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Humans and Gods (Люди и боги)



Country: Ukraine
Type: EP
Release: 2014
Reviews: 82%
Genre: Epic Power Metal


ウクライナのエピック・パワー・メタル、エクジステンシアの2014年発表のEP。


2000年に結成されたエクジステンシアは、辺境ウクライナ出身という特徴を活かし、これまでにロシア語を使ったフォーク色の強いエピック・パワー・メタルを展開してきた。そして、第1作『The Storm Master』(2007)を経て完成したこのEPは、やはり従来のファンタジックな世界観を強調した内容だった。言うまでもなく、このバンドは、そういう世界観がマニアたちから高評価され、アンダーグラウンド・シーンの中でも強烈な印象を残すことに成功したのだった。そして、ここには、そういったマニアたちが求めている内容が全て収められており、煌びやかなファンタジー文学の世界観を充分に堪能することができる。
なお、この『Humans and Gods』は、2014年にインターネット上のみで公開されていたが、日本の「S.A.MUSIC」の要望でロシア の「Sound Age」が動き、CD化が決定した。そのため、本作は、最初のうちは「S.A.MUSIC」で独占販売されていた。



1. Wanderer
2. Mysterious Forest
3. Retribution and Remorse
4. Humans and Gods


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EKZISTENCIA_1st

Country: Ukraine
Type: Full-length
Release: 2007
Reviews: 87%
Genre: Epic Power Metal


ウクライナ出身のエピック・パワー・メタル、エクジステンシアの2007年発表の1st。


ロシア語で歌うウクライナのエクジステンシアは2007年にデビューを果たし、第一作『The Storm Master』を発表。男女ツイン・ヴォーカルを用いたエピカルでシンフォニックな民族的ヘヴィメタルが聴ける本作は、既に成功を収めたスペインのサウロムなどと並び、今後はエピック・メタル・シーンで高く評価されていく...

*  *  *

 大人になるとファンタジーを忘れてしまうが、それは誰にでも当てはまる。考え方が現実的になり、社会における金の力を思い知ると、子供の頃に抱いていた淡いファンタジーへの夢が潰える。誰しもがその経験を通過して大人になっていくわけであり、ずっと子供でいることなど不可能だ。しかし"夢"から取り残された我々は、何を信じればいいのか?それとも我々は、他人を信じないことを教訓として学ぶのであろうか。
 まだ文明世界の開拓が及んでいない自然のある辺境には、大人たちが失ったはずのファンタジーが生きていると信じられている。そこでは深い濃緑色の森を抜けると雄大な景観が現れ、遠くには山々が連なり、我々は切り立った崖からそれらを見渡している。まるで未知の世界に辿り着いたような感覚を冒険者は抱くが、次第にこの感情が酷く馴染み深いものであることに気が付く。
「これは私が子供の頃に見ていた夢ではないか」
 あなたはきっとそう思うであろう。きっと我々が知らない辺境には、古いファンタジーの物語の類が未だ生き長らえているのだ。やがてその澄んだ空気を吸った我々は精神が解放され、束の間の自由に歓喜を覚える。ここにはありのままで残された生命や自然で満ち溢れており、我々の目は潤んで輝き、夜空に輝く星々のような微光を帯びる。我々はこの神聖な、しかし故郷のような場所を惜しんだ。なぜなら、何れは現実に帰る時が訪れるからだ。異国の地で手にした「思い出」は、生涯我々の中で純白の善意を主張し続けてくれる。そして再びこの幻想的な地に帰りたくなった時、『The Storm Master』はとても良い働きをしてくれるはずだ。

2012年、2月号、『METAL EPIC誌:ウクライナのファンタジィ』より



1. Shadow Voices
恰もファンタジックRPGのような壮大なイントロダクション。
2. Mystery of the Underground Castles
幻想世界へのトリップを誘う内容。ファンタジックかつ民族的な旋律が聴き手の想像力を強烈に刺激。ヒロイックなムードを漂わせる疾走パートも含む。
3. Wizards Retribution
ファンタジー・メタル史に残る名曲。美しさを極めた旋律、幻想的なファンタジー観、雄大な景観が思い浮かぶ起伏に富んだ展開、感性豊かな表現力、すべてが至宝の域。
4. Freedoms Call
牧歌的なフルートの音色が聴者の心を捉える。メロディアスに絡み合うギターとキーボードの旋律に加え、エピカルなコーラスが素晴らしい演出をする。
5. The Rainbow Queen
幻想的なバラード。叙情的なコーラスがムードを徐々に高めていく。
6. Necropolis
映画のようなイントロダクションから一変して勇敢に疾走を開始。ヒロイックなムードに満ちたサビは特筆に値する。
7. The Storm Master
タイトル・トラック。ファンタジックな世界観を極めた名曲。勇壮なリード・ギターの印象的なメロディに加え、劇的な構成が宝石のように光る。女性ヴォーカルの歌声は幻想的で美しい。
8. The Land of Dead Warriors
優美なエピック・バラード。異国的な雰囲気を伴い、笛の音色を絡めた劇的なサビを聴かせる。ファンタジーの世界を表現したバラードとしては出色の出来。
9. The Heir of the Black Throne
ファンタジックな雰囲気を全面的に押し出した疾走曲。母国語の素朴な響き、民族的な旋律が幻想の領土の中で勇壮に舞う。
10. The Last Battle
イタリアのドミネにも通じるエピック/ヒロイックな世界観を披露する楽曲。鋭くもメタリックなギターを基盤とし、途中に語り、SEを導入。エピローグまで徹底してヒロイック・ファンタジーの世界を描く。


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