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「THAUROROD(サウロロッド) 」カテゴリ記事一覧


THAUROROD 「Upon Haunted Battlefield」

アポン・ホーンテッド・バトルフィールズ

THAUROROD the 1st album in 2010 Release
★★★★★★★☆☆☆...(無個性)

フィンランドのエピック・パワーメタル、サウロロッドの2010年発表の1st。


プロローグ...
フィンランドの首都ヘルシンキ郊外のヒュヴィンカー出身のサウロロッドは、2002年に原型が誕生して以来、制作した3本のデモ『Thaurorod』(2005)、『Tales of the End』(2006)、『Morning Lake』(2007)を経てデビューを果たしたエピック・パワーメタル界の新星である。「Noise Art Records」から2010年に発表されたサウロロッドの第一作『Upon Haunted Battlefield』は、同郷のソナタ・アークティカに類似するメロディックなサウンドを有しており、既に勇壮なアルバム・ジャケットが雄弁に物語っているように、ファンタジックでエピカルな世界観が貫かれた作品である。また"サウロロッド"という名前はトールキンの『指輪物語』に登場するクウェンヤ語に由来している。

『METAL EPIC』誌より抜粋:

フィンランドのサウロロッドは北欧産のメロディック・パワーメタルの持つ叙情的な旋律を持ち味としながら、そこにヒロイック・ファンタジーにも通じる勇壮な世界観を融合させたサウンドを特徴としている。本作『Upon Haunted Battlefield』ではスピーディでメロディアスな楽曲が展開されていく。まさしくサウロロッドのサウンドはメロディック・パワーメタルを基盤としたエピックメタルの分野に属するが、この典型的な手法は既に過去にやり尽くされたものだ。我々は『Upon Haunted Battlefield』の高い完成度を認めるが、ここに絶対的な個性は存在していないことを付け加えねばならない。
また北欧出身のエピカルなヘヴィメタルバンドとしてサウロロッドは非常に珍しい経歴を持っているが、北欧らしい神秘的なメロディック・パワーメタルから発展したエピックメタルと伝統的なエピックメタルとの間に生じている溝は単純には埋められない。サウロロッドのサウンドは純粋にメロディック・パワーメタルとも形容できるし、エピカルな面を更に前面に押し出せばエピック・パワーメタルともなる。何れにせよ、『Upon Haunted Battlefield』に提示されたサウンドはメロディック・メタルのファンが頻繁に耳にするような音楽性である。しかしサウロロッドの利点は、過去に発表した3本のデモでも高いポテンシャルを示しているように、これらの作品を世に送り出す際の基準値を軽く突破しているということである。




1. Warrior's Heart
冒頭を飾るに相応しい劇的なエピック・パワーメタル。圧倒的なスピードに導かれてファンタジックなメロディが次々と繰り出される。ここではキーボードを効果的に用いた豪華なサウンドにも注目したい。
2. Cursed In The Past
勇壮な展開を持つパワフルな楽曲。中間部に配された荘厳なパートからはエピカルな雰囲気が漂う。
3. Shadows And Rain
叙情的なメロディを用いたアップテンポの楽曲。シンフォニックな面とメロディック・パワーメタルのサウンドが絶妙に混ざり合う。
4. Morning Lake
煌びやかなキーボードの音色が印象的な楽曲。ギターサウンドやコーラスもメロディアスで良い。
5. Scion Of Stars
複雑な展開を駆使する疾走曲。しかしコーラスなどは勇ましく聴かせる。
6. Guide For The Blind
およそ6分に及ぶ楽曲。バラード調で幕開け、その後ヒロイックな疾走を開始する。メロディアスな展開も有し、緩急に富んだ内容を持つ。
7. Upon Haunted Battlefields
劇的かつヒロイックな世界観が披露されるタイトル・トラック。本曲のファンタジックな内容はアルバム・ジャケットに相応しいイメージを持っている。ドラマ性を高めるシンフォニック・パートの導入の仕方も絶妙だ。
8. Tales Of The End
ファンタジックな世界観を強調した楽曲。勇壮なサウンドに導かれ、壮大な雰囲気が漂う。
9. Black Waters (Prologue)
シンフォニックなインストゥルメンタル。サウロロッドのファンタジー世界への傾向が垣間見える。
10. Into The Realms Of Hidden Me
壮大な雰囲気に包まれる楽曲。大仰な内容でエピカルな要素を発散する。
11. Elämän Tuli
ピアノの旋律から始まるヒロイックな名曲。静から動への怒涛の展開は高揚感を高める。圧倒的なスピードに劇的なリードギターのメロディが絡む様は圧巻。後半におけるピアノの再登場もドラマ性を高めている。
12. Metal Gods
ボーナス・トラック。ジューダス・プリーストのカヴァー。本曲はジューダス・プリーストの『British Steel』の発売30周年を記念したトリビュートCDに提供された。
13. Into The Realms Of Hidden Me (Demo Version)
ボーナス・トラック。#10のデモ・ヴァージョン。



Review by Cosman Bradley
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Author:コスマン・ブラッドリー博士


Cosman Bradley(16/06/10)
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