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Tales of Ithiria



Country: Germany
Type: Full-length
Release: 2008
Reviews: 85%
Genre: Progressive/Classical/Symphonic/Epic Metal



ドイツのプログレッシブ/クラシカル/シンフォニック/エピック・メタル、ハガードの2008年発表の4th。

本格的なルネッサンス音楽やクラシックの要素を導入したことがシーンで話題となり、ヘヴィメタル以外のファン層にもアピールした前作『Eppur Si Muove』(2004)の成功は大きい。ハガードの第4作目として「Drakkar Entertainment GMBH」から発表された『Tales of Ithiria』は、架空の中世の史実を描くストーリー性のある作品。バンドは総勢12人となり、"Tales of Ithiria"や"Upon Fallen Autumn Leafs"などの印象的な楽曲を制作し、ドラマティックなバロック音楽のスタイルを完成させる。本作では洗練された壮大な音像が、リスナーを幻惑するような中世風の空間を提供しており、それが優雅な管弦楽器やクワイア等で盛り上がる。これまでに16~17世紀の世界をモチーフとしてきたバンドが、新たにエピック・ファンタジーの世界を描いたことは新鮮であり、そこに『Tales of Ithiria』の特徴がある。



1. The Origin
2. Tales of Ithiria
3. From Deep Within
4. Upon Fallen Autumn Leafs
5. In des Königs Hallen
6. La Terra Santa
7. Vor dem Sturme
8. The Sleeping Child
9. Hijo de la Luna (Mecano cover)
10. On These Endless Fields
11. The Hidden Sign


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Eppur Si Muove



Country: Germany
Type: Full-length
Release: 2004
Reviews: 90%
Genre: Progressive/Classical/Symphonic/Epic Metal



ドイツのプログレッシブ/クラシカル/シンフォニック/エピック・メタル、ハガードの2004年発表の3rd。

16世紀の天才学者ガリレオ・ガリレイ(Galileo Galilei、1564 - 1642)の生涯を題材としたコンセプト作品。作品タイトルはガリレオ・ガリレイが1663年の異端審問の際に呟いたとされる名言「それでも地球は動く(Eppur Si Muove)」。メンバーは総勢17人。前作『Awaking the Centuries』(2000)よりも更にスケールアップした印象を受ける。作品のテーマが示しているように、バンドは本格的なルネッサンス音楽の再現に今作でも挑戦。生のクワイアやオーケストラを用い、時には中世風の弦楽器なども加え、ルネッサンス期の欧州の宮廷を思わせる雰囲気を放つ。収録時間の問題を解決した本作では、バンドの過去最高レベルの楽曲群が華麗に展開し、プログレッシブなテンポ・チェンジで聞き手を圧倒する。かつて、アメリカのローディアン・ガードなどもエピック・メタルとルネッサンス音楽の融合を試みたが、現代の最新技術でそれらを完成させたのがこのハガードだろう。バンドの特徴は本格的なオペラの要素やクラシック音楽等のルーツにあるが、そのエッセンスを現代風ヘヴィメタルと上手く調和させている部分に力量を感じることができる。



1. All'inizio è La Morte
2. Menuetto In Fa-Minore
3. Per Aspera Ad Astra
4. Of a Might Divine
5. Gavotta In Si-Minore
6. Herr Mannelig
7. The Observer
8. Eppur Si Muove
9. Largetto / Epilogo Adagio
10. Herr Mannelig (short version)


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Awaking the Centuries



Country: Germany
Type: Full-length
Release: 2000
Reviews: 85%
Genre: Progressive/Classical/Symphonic/Epic Metal



ドイツのプログレッシブ/クラシカル/シンフォニック/エピック・メタル、ハガードの2000年発表の2nd。

有名なノストラダムスを題材としたストーリー・アルバム。本作ではメンバーが20人に増え、クラシックとヘヴィメタルの調和を劇的な手法で描く。その根底にあるのはリアリティを追求したルネッサンス音楽であり、恰も中世時代の豪奢な宮廷を彷彿とさせる。作品にはオペラの要素も導入され、ソプラノやテノール歌手による台詞の掛け合いが楽しめる。音楽性や世界観はスウェーデンのセリオンに接近。前作で導入したクワイアはスケールアップしており、荘厳な雰囲気が増加。エピカルなヘヴィメタルと古典音楽を同時に楽しむなら、『Awaking the Centuries』は理想に近い。収録時間が40分に満たないのが唯一の欠点となった。



1. Intro: Rachmaninov: Choir
2. Intro: Pestilencia
3. Chapter I: Heavenly Damnation
4. Chapter II: The Final Victory
5. Chapter II: Saltorella la Manuelina
6. Chapter III: Awaking the Centuries
7. Chapter III: Statement zur Lage der Musica
8. Chapter IV: In a Fullmoon Procession
9. Chapter IV: Menuett 01:19 instrumental
10. Chapter V: (part I) Prophecy Fulfilled / (part II) And the Dark Night Entered
11. Chapter V: Courante
12. Chapter V: Rachmaninov: Choir


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And Thou Shalt Trust the Seer



Country: Germany
Type: Full-length
Release: 1997
Reviews: 82%
Genre: Progressive/Classical/Symphonic/Epic Metal



ドイツのプログレッシブ/クラシカル/シンフォニック/エピック・メタル、ハガードの1997年発表の1st。

1991年にドイツのミュンヘンで結成されたハガードは、デス・メタルに傾倒した音楽性で活動した。しかし、1992年のデモで方向性を変更し、クラシックやルネッサンス音楽の要素を加えた。1995年のデモ『Once... upon a December's Dawn』ではその音楽性を更に追求し、その後、1997年に第一作『And Thou Shalt Trust... the Seer』を発表。バンドは16人のメンバーから構成され、女性ソプラノと男性デス・ヴォイス、ピアノやヴァイオリン、ホルンやフルートを含む。また、本作ではシャレルヤ合唱団の混声クワイア隊を起用し、ルネッサンス的な音楽性に荘厳なスケール感を与えている。へヴィなデス・メタルにリアリスティックな中世音楽の要素を導入したハガードは、本作『And Thou Shalt Trust... the Seer』で唯一無二の世界観を作り上げている。徹底した作品の内容は、純粋なクラシックやルネッサンス音楽のファンにもアピールする魅力を持つ。



1. Chapter I: The Day as Heaven Wept
2. Chapter II: Origin of a Crystal Soul
3. Requiem in D-Minor
4. Chapter III: In a Pale Moon's Shadow
5. Cantus Firmus in A-Minor
6. Chapter IV: De la Morte Noire
7. Chapter V: Lost (Robin's Song)
8. Outro: A Midnight Gathering


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