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Epic Metal; Review Fan Site.
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Introduction

Robert_E_Howard

「エピック・メタルとは、叙事詩的なヘヴィメタルの総称であり、主に大仰かつ劇的でヒロイックな音楽性を示す言葉である」 [More stats] 

 ──Cosman Bradley


◆新着情報 News Topics
[Reviews]
VALKYRIE 「Deeds of Prowess」
WRATHBLADE 「Into the Netherworld's Realm」
VIRGIN STEELE 「Nocturnes of Hellfire & Damnation」
[Release]
Battleroar 「Codex Epicus」
Cirith Ungol 「King Of The Dead」
Manilla Road 「To Kill a King」



 2019年9月下旬、「METAL EPIC」の現管理人、大橋大希のインスタグラムのアカウントにキリス・ウンゴルの『Paradise Lost』(1991)のアルバム・ジャケット画像を投稿。すると、キリス・ウンゴルの公式アカウントからコメントが届けられた。これに対して、長年エピック・メタルの研究をしてきた当サイトとしては、本当に感謝の言葉しか出ない状態。Thank you Cirith Ungol!


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The Highest Peak Of Epic Metal.


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現代エピック・メタルのマスターピースが完成
 2019年9月、ドイツのエピック・ドゥーム・メタル・バンド、アトランティアン・コデックス(Atlantean Kodex)の第3作『The Course of Empire』が「Ván Records」から発売された。本作が発売されると、直ぐに世界中のエピック・メタル・ファンたちから大絶賛の声が上がり、再びバンドは、大きな成功を手にした。
 そして、『The Course of Empire』に対する称賛の声は、今最も叙事詩音楽が熱い地域、ギリシャからも上がった。
「これぞエピック・ミュージックだ」
 2005年のドイツで結成されたアトランティアン・コデックスは、前作『The White Goddess』(2013)で大きな成功を収め、欧州における最高のエピック・メタル・バンドの地位を確立。その後、当然のように、新しいアルバムに対する期待が、世界各地で高まっていった。
 凡そ6年の歳月を掛け、アトランティアン・コデックスは、前作を凌駕するポテンシャルの高さで、この『The Course of Empire』を作り上げた。ドゥーム・メタル、トラディショナル・エピック・メタルを下敷きとした本作のサウンドは、正にアンダーグラウンド・シーンのファンたちが追い求めていたものだった。それを圧倒的なクオリティの高さで完成させ、再びバンドは、ファンたちからの支持を獲得した。
 ゲートキーパー(Gatekeeper)、スモウルダー(Smoulder)、ルナ・シャドウ(Lunar Shadow)、ブレイヴライド(Braveride)に続き、またしても、2019年のエピック・メタル・シーンを代表する傑作が誕生した。
「究極のアルバムだ」
 あるエピック・メタル・ファンは、そう言い放った。そこには、称賛しかなった。
 アトランティアン・コデックス──ドイツのエピック・ドゥーム・メタルの最高峰は、音楽シーンやファンたちの期待を軽々しく超えてきた。

1. The Alpha and the Occident (Rising from Atlantean Tombs)
2. People of the Moon (Dawn of Creation)
3. Lion of Chaldea (The Heroes' Journey)
4. Chariots (Descending from Zagros)
5. The Innermost Light (Sensus Fidei)
6. A Secret Byzantium (Numbered as Sand and the Stars)
7. He Who Walks Behind the Years (Place of Sounding Drums)
8. Spell of the Western Sea (Among Wolves and Thieves)
9. The Course of Empire (All Thrones in Earth and Heaven)
10. Die Welt von Gestern (Abendland)

The Course of Empire


White Goddess



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The New Dramatic Epic Metal.


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ドラマ性を極めたエピック・メタル・バンド
 2019年、イタリアの「Cruz del Sur Music」からドイツ出身のルナ・シャドウ(Lunar Shadow)の第2作『The Smokeless Fires』が発売されると、直ぐに世界中のアンダーグラウンド・シーンから熱狂的な反応があった。バンドは、第一作『Far from Light』(2017)の時点で、世界各地のメタル・ファンたちから大きな評価を獲得していたが、本作の反響は、それを軽く上回るものだった。
 ルナ・シャドウのギタリスト、マックス・バーバウム(Max Birbaum)は、自らのサウンド・スタイルを「Dissection meets Manowar」と表現。その言葉の通り、『The Smokeless Fires』のサウンドは、徹底してドラマ性とメロディにこだわった作風となった。そこに圧倒的なバンドのポテンシャルの高さが加わり、『The Smokeless Fires』は、「新時代のエピック・メタルの傑作」と呼ぶに相応しい出来栄えとなった。
 また、ルナ・シャドウは、アイアン・メイデンやザ・ロード・ウィアード・スルー・フェグ(The Lord Weird Slough Feg)などにも影響を受けており、これらの要素がドラマティックなサウンドの基盤を作り上げていた。徹底してドラマティックなサウンドとツイン・ギターのハーモニーにこだわった作品、それが『The Smokeless Fires』だった。
 この『The Smokeless Fires』は、前作『Far from Light』同様、発売後に世界中のレビュー・サイトで絶賛。世界一のHR/HMレビュー・サイト、「The Metal Archives」内では、総評約90%を記録。ルナ・シャドウは、ヨーロッパを代表するエピック・メタル・バンドへと上り詰めた。

1. Catch Fire
2. Conajohara No More
3. Roses
4. Pretend
5. Laurelindórenan
6. Red Nails (For the Pillar of Death)
7. Hawk of the Hills

Smokeless Fires


Far from Light



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9月5日、本日付けでバンド欄を更新。閲覧は上のメニューバー、または下記の直接リンクを参照。

・『The Band


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The Secret of Steel: A Guide to Epic Heavy Metal Pt. 1


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https://rideintoglory.com/the-secret-of-steel-a-guide-to-epic-heavy-metal-pt-1-introducing-and-defining-the-genre/

エピック・メタルというジャンルの紹介と定義
 2019年7月、海外の大手エピック・メタル専門サイト「Ride Into Glory」が、ジャンルの紹介と定義の決定的な記事を公開した。「Ride Into Glory」の創設メンバーであり、編集者のマルコ(Marco)によって執筆された大規模な記事は、エピック・メタルの主要バンドのサウンドや定義を一度に紹介した内容となった。
 この『The Secret of Steel: A Guide to Epic Heavy Metal Pt. 1』の中で、マルコによれば、エピック・メタルには、厳密には3つのカテゴリーが存在しているという。それが「クラシック・メタル」(classic heavy metal)、「パワー・メタル」(power metal)、「ドゥーム・メタル」(doom metal)だった。
 つまり、従来のエピック・メタルとは、この3つのジャンルを主軸として、長い歴史を築き上げてきた。更にそれぞれのジャンルには、代表的なエピック・メタル・バンドが存在しており、記事の中でも詳しく取り上げられた。
 例えば、「クラシック・メタル」なら、マノウォー(Manowar)、メディーバル・スティール(Medieval Steel)。「パワー・メタル」なら、ドミネ(Domine)、バトルロア(Battleroar)。「ドゥーム・メタル」なら、ソルスティス(Solstice)、ソリテュード・イターナス(Solitude Aeternus)、アトランティアン・コデックス(Atlantean Kodex)など。こういった代表的なエピック・メタル・バンドが、3つのジャンルの礎を築き上げた。
 そして、記事の中では、やはり、"エピック・メタルの始祖"マニラ・ロード(Manilla Road)の存在がピックアップされた。インタビューの中で、かつてのメンバーであるランディ・フォックス(Randy "Thrasher" Foxe)は、マーク・シェルトン(Mark "The Shark" Shelton)のソングライティングや音楽面での影響などについて詳しく語った。驚くべきことに、マニラ・ロードの全ての歌詞は、マーク・シェルトンによって書かれていた。
 今後、「Ride Into Glory」は、全4回に分けて、エピック・メタルの総合ガイドを更新する予定。世界中のエピック・ヘヴィ・メタルのファンたちには、見逃せない情報ばかりなので、毎週欠かさずに更新をチェックしたい。


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The Heroic Fantasy Return.


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"ヒロイック・ファンタジー"エピック・メタルの再興
 2019年4月、カナダのエピック・ヘヴィ・メタル・バンド、スモウルダー(Smoulder)の第1作『Times of Obscene Evil and Wild Daring』がイタリアの「Cruz del Sur Music」から発売された。スモウルダーは、2013年に結成され、同年にデモ『The Sword Woman』を発表。伝統的なエピック/ドゥーム・メタルのサウンドで、一気にアンダーグラウンド・シーンのマニアたちから注目を集めた。
 スモウルダーの大きな特徴は、楽曲の歌詞や世界観にヒロイック・ファンタジーを用いていることだった。ロバート・E・ハワード、マイケル・ムアコック、C・L・ムーア、ジョージ・R・R・マーティンなどの偉大な作家たちの生み出した英雄小説群──それをトラディショナルなエピック・ヘヴィ・メタルのサウンドと融合したのが、スモウルダーの音楽のスタイルだった。
 この『Times of Obscene Evil and Wild Daring』という作品は、全てが伝説のヒロイック・ファンタジー小説の世界に染まった内容であり、それは、真のアンダーグラウンドのエピック・メタルのファンたちが待ち望んでいたものだった。アルバム・タイトルは、マイケル・ムアコックの小説『The Greater Conqueror』がモチーフとなった。一方、"Ilian of Garathorm"には、マイケル・ムアコックの『永遠の戦士』シリーズから、ホークムーン(Hawkmoon)の物語が登場した。
 前述の通り、スモウルダーは、楽曲の中で、過去の偉大な作家たちの小説を現代に蘇らせた。アルバム・ジャケットのアートワークは、キリス・ウンゴル(Cirith Ungol)との仕事で有名なマイケル・ウェーラン(Michael Whelan)による作品だった。『Times of Obscene Evil and Wild Daring』の壮大で美しいアートワークは、C・J・チェリイの小説『Well of Shiuan』に登場するヒロイン、Morgaineの姿を描いたものだった。
 このようにして、かつての伝説のヒロイック・ファンタジーは、再びヘヴィメタルと融合するという道を選んだ。以前、ナイジェル・サックリング(Nigel Suckling)が『ヒロイック・ドリームズ : 英雄夢想語』(Heroic Dreams, 1987)の中で言及したように、ヒロイック・ファンタジーとヘヴィメタルは類似しているジャンルだった。その宇宙の法則を完全に理解しているかのように、スモウルダーは、ここに血湧き肉躍る、最高のエピック・ヘヴィ・メタルを完成させた。鋼の曙は、間近に迫っていた。

1. Ilian of Garathorm
2. The Sword Woman
3. Bastard Steel
4. Voyage of the Sunchaser
5. Shadowy Sisterhood
6. Black God's Kiss

Times of Obscene Evil..



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The Best Epic Doom Band.


atlantean-kodex.jpg
http://www.hellpress.com/atlantean-kodex-the-course-of-empire/

 ドイツのエピック・ドゥーム・メタル・バンド、アトランティアン・コデックス(Atlantean Kodex)が2019年9月に新作を発売予定。現在、予定されているアルバム・タイトルは『The Course Of Empire』。間もなくドイツの「Ván Records」から配給される。収録曲は以下の通り。

1. The Alpha And The Occident (Rising From Atlantean Tombs)
2. People Of The Moon (Dawn Of Creation)
3. Lion Of Chaldea (The Heroes’ Journey)
4. Chariots (Descending From Zagros)
5. The Innermost Light (Sensus Fidei)
6. A Secret Byzantium (Numbered As Sand And The Stars)
7. He Who Walks Behind The Years (Place Of Sounding Drums)
8. Spell Of The Western Sea (Among Wolves And Thieves)
9. The Course Of Empire (All Thrones in Earth And Heaven)
10. Die Welt von gestern (Abendland)


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The Wind From Ancient Greece.


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 2018年、ギリシャのアテネ出身のエピック・メタル・バンド、アケロオス(Achelous)の第1作『Macedon』が「MetalFighters」から発売。バンドは、2011年に結成され、同国のリフレクション(Reflection)などが2000年代前半頃に提示した、ヘレニック・メタルの音楽のスタイルを踏襲。
 この『Macedon』のサウンドは、典型的なヘレニック・メタルであり、メタリックなギター・リフやラースブレイド(Wrathblade)系のヴォーカルが収められている。
 近年のギリシャ圏内における、エピック・メタルの盛り上がりを象徴するかのような、強力な作品。ギリシャのアンダーグラウンド・シーンは、今最も熱い。収録曲は以下の通り。

1. Bound for Glory
2. Macedon
3. Gordian Knot
4. Blood
5. Gaugamela
6. Persepolis
7. Warriors with Wings
8. Hephaestion
9. Final Day
10. Al Iskandar
11. Legends Never Die

Macedon



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The Real Epic Metal Band.


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"マーク・シェルトン・チルドレン"たち
 アイアンソード(Ironsword)の出身地でもあるポルトガルから、原理主義を貫くエピック・メタル・バンドが再び現れた。
 ポルトガルのリスボン出身のレイヴンズイーレ(Ravensire)は、マニラ・ロード(Manilla Road)、キリス・ウンゴル(Cirith Ungol)、オーメン(Omen)などのレジェンド・バンドたちから強い影響を受けた存在だった。
 レイヴンズイーレは、EP『Iron Will』(2012)を自主制作で発表した後、第1作『We March Forward』(2013)、第2作『The Cycle Never Ends』(2016)を完成させた。この一連の作品群は、バンドにとって、地下エピック・メタル・シーンの中で、新たな地位を獲得するためには充分な内容だった。
 そして、2019年6月、レイヴンズイーレは、故マーク・シェルトン(Mark Shelton)に捧げた第3作『A Stone Engraved in Red』をイタリアの「Cruz del Sur Music」から発表。「自らの求める音楽性とは何か」と言わんばかりに、現代のヘヴィメタル・シーンに対し、強烈なメッセージを発した。
 ──"エピック・メタルの始祖"マニラ・ロードのマーク・シェルトンは、2018年に急死し、音楽シーンに大きな衝撃を与えた。しかし、この訃報によって、彼が築き上げた現在までのエピック・メタル・シーンは、更に勢いを増すこととなった。
 それを証明するかのように、アメリカでは、エターナル・チャンピオン(Eternal Champion)、ゲートキーパー(Gatekeeper)、ビジゴス(Visigoth)などの若手バンドたちが台頭を始めた。
 一方、ヨーロッパでは、ギリシャのバトルロア(Battleroar)を中心としたNWOMEM勢の活動に加え、イギリスのソルスティス(Solstice)も復活を遂げた。
 "エピック・メタルの始祖"は、もういない。しかし、世界中に解き放たれた"マーク・シェルトン・チルドレン"たちは、既に独自の道を歩み始めている。
 エピック・メタル・シーンの新たな夜明けを見るのは、真のファンたちのみである。

1. Carnage at Karnag
2. Thieves of Pleasure
3. Gabriel Lies Sleeping
4. Dawning in Darkness
5. Bloodsoaked Fields
6. After the Battle
7. The Smiting God
8. The Games of Titus

Stone Engraved In Red


The Cycle Never Ends



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The Greek Newcomer!!


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 2019年4月、ギリシャのアテネ出身のエピック・パワー・メタル・バンド、ウォリアー・パス(Warrior Path)の第1作『Warrior Path』が「Symmetric Records」から発売。国内盤は、「ルビコン・ミュージック」からの発売となった。
 バンドのメンバーは、ギリシャのギタリスト、アンドレアス・シナノギョー(g)、ビースト・イン・ブラック(Beast In Black)のヤニス・パパドプロス(vo)、ファイアーウィンドの(Firewind)のボブ・カティオニス(g、key)などの一流メタル・ミュージシャンたち。
 ダイナミックでドラマティックなウォリアー・パスのサウンドは、バトルロア(Battleroar)やアラヤン・パス(Arrayan Path)、マノウォー(Manowar)などにも通じるもの。また、歌詞に北欧神話やマイケル・ムアコックなどを選択している部分もあり、エピック・メタル・シーンでは、高い注目を集めている。
 海外のレビュー・サイトでは、エピックな楽曲に対して、アコースティックなバラードの多さが問題視されたが、サウンドのクオリティは一定して安定できるレベル。収録曲は以下の通り。

1. Riders of the Dragons
2. The Hunter
3. A Sinnersworld
4. Stormbringers
5. Black Night
6. The Path of the Warrior
7. Fight for Your Life
8. Mighty Pirates
9. Dying Bird of Prey
10. Valhalla I'm Coming

Warrior Path



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