Epic Metal; Review Fan Site.
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 今日は苦い思い出を語らせてもらおう。まだ私が10代の頃、ところ構わずにエピックメタルのアルバムを発掘しては、中身を確認せずに購入していた時期があった。アルバムのジャケットや、バンドのコンセプトなどから興味を持ったメタルを入手しようと励んでいたのだ。
 フィンランド出身のエピックパワーメタル、Battlelore(バトルロー)とはその時に出会い、私に考えを改めさせたのである。私の好きなヘヴィメタルのサウンドは、昔から変わっていない。エピカルでヒロイックなヘヴィメタルならいかなるバンドでも興味の対象である。私が当時購入したのは、バトルローの2nd『Sword’s Song』(2003)であり、インターネット技術をまだ所有していなかった私は、CD店に取り寄せてもらった。当然、現在のユーチューブのように変幻自在にヘヴィメタルを視聴できるわけではなく、私の情報源は雑誌のみだった。そこで触れられていたバトルローのレビューが非常に興味をそそる内容だったのを今でも覚えている。メンバーのファンタジックなコスプレも効果的に作用した。サウンドは、トールキンの作品を題材にしたドラマティックなものであるという。エピックメタルファンなら食いつかない手はないではないか。
 そして、いざ箱を開けて見ると、貪欲な私ですら幻滅するサウンドだった。私の期待を裏切るチープなサウンドは、若い私には衝撃的だったのだ。それ以来、私は今もこの悲劇的なエピックメタルアルバムを封印したまま、机の何処かにしまってある。バトルローが決して劣悪なヘヴィメタルバンドというわけではない。ただ私の肌に合わなかっただけなのだ。この文章を読んでいる者も、一度はそういった経験があるのではないだろうか。ヘヴィメタルは、ラジオやテレビで取り上げられる音楽ではないため、アルバム購入の半分は綱渡りなのである。むしろ良い経験をしたものだと、バトルローには感謝しなければならないだろう。これもヘヴィメタルファン特有の経験談なのだから。いつかこのアルバムを再び視聴し、私が何を感じるのか、それも面白い。以前書いたように、"ヘヴィメタルの再発見"は頻繁に起こる出来事であり…。しかし、このアルバムに迂闊に手を出してはいけないと、私は勝手に思い込んでいる(笑)。

▶「Sword’s Song」(2003) Battlelore
SWORD’S SONG



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 エピックメタルへの貢献と資料を執筆することを目標に継続されてきた本ブログ『METAL EPIC』であるが、既に創立1周年を迎えていた。私は、決して何かを祝う人間ではないのであるが、このブログがこうして継続されてきたのも、エピックメタルに対する、果てはヘヴィメタルに対する情熱あってこそである。
 設置してあるカウンターを見て見ると、約7000人の方々が本ブログを閲覧したことになる。ヘヴィメタルという社会的に冷遇されたジャンルの中、閲覧していただいた方々には感謝したい。そしてこれからも、一貫してヘヴィメタルのエピカルな要素を独自の視点で執筆物に仕立て上げ、公表していく所存である。ちなみに私の更なる目標は、このブログがエピックメタルの聖地となることである。それまでには、1日当たりのアクセス数を増やすという、現実的な課題もあるのだが…。
 細かい部分で意外と構成や加筆をしている箇所を探すのは、このブログの隠れた楽しみとして、陰ながら努力をしている部分である。やはり、もっと大きい個所を変更した方が分かりやすいと思うこともある。私は、こういった細かい作業が好きな人間であるため、そういったことをよくしてしまうのだ。なにはともあれ、本ブログが退屈なものに成り下がらないように、様々な知識を得ていかなければならない。

コスマン・ブラッドリー



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iron maiden_1st エピックメタルのあの幻想をもう一度、という趣旨で始まったこのコラムの第一回目には、アイアンメイデンの1stアルバム『Iron Maiden』(1980)の名曲"Phantom Of The Opera(邦題:オペラ座の怪人)"を選出した。アイアンメイデンのブレインである知的なスティーブ・ハリス(b)の初期の集大成でもあるこの叙事詩的な名作は、記念すべき今回のコラムの第一回目に相応しいのではないだろうか。発表された年代を見ても驚くが、まだかのマノウォーさえデビューしていない時代に、よくこれほどまでに凝った大仰な楽曲を、更に言えばヘヴィメタルで完成させられたものだ。
 同名であるタイトルの『オペラ座の怪人』は、フランスの小説家ガストン・ルルーが1909年に発表したものだ。ガストン・ルルーは、大胆にも実話を描いたと語っている。今では知らぬ者がいないくらい有名なこのオペラの名作は、ゴシック・ホラーの幽玄な雰囲気も巧みに交えながら、見る者の心を感動させ続けている。また、今までに数多くの映画も制作されていることでも有名だ。アンドリュー・ロイド・ウェバー版のミュージカルを映画化した、ジェラルド・バトラー主演の2004年の作品は、つとに感動的である。
 文学や歴史が趣味であるというスティーブ・ハリスは、自身のオリジナルとして、この物語をヘヴィメタルで描いたのだ。世界観に知的な要素を導入し、楽曲は抒情的なメロディを独特の神秘性を交えながら複雑に表現し、およそ7分に及ぶ劇的な構成は、ヘヴィメタルにおけるドラマティシズムのなんたるかを提示した。その結果が、「後に続くことになるアイアン・メイデンの叙事詩的な楽曲の記念すべき第一歩」となったわけである。リマスター版のライナーノーツに記されていることは、見事に的を射ている。なぜなら、アイアンメイデン版『オペラ座の怪人』は、エピックメタルの歴史に確実な爪痕を残したからである。


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 夢のPC格闘ゲーム『MUGEN』。知る人ぞ知る無料の格闘ゲームの名作であり、文字通り無限に楽しめる。登場キャラクターは、まさに変幻自在であり、なんとDC・マーベルなどのアメリカン・コミックから参戦したり、王道のストリートファイターから参戦したり、東方から参戦したり、某有名ファーストフード店から参戦(笑)したりと言う仕様なのだ。キャラ数も自由に変更でき、私はもう既に約600体キャラがいる(笑)。遊び方は単純にプレイヤー操作からAI観戦まで用意され、私は観戦(とキャラ探し)を楽しんでいる。当然BGMも自由に変更できるのだが、私のタイトル画面のBGMはグレイブ・ディガーの「Highland Tears」を拝借している。ヘヴィメタルをBGMにするのは、時によって非常に緊張感を醸し出してくれるのだ。
 そんな私がMUGENを知った経歴であるが、この動画の衝撃によるとことが大きい。この動画の「ハイパーボッ!」という迷台詞(正式名称はハイパーボムなのだが)は、バルサゴスファンとして見過ごすことが出来ないのだ。ヘヴィメタルファンである私とMUGENの唯一の共通点がこれだったため、この動画には感謝の念を禁じ得ない。最もMUGEN界では、ネタとして取り上げられることが多いのだが。




*リンク:ニコニコ大百科「ハイパーボッ!とは」
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 悪戦苦闘の末、遂に『EPIC WAR』にバルサゴスのレビューを移転する作業が終了した。バルサゴスの6枚のアルバムレビューは、細部まで徹底的に誤字・脱字を修正し、更には不足部分を補った。そのため、作業がこのように遅れてしまったのだ(本当は、娯楽に走っていたためと体調不良のためなのだが…)。しかし、こう完成してみると、一バルサゴスファンとして非常に達成感がある!いやはやよくやったものだとつくづく思える。これもバルサゴスに対する情熱あってこそだ。
 加筆された『EPIC WAR』へのリンクは、右側プラグインの一番上にあがっているので、是非とも一見して欲しい。少々複雑な長文とレイアウトのせいで醜いかもしれないが、私としてはこれが最善の成果なのだ。サイトに関しては、今後も、時間があれば更なるコンテンツを増やしていく考えである。私としては、是非ウィアード・テイルズ誌で活躍した幻想作家を紹介したいところだが…。


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 只今、私が1年前くらいに制作したサイト『*EPIC WAR』を改修中。このサイトは、私の中世趣味を前面に押し出し、実在の歴史を網羅したサイトなのだが、本ブログで溜まったコラムやレビューを新たに移転することにした。その手始めとして、バルサゴスのレビューをレイアウトを新たに追加する方針で改修を推し進めている。本当は、私がバルサゴスのレビューを一通りまとめたかっただけなのであるが……
 サイトの完成は、まだ未定であるが、このブログと並行して試運転していく考えでいる。膨大な量の資料がある『METAL EPIC』なので、重要な資料はこのようにまとめ、より多くの人々に公表できれば一応の目標は達成だろうか。一旦まとめて見ると、今まで自分の執筆してきた文章が決して無駄ではなかったように思える。なるほどバルサゴスのメンバーには、殆ど無許可でレビューやらコラムやら勝手に執筆している私だが、多少なりともバルサゴスの世界観の認知と理解に貢献できたことを祈りたい。パイパーボリアと同様、バルサゴスは不滅だ。


*正確には、本コラム「メタルに学ぶ歴史」を移転した内容が中心。余談であるが、このサイトは長らく放置されすぎたようだ。
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 フェロー諸島出身のヴァイキングメタルバンド、TYR(テュール)。

 彼らの勇士は、本ブログのレビューでも触れている通り、ヒロイックで戦意を鼓舞される素晴らしいピュアなサウンドだ。ヴァイキングメタルの中でも極めて正統派に位置するスタイルであり、バンドの浮世離れしたイメージから徹底的にヴァイキングに傾向した様は、古代北欧の情緒を交えた旋律とともに印象に残るものだ。

彼らの楽曲のうち、勇気をもらえるペイガン・メタルの名曲がこれだろう。



◆参考作品◆
By the Light of the Northern Star
テュールの4th『By the Light of the Northern Star』(2009)。本作では、テュールが安定した完成度を持つ楽曲を提供してくれるヴァイキングメタルバンドであることが伺える。正統派らしく、重厚かつエピカルな世界観は、エピックメタルファンとしても評価が高い。


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Louder Than Hell

本日の教科書:MANOWAR 「Louder Than Hell」(1996) "Today Is A Good Day To Die"
学ぶ歴史:クレイジー・ホース


Today Is A Good Day To Die(今日は死ぬのにいい日だ)
 インディアンの孤高の戦士、クレイジー・ホースはそう言い残した。オグララ・ラコタ族のパヤブヤ族の戦士であり、偉大な英雄でもあったクレイジー・ホースは、1887年に銃剣で刺殺されるその時まで、己の民族のために合衆国と戦い続けたのである。

 マノウォーの同名の"Today Is A Good Day To Die"。この雄々しくも美しいインストゥルメンタル曲は、クレイジー・ホースの勇士に賛辞の意味を込めて捧げられている。アメリカには原住民と移民、二つの文化がある。


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hat_01

 久々の更新は、メタル以外で気になったことを一つ。私は背が低く頭が大きいという典型的な醜態なのだが、何故か頭が小さくなったらしい。以前は、帽子のサイズが58程度で、ステットソンの57サイズ(画像下参照)がきつく感じられた。しかし、久々にステットソンのカウボーイハットを被ってみたら違和感がなかった。私の頭が小さくなったのだと考えるしかないが、何とも奇妙な話ではある。アメリカの本格的なカウボーイハット──通称リアルカウボーイハット──は、表面が硬く作られており、滅多なことではサイズが変動しない。つまり、帽子の幅を広げるのは不可能ということである。反対に、広い帽子の幅を狭くすることは可能だ。
 USサイズと日本サイズでは表記が違っており、USサイズの57(あくまで日本での目安と覚えておいた方がいいだろう)は、実際には日本サイズの56程度に該当する。アメリカでは、サイズをインチ表示にしており「57 7 1/8、58 7 3/8」のように表記されることが多い。頭が大きい人は、大体L(58~59)くらいがいいだろう。フェルト製の場合、ビーバーの毛を混ぜているというカウボーイハットの表面の固さは、~Xのように表記される。例として、私の帽子は一般的なXXXX(4X)である。これは、日本では麦わら帽子に該当するストローハットでも同じように表記される。中には、20Xで何万円もするものもある。リアルカウボーイハットは、一生使用できることを考えると、高い金を払ってもいいのかもしれない。
 カウボーイハットで有名なブラントとなると、ベイリーや先のステッソソン、チャーリーワンホースが挙げられる。ちなみに、チャーリーワンホースの帽子には、頭文字の"C"という焼印が押されているのが特徴だ。それらのカウボーイハットの裏面には、しっかりとした裏地に加え、ブランド名のロゴがプリントされている。裏地という構造は、日本にはあまり浸透していないのではないだろうか。裏地は、帽子にも高級感を与えている。よく日本で見かけるストローハットやテンガロンハット(その名称も曖昧であるが)とは、大きく作りや実用性が違うのが、カウボーイハットなのである。


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