Forest of Moonlight
7. Tills Dagen Gryr
8. Stories Carved In Stone
9. Freezing Storms of Snow
10. Where My Spirit Forever Shall Be
11. Let Thy Ale Swing

Disc 2:
1. King of the Distant Forest
2. Hail Me
3. From the Frozen Plains
4. On Misty Pathways
5. The Legacy
6. Trollvisa
7. Under The Banner
8. We March
9. The Vengeance
10. Masters of Wilderness
11. In A Time of Tales

Disc 3:
1. Lord of Ironhand
2. Watchmen of the Wild
3. In The Clash of Arms
4. Hearts of Stone
5. The Well of Mimir
6. Chariot of Power
7. Nocturnal Riders
8. The Guardian
9. Imprisoned
10. Guided By History
11. The Old Rover


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...and Rome Shall Fall



Country: United States
Type: Full-length
Release: 2002
Reviews: 80%
Genre: Epic Heavy Metal


アメリカ発祥、ソード・アンド・ソーサリーの世界観へと傾倒した伝説的カルト・エピック・メタル、コルドロン・ボーンの2002年発表の2nd。


「直にハワードは"By This Axe I Rule!"という小説を大幅に改変し、驚嘆すべき勢いで『不死鳥の剣(The Phoenix on the Sword)』という小説を書き上げた」
 ──コスマン・ブラッドリー『エピックメタルの父』より



エピック・メタルの歴史は古いが、その中で失われた作品やバンドも数多く存在している。
ハウィー·ベントレー(Howie Bentley;g)、デイヴィッド・ローダン(David Louden:vo)、ショーン・カスカック(Shawn Kascak:b)、ビル・パーソンズ(Bill Parsons:d)によって制作された本作は、コルドロン・ボーンというカルト的なエピック・メタル・バンドの集大成である。本作に表現されているのは、紛れもなくヒロイックなエピック・メタルの迫真のサウンドのそれであり、幻想怪奇の悍ましい世界観である。これがハウィー·ベントレーの追求した世界観だが、その幻想的かつ流麗な詩と相俟って、すべての楽曲が独特のリズムを刻んでいる。また、今作でも題材となっているロバート・E・ハワードの叙事詩は"By This Axe I Rule"、及び
"...and Rome Shall Fall"において徹底的に表現され、既に唯一無二の完成度を誇っている。前者はアトランティス王カルを、そして後者はピクト王ブラン・マク・モーンという二人の英雄の活躍を描いている。エピック・メタルという分野が存在している限り、本作『...and Rome Shall Fall』と『Born Of The Cauldron』(1997)、コルドロン・ボーンの伝説、及び存在が忘れらることも、またないであろう。



1. By This Axe I Rule
およそ8分に及ぶ大作。ハワードの小説に触発された楽曲。アトランティス王として君臨したカルの叙事詩である。恰も海洋の波のうねりであるかのように、緩急に富んで表現された劇的なエピック・メタルの軌跡が、雄大な古代の伝説を蘇らせる。
2. ...and Rome Shall Fall
ハワードが生み出した英雄ブラン・マク・モーンの物語。メロディックなエピカル・リフで劇的な世界観を構築する。至る箇所から雄々しいムードが溢れ出し、聴き手を圧倒的な高揚感で包み込む。
3. Finder of the Black Stone
4. Blood Bath in the Arena
ワイルドかつグルーヴィーなギター・ワークを持つ楽曲。ヒロイックな詩と同様に、流れるようなメロディ・ラインが魅惑的。
5. Dragon Throne
依然としてヒロイック/ファンタジックなイメージを放つアップ・テンポ。中間部では叙事詩的なソロ・パートも含む。
6. Clontarf
ヴァイキングの伝承にインスパイア。小刻みなリフを刻む楽曲。大仰なヴォーカル・ラインとヒロイックなメロディを持つ。
7. Storming the Castle
およそ7分に及ぶ大作。複雑なメロディ展開と重厚なエピック・パワー・メタルで攻める。
8. People of the Dark Circle


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Born Of The Cauldron



Country: United States
Type: Full-length
Release: 1997
Reviews: 94%
Genre: Epic Metal


USカルト・エピック・メタル神話、「剣と魔法」の世界観を追求するコルドロン・ボーンの1997年発表の1st。


「傑出し洗練された真のヘヴィメタル」
 ──The Metal Archives



プロローグ...
1994年に結成されたアメリカのコルドロン・ボーンは、同年にデモ『Swords, Sorcery and Science
』(1994)を制作。主に古典的な「剣と魔法」の世界観を追求したことで、熱狂的なカルト音楽のマニアたちの間で話題に上る。その3年後、イタリアの「Underground Symphony」から第一作『Born Of The Cauldron』を正式に発表。第一作制作時のメンバーは、ハウィー·ベントレー(Howie Bentley;g)、ダニー・ホワイト(Danny White:vo)、ショーン・カスカック(Shawn Kascak:b)、ビル・パーソンズ(Bill Parsons:d)である。コルドロン・ボーンはマノウォーやアイアン・メイデンなどのバンドに影響を受けたバンドであり、伝統的なエピック・メタルのサウンドを本作で描いていた。楽曲のタイトル、及びアルバム・ジャケットが連想させる通り、『Born Of The Cauldron』は"ヒロイック・ファンタジーの祖"であるロバート・E・ハワードの物語に触発された作品であった。本作はソード・アンド・ソーサリーの世界観を表現した内容を含んでいる。そしていくつかの楽曲では、東洋のようなエキゾティックな旋律を用いて、劇的な古代の世界の再現に奔走している。その試みが成功していることは、本作の完成度の高さ、洗練された叙事詩的ヘヴィメタルのサウンドが代弁していよう。



『Born Of The Cauldron』の発表後、古典的なエピック・メタルに接近したUSカルト・パワー・メタルのサウンドに怪奇幻想小説の歌詞を加えたコルドロン・ボーンは、当然の如く始祖マニラ・ロードと比較された。中心人物であり、幻想的な歌詞を手掛けるハウィー·ベントレーは、驚くことにこれまでにマニラ・ロードを聴いたことがなかったという。しかし両者の間には共通点があり、H・P・ラブクラフト、クラーク・アシュトン・スミス、そしてロバート・E・ハワードに大きく影響を受けているという点では同類であった。ハウィー·ベントレーの流麗ながらも詞的な歌詞は、主に過去の偉大な作家たちから知恵を授かったものである。そしてエピック・メタルの熱烈な信棒者たちは、直ぐ様ハウィー·ベントレーの才能を見出し、コルドロン・ボーンをエピック・メタル史における最高のバンドの一つに数えた。



やがてコルドロン・ボーンの第一作『Born Of The Cauldron』はカルト・エピック・メタルの伝説上の一枚となった。世界中の地下に潜伏するエピック・メタルのマニアたちは、本作に対して驚くべき高評価を次々と付けた。それらの一部は、現在もインターネット上の何処かで見ることができる。幻想的ながらも凶暴、そしてカルト的な雰囲気を存分に宿した怪しい『Born Of The Cauldron』は、恰も魔女の釜で煮込まれた劇薬に相応しかった。コルドロン・ボーン──人類がかつては忘れながらも未だに本能的に覚えている死語であるかのように、その名前がエピック・メタルのマニアたちの心に永久に刻まれたことは確かである。



このように熱狂的なソード・アンド・ソーサリーとエピック・メタルの信棒者たちはコルドロン・ボーンの作品を絶賛し尽くしたが、高度な文明国家が一夜にして滅ぶかのように、コルドロン・ボーンは足早にこの世界を去っていった。第2作『...and Rome Shall Fall』(2002)発表の後、2003年にハウィー·ベントレーはコルドロン・ボーンの解散を告げた。ソード・アンド・ソーサリーとエピック・メタルの融合はこの世界の一つの夢である。マニアたちは今でもコルドロン・ボーンの帰還を待っている。なお本作は2008年7月にウォーロード(WARLORD)のカヴァー♯9"Lucifer's Hammer"をボーナスとして追加収録後、1000枚限定生産で「StormSpell Records」よりリマスター再発された。




1. Crusader
野蛮さを極めるエピック・メタル。攻撃性、叙事詩的なムード、知的なリフを巧みに使い分ける。
2. The Sword's Lament
カルト的なコーラスで幕開ける衝撃的な叙事詩。その後の迫真の展開ですべてのエピック・メタル・ファンを一瞬のうちに魅了した。「剣と魔法」の世界観を詰め込んだ恐るべき名曲。また、この楽曲は、マイケル・ムアコックの〈エルリック・サーガ〉から影響を受けている。
3. Synchronicity at Midnight / A Baying of Hounds
インテリジェントな展開、及び「剣と魔法」に傾倒した世界観を表現する内容。ドラマティックなテンポ・チェンジも含む。しかし、厳密には、H・P・ラヴクラフトに影響を受けた楽曲である。
4. Imprisoned With the Pharoahs
"Synchronicity at Midnight / A Baying of Hounds"と同じく、H・P・ラヴクラフトに影響を受けた楽曲。
5. The Final Incantation / In the Dreaming City
熱狂的なファンから最高の名曲と称される楽曲。キリス・ウンゴル、マニラ・ロードと並び、ソード・アンド・ソーサリーの世界観を限りなく追求した至高のエピック・メタルであることは間違いない。
6. In Fate's Eye a King
およそ8分に及ぶ大作。ロバート・E・ハワードの創造した世界観や〈コナン〉に影響を受ける。激烈な内容を持ち、苛烈に群雄割拠するハイボリア世界を完全に表現する。
7. Born of the Cauldron
8. Unholy Sanctuary
ダーク・ファンタジックなミドル・テンポ。ヘヴィなリフに乗って重厚なドラマ性を描く。カルト的なムードは最高潮に達している。


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