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Introduction

Robert_E_Howard

「エピック・メタルとは、叙事詩的なヘヴィメタルの総称であり、主に大仰かつ劇的でヒロイックな音楽性を示す言葉である」 [More stats] 

 ──Cosman Bradley


◆新着情報 News Topics
[Reviews]
VALKYRIE 「Deeds of Prowess」
WRATHBLADE 「Into the Netherworld's Realm」
VIRGIN STEELE 「Nocturnes of Hellfire & Damnation」
[Release]
Jack Starr’s Burning Starr 「Stand Your Ground」
Cirith Ungol 「King Of The Dead」
Manilla Road 「To Kill a King」

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Silverthorn



Country: United States
Type: Full-length
Release: 2012
Reviews: 85%
Genre: Epic/Melodic Power Metal


アメリカのエピック/メロディック・パワー・メタル、キャメロットの2012年発表の10th。


「Steamhammer Records」より発表。ロイ・カーン(Roy Khan)が脱退し、トミー・カレヴィック(Tommy Karevik:vo)が加入。19世紀を舞台としたミステリアスなコンセプト・アルバムであり、名作『Karma』(2001)期のドラマティックなメロディック・パワー・メタルのスタイルに回帰。華麗に疾走し、幽玄に彩られた背景で、荘厳なクワイアを響かせる。トミー・カレヴィックはキャメロットのサウンドに馴染んだ歌唱を披露。なおゲストにアマランス(AMARANTHE)のエリゼ・リード、ジ・アゴニスト(THE AGONIST)のアリッサ・ホワイト=グラズなどを迎える。



1. Manus Dei
2. Sacrimony (Angel of Afterlife)
3. Ashes to Ashes
4. Torn
5. Song for Jolee
6. Veritas
7. My Confession
8. Silverthorn
9. Falling Like the Fahrenheit
10. Solitaire
11. Prodigal Son
12. Continuum


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Poetry for the Poisoned



Country: United States
Type: Full-length
Release: 2010
Reviews: 84%
Genre: Epic/Melodic Power Metal


アメリカのエピック/メロディック・パワー・メタル、キャメロットの2010年発表の9th。


「KMG Recordings」より発表。グレン・バリー(Glenn Barry)が脱退し、ショーン・ティブベッツ(Sean Tibbetts:b)が復帰。サヴァタージ(SAVATAGE)のジョン・オリヴァ、エピカ(EPICA)のシモーネ・シモンズ、その他ガス・Gなど多彩なゲストを迎える。従来の重厚かつプログレッシブな作風を踏襲し、幽玄な雰囲気を持つ。♯10~♯13では「Poetry for the Poisoned」という長編を描く。



1. The Great Pandemonium
2. If Tomorrow Came
3. Dear Editor
4. The Zodiac
5. Hunter's Season
6. House on a Hill
7. Necropolis
8. My Train of Thoughts
9. Seal of Woven Years
10. Poetry for the Poisoned, Pt. I - Incubus
11. Poetry for the Poisoned, Pt. II - So Long
12. Poetry for the Poisoned, Pt. III - All Is Over
13. Poetry for the Poisoned, Pt. IV - Dissection
14. Once upon a Time


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ゴースト・オペラ



Country: United States
Type: Full-length
Release: 2007
Reviews: 80%
Genre: Epic/Melodic Power Metal


アメリカのエピック/メロディック・パワー・メタル、キャメロットの2007年発表の8th。


壮大なエピック・メタルを展開してきたアメリカのキャメロットが、オーセンティックなメロディック・メタルに回帰したのが本作『Ghost Opera』である。宮廷の豪華な飾りを取り去った後に残るものが質素な木材であるように、本作のサウンドもまた、キャメロットが築き上げてきた個性を消失させるような、意表を突く内容を収めたものだ。故に代表作『Epica』(2003)の叙事詩的な世界観やサウンドに魅了されたというファンは、僅かばかりの幻滅を覚えることは必死。しかし、既にキャメロットがこの分野において世界的なバンドとなったように、楽曲のクオリティが平均を下回る、ということは起こっていない。単純に今作が叙事詩的なテーマから外れた、よりリアリスティックな内容を描た作品、という趣旨を理解すれば、ファンは『Ghost Opera』を十分に楽しむことができる。最も叙事詩的なテーマから外れた詞世界を描いた場合に、サウンドが普遍的なメロディック・パワー・メタルに接近するということは、致命的であるかも知れないが。



1. Solitaire
2. Rule the World
3. Ghost Opera
タイトル・トラック。幽玄なオーケストレーションの響きが遠大なムードを醸し、攻撃的なサウンドが切迫した緊張感を放つ。
4. The Human Stain
5. Blücher
6. Love You to Death
7. Up Through the Ashes
8. Mourning Star
9. Silence of the Darkness
10. Anthem
11. EdenEcho


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ザ・ブラック・ヘイロー



Country: United States
Type: Full-length
Release: 2005
Reviews: 82%
Genre: Epic/Melodic Power Metal


アメリカのエピック/メロディック・パワー・メタル、キャメロットの2005年発表の7th。


エピック・メタル的な音楽性を強調したことで大絶賛を得た『Epica』(2003)の正式な続編である本作『The Black Halo』は、全体的にダークな雰囲気が増した作風であり、錬金術師アリエル(Ariel)を主人公とした一連の物語を終結させる内容である。前作でアリエルは最愛のヘレナを体内に宿した子共と共に失った。その喪失感がアリエルの感情を支配し、新たに求愛してきた女性マルガリータ(Marguerite)を拒絶する。愛を失ったアリエルは、本来の目的であった真理の探究に向かう。アリエルは十字架に磔にされたキリストに疑問を投じるが、何の返答も得られないことを知り、深く絶望する。アリエルが生涯に幕を閉じようとした時、彼は人類の弱さの象徴であるメフィスト(Mephisto)と対峙し、その果てに人間の真理を知った。

『The Black Halo』は『Epica』のような明確さには欠けるが、本作の内容は凝縮された一つの叙事詩的作品と呼ぶに相応しく、芸術的な作品が決して万人に理解できるものではない、という趣旨を含んでいる。故に『The Black Halo』は陰鬱であり、朦朧としていて、複雑であるが、キャメロットが追求してきたエピック・メタルを完成させるに至った作品である。これまでに様々な形でヘヴィメタル・バンドはエピック・メタルを追求してきたが、伝統性に富むアンダーグラウンドからの影響を遮断し、独自の理論でこの分野を極めたのが、正しくキャメロットである。なお本作にはノルウェーのブラック・メタル・バンド、ディム・ボガー(DIMMU BORGIR)のシャグラットがメフィスト役、オランダのゴシック・メタル・バンド、エピカ(EPICA)のシモーネ・シモンズがマルガリータ役としてそれぞれゲスト参加している。



1. March of Mephisto
劇的なオーケストレーションが物語の開始を告げる名曲。厳かな雰囲気に重厚なサウンドが加わり、より濃厚な世界観を描くことに成功。
2. When the Lights Are Down
3. The Haunting (Somewhere in Time)
4. Soul Society
5. Interlude I: Dei Gratia
6. Abandoned
7. This Pain
8. Moonlight
9. Interlude II: Un Assassinio Molto Silenzioso
10. The Black Halo
タイトル・トラック。へヴィなリフとシンフォニックなサウンドを絡ませる。
11. Nothing Ever Dies
12. Memento Mori
およそ9分に及ぶ大作。長編のストーリーが劇的な顛末を迎える。
13. Interlude III: Midnight - Twelve Tolls for a New Day
14. Serenade


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Epica



Country: United States
Type: Full-length
Release: 2003
Reviews: 89%
Genre: Epic/Melodic Power Metal


アメリカのエピック/メロディック・パワー・メタル、キャメロットの2003年発表の6th。


アメリカのキャメロットがエピック・メタルのスタイルを強調し始めたのは、特に前作『Karma』(2001)からだが、欧州のヘヴィメタルの持つ伝統的な世界観を自らの楽曲に取り入れた挑戦は、大いに成功した。『Karma』は様々な方面のリスナーから絶賛され、メロディック・メタル、及びエピック・メタルの新たな名作となった。今作『Epica』はキャメロットの第6作目の作品であり、ドイツの作家、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの名作『ファウスト(Faust)』をモチーフとしたコンセプト・アルバムである。キャメロットは『ファウスト』を下敷きとしたオリジナルの物語を作り上げた。物語は錬金術師アリエル(Ariel)を主人公とした真理の探究であり、恋人であるヘレナ(Helena)と堕天使メフィスト(Mephisto)との間での愛憎の葛藤を描いている。メフィストは天国から追放された身であり、神との賭けによって、アリエルの魂を捕らえることができれば、天国に帰還することができる。なおアルバム・タイトルの"Epica"とは、「叙事詩」という意味の他に、人間の内宇宙の象徴、及び理性や精神を表しているという。シンフォニックかつメロディックなエピック・パワー・メタルの一大傑作でもある『Epica』は、前作『Karma』がそうであったように、イントロダクションに次ぐ"Center of the Universe"、"Farewell"といった劇的な流れでファンの耳を惹きつける。以前のキャメロットを遥かに凌ぐメロディの質、及び文学的なテーマを選択したことによるシリアスさも増し、メロディック・メタルが決して子供じみたものではない、崇高な芸術作品を生み出せることを証明した傑作である。



1. Prologue
2. Center of the Universe
本作を代表する劇的な名曲。流麗なメロディが知的に疾走する。
3. Farewell
荘厳なスピード・ナンバー。アリエルの探求の始まり。文学的な旋律が大仰なアグレッションを発揮する。
4. Interlude I (Opiate Soul)
5. The Edge of Paradise
6. Wander
耽美的な世界観を極めた楽曲。アリエルの絶望を歌う。ロイ・カーンのヴォーカルが光る。
7. Interlude II (Omen)
8. Descent of the Archangel
9. Interlude III (At the Banquet)
10. A Feast for the Vain
11. On the Coldest Winter Night
12. Lost & Damned
13. Helena's Theme
14. Interlude IV (Dawn)
15. The Mourning After (Carry On)
16. III Ways to Epica


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Karma



Country: United States
Type: Full-length
Release: 2001
Reviews: 86%
Genre: Epic/Melodic Power Metal


アメリカのエピック/メロディック・パワー・メタル、キャメロットの2001年発表の5th。


1991年のアメリカのフロリダ州で結成されたキャメロットは、その名前のドラマティックな由来の如く、アメリカ産ながら極めて欧州的なサウンドを有した音楽性を追求し、一部において絶大な支持を獲得していた。前作『The Fourth Legacy』(1999)はメロディアスなヘヴィメタル作品として強力な一枚であり、元コンセプション(CONCEPTION)のロイ・カーン(Roy Khan:vo)のヴォーカルが際立っていた。今作『Karma』においても、ロイ・カーンのエモーショナルなスタイルは健在であり、よりエピカルな方向性へと傾倒したキャメロットの世界観を妖艶に歌い上げている。ノルウェーの作曲家、エドヴァルド・グリーグの「ソルヴェイグの歌(Solveigs Sang)」を引用した"Forever"や、大河の流れの如き"Karma"などの壮大な楽曲は、キャメロットが生み出した最高の名曲に数えられる。なおキャメロットは中世の世界観へ傾倒しているが、それを象徴しているのが、「血の伯爵夫人」エリザベス・バソリー(Elisabeth Báthory von Ecsed)を題材にした長編のトリロジー"Elizabeth"である。永遠の若さを保つために処女の生き血に浸かったというこのテーマは、ブラック・メタルでも頻繁に扱われているものだ。



1. Regalis Apertura
2. Forever
3. Wings of Despair
4. The Spell
5. Don't You Cry
6. Karma
7. The Light I Shine on You
8. Temples of Gold
9. Across the Highlands
10. Elizabeth Part I: Mirror Mirror
11. Elizabeth Part II: Requiem for the Innocent
12. Elizabeth Part III: Fall from Grace


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フォース・レガシー

Kamelot the 4th album in 1999 Release
★★★★★★★☆☆☆...(好盤)



アメリカはフロリダ州出身のエピック/メロディック・パワーメタル、キャメロットの4th。1999年発表。

エピックメタルの世界ではよくあるように、彼らもまた従来の先人達と同じくアメリカ出身のバンドながら非常にヨーロピアンテイストのサウンドを提示している。またバンド名のキャメロットとは、アーサー王物語に登場する王の居城Camelotより拝借している。バンド・コンセプトにあったいい名だ。

その名前からも察しがつく通り、メロディックなサウンドを基盤とした初々しいエピックメタルサウンドが彼らの最大の特徴である。楽曲中に描かれる世界観はもちろん中世時代であり、メロディックなギターのフレーズやシンフォニックなアレンジと共に見事に描き切る。本作では元コンセプションのロイ・カーン(vo)をヴォーカルに迎え、より一層魅惑的で妖艶な世界観を描きだすことに成功している。アラビアン・ナイトを題材とした#5などはその成功例の典型であろう。またオープニングの#1から名曲#2への劇的でダイナミックな流れなど、その手のファンにはかなり応える善作だといいきれる。

全体的に粒を揃えた良質エピックメタルナンバーのオンパレードだが、後半若干テンションが下がり出すのが非常に惜しい。前半の勢いで後半も中世の叙事詩を描き切れたならさらに高評価が期待できるだろうことは間違いない。最も、彼らは今後のアルバムで他の追従を許さぬほど大きく進歩を重ねていくわけだが……


1. New Allegiance
2. The Fourth Legacy
強力なメロディック・チューンであり名曲。魅惑的で美しいメロディが流麗に流れていく様は圧巻。
3. Silent Goddess
4. Desert Reign
5. Nights Of Arabia
アンビエントな音色が幻想的な名曲。一度視聴したら忘れられないほど魅力的な曲である。先述したとおり、アラビアン・ナイトがモチーフ。
6. The Shadow Of Uther
7. A Sailorman's Hymn
8. Alexandria
9. The Inquisitor
10. Glory
11. Until Kingdom Come
12. Lunar Sanctum


Review by Cosman Bradley
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