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Introduction

Robert_E_Howard

「エピック・メタルとは、叙事詩的なヘヴィメタルの総称であり、主に大仰かつ劇的でヒロイックな音楽性を示す言葉である」 [More stats] 

 ──Cosman Bradley


◆新着情報 News Topics
[Reviews]
VALKYRIE 「Deeds of Prowess」
WRATHBLADE 「Into the Netherworld's Realm」
VIRGIN STEELE 「Nocturnes of Hellfire & Damnation」
[Release]
Battleroar 「Codex Epicus」
Cirith Ungol 「King Of The Dead」
Manilla Road 「To Kill a King」

DARK_NIGHTMARE_2nd.jpg

Country: Greece
Type: Full-length
Release: 2012
Reviews: 85%
Genre: Epic Heavy Metal


ギリシャのグレヴェナ出身のエピック・ヘヴィ・メタル、ダーク・ナイトメアの2012年発表の2nd。


2000年代後半、数多くのエピック・メタル・バンドがNWOMEMのムーブメントに乗ってデビューを果たした。南マケドニア・グレヴェナ出身のダーク・ナイトメアに限って言えば、完全にその勢いだけでデビューを飾れたという訳ではなかった。本格的にデビューする以前、バンドは、既に4本のデモ・テープを完成させていた。

2012年、ダーク・ナイトメアは、ギリシャの「Iron on Iron Records」から第2作『Beneath the Veils of Winter』を発表した。第1作『The Human Liberty』(2009)は、世界各地のエピック・メタル・ファンたちから高評価を獲得し、新作への期待も高まっていた。

その頃、ダーク・ナイトメアは、ギリシャのアンダーグラウンド・ヘヴィメタル・フェスティバル「Up The Hammers Festival」に参加し、エピック・メタル・シーンの重鎮たちと共演した。そこでマニラ・ロード、ブローカス・ヘルム、ドゥームソード、エトルスグレイヴなどの偉大なバンドたちと出会った。

かくして、大きな経験値を積んだダーク・ナイトメアの『Beneath the Veils of Winter』は、前作『The Human Liberty』よりも妥協が少ない内容となった。一つの作品や世界観を作り上げる能力は、明らかに他のアンダーグラウンド・バンドたちよりも勝っていた。また、本作では、アルバムのバンド・ロゴをAlice Raftaki、アートワークをKostas Theoharisが描いた。

全体的にメロディアスになった『Beneath the Veils of Winter』は、ダーク・ナイトメアというバンドが、エピック・メタル原理主義であることを強調していた。混じり気のないドラマティックなサウンドの基盤には、アイアン・メイデンやマニラ・ロードなどからの影響が根強かった。そして、バンド最大の持ち味である楽曲のクオリティの高さも、前作とは比較にならない程のものだった。

当然のように、ダーク・ナイトメアは、アンダーグラウンド・シーンの実力派エピック・メタル・バンドとして、ミュージシャンやファンたちからも認められていった。"Greek Epic Heavy Metal Kings"というのが、当時のダーク・ナイトメアの異名だった。




1. The Batllefield Caliing My Name
2. Beneath the Veils of Winter
3. Are We Free?
4. Living a Lie
5. The Art of Dreaming
6. Sometimes
7. Tears
8. The Voyage
9. The Wizard (Uriah Heep cover)


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Dark_Nightmare_1st.jpg

Country: Greece
Type: Full-length
Release: 2009
Reviews: 87%
Genre: Epic Heavy Metal


ギリシャのグレヴェナ出身のエピック・ヘヴィ・メタル、ダーク・ナイトメアの2009年発表の1st。




1999年、ギリシャで結成された南マケドニア・グレヴェナ出身のダーク・ナイトメアは、音楽性のベースにアイアン・メイデンやマニラ・ロードなどを選択したバンドだった。
2001年、バンドは、デモ第1作『Dark Nightmare』を発表。ヨーロッパのアンダーグラウンド・シーンにその姿を現した。
その後、バンドは、デモ第2作『Earth in Danger』(2003)、デモ第3作『The Blood Land』(2004)を発表。
2007年、スプリット盤『Serpents of the Night』を完成させ、ようやくデビューのチャンスを掴んだ。
2009年、ダーク・ナイトメアは、ギリシャで最も有名なカルト・ヘヴィ・メタルのレーベルである「Eat Metal Records」から、第1作『The Human Liberty』を発表。地中海諸国がエピック・メタルのムーブメント(NWOMEM)で盛り上がる中、バンドの新作は、ファンたちから高い評価を得た。



この『The Human Liberty』は、80~90年代頃のエピック・メタル・サウンドがベースとなった作品であり、そのクオリティは非常に高いものだった。確かに、ダーク・ナイトメアは、アイアン・メイデンからの影響が強いアンダーグラウンド・バンドだったが、明らかに"エピック・メタルの始祖"たちの存在を大きく捉えていた。
本作には、ドラマ性が高いギター・ワークを中心に、エピックで勇壮なメロディが満載されていた。バンドが楽曲の中で描いたのは、古代の神話・伝説の他、叙事詩的な戦争であり、そこにはヒロイックなサウンドが必要不可欠だった。
エピック・メタル原理主義を掲げる他のアンダーグラウンド・シーンのバンドたちのように、ダーク・ナイトメアのサウンドも極めてクラシックなものだった。バンドのサウンドは、ギターを中心としたフック満載のエピック・ヘヴィ・メタルだったが、そこにはエピック・ドゥーム的な質感も加わっていた。
結果的に、ダーク・ナイトメアの『The Human Liberty』は、大仰かつドラマ性の高い作品となった。それはアンダーグラウンド・シーンのエピック・メタル・ファンたちが、ずっと昔から期待していたサウンドだった。特にマニラ・ロードやソルスティスなどのファンたちは、ダーク・ナイトメアの強烈な存在感を無視することはできなかった。



1. Harmony of the Universe
2. Invaders
3. Hawks of War
4. Blood Land
5. World of Illusions
6. Brotherhood of Money
7. Don't Give Up
8. Dragonlakes
9. Obsessions
10. Planked Soul of Sorrow


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