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Introduction

Robert_E_Howard

「エピック・メタルとは、叙事詩的なヘヴィメタルの総称であり、主に大仰かつ劇的でヒロイックな音楽性を示す言葉である」 [More stats] 

 ──Cosman Bradley


◆新着情報 News Topics
[Reviews]
VALKYRIE 「Deeds of Prowess」
WRATHBLADE 「Into the Netherworld's Realm」
VIRGIN STEELE 「Nocturnes of Hellfire & Damnation」
[Release]
Jack Starr’s Burning Starr 「Stand Your Ground」
Cirith Ungol 「King Of The Dead」
Manilla Road 「To Kill a King」

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Ira Imperium



Country: Cyprus
Type: Full-length
Release: 2011
Reviews: 83%
Genre: Epic Power Metal


キプロス出身のエピック・パワー・メタル、アラヤン・パスの2011年発表の3rd。


今作からバンド名をアラヤン・パス(Arrayan Path)へと改名。新たな一歩を踏み出した。キプロス屈指のヴォーカリスト、ニコラス・レプトス(Nicholas Leptos、vo)を有するバンドということで、ヘヴィメタル業界からは注目される一方。本作はサンボイゼン(Sanvoisen)のヴァゲリス・マラニス(Vagelis Maranis)がプロデュースした。

この『Ira Imperium』は、前作『Terra Incognita』(2010)がなければ存在しない音楽性だと言える。前作同様にエジプト神話から強い影響を受けた楽曲の内容は、かつてのアイアン・メイデンの名作『Powerslave』(1984)を彷彿とさせる。しかし、このアラヤン・パスは明確にエピック・メタル的な方向性を打ち出しており、欧州を中心に盛り上がっているこの手のムーヴメントの典型的な音楽のスタイルだと言える。エピックなメロディ、ヘヴィメタル的なパワー、ドラマティックな展開が一つになった作品だ。

キプロス出身という個性を活かした楽曲の作りは見事なものであり、そこにエジプト的な旋律とテーマを加えることで、更にドラマ性が増している。『Terra Incognita』ではプログレッシブ的な音楽性も強調していたが、その方向性は本作で更に顕著になっている。アンダーグラウンド特有の湿ったメロディを大仰に奏でるのが、現在のエピック・メタルの音楽のスタイルだが、このアラヤン・パスもその手法を追及している。荘厳な神話世界の立体的な質感と、パワー・メタル的なエピック・サウンドが融合したのがこの『Ira Imperium』だ。本作におけるバンドの進化は見事なもの。



1. Dies Irae
2. Gnosis of Prometheus
3. Ira Imperium (The Damned)
4. Kiss of Kali
5. Katherine of Aragon
6. 77 Days 'til Doomsday
7. Emir of the Faithful
8. Hollow Eyes of Nefertiti
9. Amenophis
10. Lost Ithaca
11. I Sail Across the Seven Seas
12. The Fall of Mardonius
13. The Poet Aftermath


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Terra Incognita



Country: Cyprus
Type: Full-length
Release: 2010
Reviews: 79%
Genre: Epic Power Metal


キプロス出身のエピック・パワー・メタル、アーヤン・パスの2010年発表の2nd。


アメリカ発祥のエピック・メタルの音楽のスタイルが、時代を超えて、ヨーロッパ諸国に伝わったことは以前に語った。ヨーロッパではイタリアやギリシャを拠点として、新しいエピック・メタルの世界が築かれていた。2000年代に入ったイタリアでは、エピック・メタルのファンたちにとって、既に見逃せない動きが幾つもあった。

2004年に第一作『Road to Macedonia』を発表したアーヤン・パスは、キプロス出身というルーツを活かして、古代ギリシャの世界をモチーフとした、劇的なエピック・メタルを作り上げていた。ニコラス・レプトス(Nicholas Leptos、vo)という強力なヴォーカリストによって支えられたバンドは、2010年にようやく第2作『Terra Incognita』を発表することができた。この作品はキプロスの「Pitch Black Records」から配給され、アーヤン・パスが前作よりも遥かに進化した存在だということをアンダーグラウンド・シーンに証明した。

前作から続く叙事詩的な音世界は、この『Terra Incognita』で更に強調されている。ギリシャ神話の後にバンドが題材としたのは、悠久の太古のエジプト神話であり、そこにアラビアやアジアに共通するエッセンスを見出すのは容易なことだった。『Terra Incognita』では強烈無比なギター・サウンドが表現されており、中東風のメロディが叙事詩的な世界観を彩っている。このアルバムのジャンルは一般的にはエピック・パワー・メタルだが、ファンの感性によっては、プログレッシブ・メタルの雰囲気を感じることも可能だった。この時点で、バンドには大きな可能性があった。本作には、サンボイゼン(Sanvoisen)のヴァゲリス・マラニス(Vagelis Maranis)がゲスト参加。サウンド面に大きな影響を残している。



1. Cassiopeia
2. Molon Lave
3. Terra Incognita
4. Open Season
5. Ishtar
6. The Blood Remains on the Believer
7. Elegy
8. Angel with No Destination
9. Minas Tirith
10. The Mind


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