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White Goddess (a Grammar of Poetic Myth)



Country: Germany
Type: Full-length
Release: 2013
Reviews: 85%
Genre: Epic Doom Metal


ドイツのエピック・ドゥーム・メタル、アトランティアン・コデックスの2013年発表の2nd。


エピック・ドゥーム・メタルというサブ・ジャンルは、アンダーグラウンド・シーンの中でも密かにファンを持つ音楽性だ。キャンドルマス(Candlemass)やソルスティス(Solstice)といったバンドがその代表だが、そのサウンドは雄大でロマンティックという特徴を持っている。この音楽のスタイルの中では、スピード感のある楽曲は少なく、大半がミドル・テンポのエピックなメロディを主軸とした作風である。
イギリスのソルスティス風のサウンドを踏襲したアトランティアン・コデックスの『The White Goddess』は、前作『The Golden Bough』(2010)からの明確な進歩を見せた作品となった。アンダーグラウンド・シーンのエピック・メタル・バンドらしく、大衆的なロック音楽から浮世離れした世界観は、古代や中世に由来している。また、バンドはヒロイック・ファンタジーにも影響を受けているため、長大な楽曲群からは英雄主義的な雰囲気も漂っている。
『The White Goddess』が持つ雄大なメロディのエピック・メタル・ルーツは、ヨーロッパのフォークや土着的な民族音楽にある。この方向性はソルスティスと同じであり、このサブ・ジャンルの中で、アトランティアン・コデックスが支持を獲得するのは時間の問題となった。そして、その支持の理由が、本作における楽曲のクオリティの高さだった。大作指向でもリスナーを飽きさせない楽曲の作りは、このバンドが叙事詩的なヘヴィメタルのサウンドを目標に近付けたことを物語っている。



1. Trumpets of Doggerland
2. Sol Invictus
3. Bilwis
4. Heresiarch
5. Twelve Stars and an Azure Gown
6. Der untergang der stadt Passau
7. Enthroned in Clouds and Fire


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Golden Bough



Country: Germany
Type: Full-length
Release: 2010
Reviews: 75%
Genre: Epic Doom Metal


ドイツのエピック・ドゥーム・メタル、アトランティアン・コデックスの2010年発表の1st。


2005年にドイツで結成されたアトランティアン・コデックスは、ドゥーム・メタルとエピック・メタルに影響を受けた音楽を演奏していた。それが具体的な形になったEP『The Pnakotic Demos』(2007)は、アンダーグラウンド・シーンのファンたちから支持を集めた。今回、バンドは第一作『The Golden Bough』を発表し、その支持に応えるという形を取った。そして、この作品に表現されているのがエピック・メタルの暗い世界観だということは、内容を聴けば単純に理解できることだ。アトランティアン・コデックスは『The Pnakotic Demos』でも、ミドル・テンポ主体の楽曲を収録していたが、その作風は『The Golden Bough』にも受け継がれている。大仰なヴォーカルや叙事詩的なメロディは癖が強くなり、前作のファンはそこに微妙な違いを感じることもできる。大作指向という高度な音楽のスタイルは、若いバンドが挑戦すると冗長になることがある。『The Golden Bough』のアトランティアン・コデックスは、その深い溝に嵌った。



1. Fountain of Nepenthe
2. Pilgrim
3. The White Goddess
4. Temple of Katholic Magick
5. Disciples of the Iron Crown
6. Vesperal Hymn
7. The Atlantean Kodex
8. A Prophet in the Forest
9. The Golden Bough


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Pnakoticdemos



Country: Germany
Type: EP
Release: 2007
Reviews: 80%
Genre: Epic Doom Metal


ドイツのエピック・ドゥーム・メタル、アトランティアン・コデックスの2007年発表のEP。


アトランティアン・コデックスがマニアからの支持を獲得した記念すべきEP。ドイツ人らしい大仰なヴォーカルで行進する楽曲と、メロディアスなギター・サウンドが骨格。エピック・ドゥーム・メタルというジャンルは、キャンドルマス(Candlemass)やソルスティス(Solstice)からの影響が強いが、このアトランティアン・コデックスも例外ではない。ヘヴィなサウンドに疾走という概念はなく、演歌調のメロディを聴かせることに軸を移している。『The Pnakotic Demos』から漂う大きな期待感やヒロイックな高揚感は、ソード・アンド・ソーサリー(Sword and Sorcery)の世界や各地の神話・民話に由来する。これらの叙事詩的な世界観をヘヴィメタルで表現するためには、ミドル・テンポの楽曲の方が適している。本作は2010年に「Cruz Del Sur Music」から再販。デモとライブ音源が追加収録された。



1. From Shores Forsaken
2. Marching Homeward
3. The White Ship
4. The Hidden Folk
5. The atlantean kodex (Demo)
6. The hidden folk (Metal Coven Version)
7. A Prophet In The Forest (Demo)
8. Marching Homeward (Live)


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