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R-Evolution


Country: Italy
Type: Full-length
Release: 2014
Reviews: 84%
Genre: Epic Metal



イタリアのエピック・メタル、マーティリアの2014年発表の6th。

リック・アンダーソン(Rick Martin Anderson)がウォーロードのヴォーカルに選ばれた経緯は、マーティリアの脱退と無関係ではなかった。結果的にリック・アンダーソンがウォーロードの復活作『The Holy Empire』(2014)で活躍したことは事実だった。一方、マーティリアは「Rocksector Records」と契約し、前作『Roma S.P.Q.R.』(2012)のヴォーカルだったフレディ(Freddy)を交代。第6作『R-Evolution』で加入した新メンバーは、フラヴィオ・コスマ(Flavio Cosma)とヴィニー・アピス(Vinny Appice)だった。多くのヘヴィメタルのファンたちは、ブラック・サバスやディオでの活躍で知られるヴィニー・アピスがマーティリアの活動に参加したことに驚いた。この衝撃的なニュースは、地中海を中心としたエピック・メタルのムーブメント(NWOMEM)の中で次第に大きくなり、やがては世界へと拡大していった。ここでエピック・メタルのファンたちが聞いたのは、『R-Evolution』の洗練されたパワー・メタル風のサウンドだった。『Roma S.P.Q.R.』で強調されたエピック・パワー・メタルの音楽のスタイルは、この『R-Evolution』の中でより強力となった。そして、イタリアのマーティリアがNWOMEMの中で強調しているのは、この特殊なサブ・ジャンルが、アンダーグラウンド・シーンには止まらない可能性を秘めているということだった。



1. King Of Shadows (Orpheus)
2. Steam Power
3. Southern Seas
4. Salem
5. The Road Of Tenochtitlan
6. Grim Reaper
7. Light Brigade
8. Dark Angels
9. Revolution
10. The Mark Of Cain
11. The Viol And The Abyss
12. Across The Mountains
13. Tsushima


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Roma



Country: Italy
Type: Full-length
Release: 2012
Reviews: 85%
Genre: Epic Metal


イタリアのローマ発祥、NWOMEM最強の使徒、マーティリアの2012年発表の5th。


「元老院とローマの市民」
 ──S.P.Q.R.





前作『On the Way Back』(2011)から僅か一年での第5作目の発表、及び最重要人物であったリック・マーティン・アンダーソン(Rick Martin Anderson)の脱退という損失にも関わらず、圧倒的なテンションを保持した迫真のエピック・メタル作品を完成させたことは、かつてのヴァージン・スティールの如く、まさに才能の開花として、マーティリアの名は新時代のエピック・メタル史に記録されるものとなった。アンディ・メナリオ(Andy "Menario" Menariri:g、key)はリック・アンダーソンの脱退を「マーティリアの進化の過程での必要な結果」として語り、新しく選ばれたフレディ(Freddy:vo)は、前任者の強烈な個性をものともせず、違和感なくマーティリアのサウンドに溶け込んでいる。その自信の表れは、本作での極めて強烈なアグレッション等に代表され、特別な力を持って、新たな叙事詩の創作に尽力している。



第一作『The Eternal Soul』(2004)のジャケットが、強烈にイマジネーションを刺激してローマを彷彿させるものであるように、ローマで誕生したマーティリアにとって、その影響から逃れることは不可能であった。北欧のヘヴィメタル・バンドが母国のフォークロアな要素を取り入れているように、何れマーティリアがローマの歴史に触発されることは、必然的な結果であった。故郷からの影響は、あらゆる民族がそれらの起源に影響されているように、恰も種族間の血筋の如く、これを逃れる術はないものとして、多くの人間には考えられている。即ちマーティリアの『Roma S.P.Q.R.』は、古代ローマの歴史と伝説に関するコンセプト・アルバムであり、紀元前753年にローマを建国したロムルスの伝説から始まり、ローマ帝国の敵として君臨したカルタゴのハンニバル、北方のゲルマン民族、及びフン族のアッティラに関して触れ、やがて訪れる帝国の衰退の様が、叙事詩的に描かれている。本作の最後では、ローマ帝国に抵抗した奴隷の英雄スパルタカスの軌跡が描かれており、英雄叙事詩らしく幕を閉じるに至っている。なお本作のアルバム・タイトルともなっている"S.P.Q.R."の文字は、「元老院とローマの市民(Senatus Populusque Romanus)」という意味を持ち、これらは現在もローマの日常生活で目にすることができる。

『METAL EPIC』誌より抜粋:

マーティリアの実力が、地中海のエピック・メタル・バンドの中でも頭一つ飛び抜けたものであることは、本作『Roma S.P.Q.R.』の発表によって、より広義に知れ渡ることになった。アメリカの地下を起源とするエピック・メタルが、商船に揺られて広大な海洋を渡ったかの如く、ヨーロッパへと流れ着いたことは必然的であったが、その分野を、恰も自らが唯一無二の創造者とでもいうように、自身の絶大な才能の産物としているのが、このマーティリアというバンドに他ならない。イタリア・ローマ出身のアンディ・メナリオによって1987年に結成されたマーティリアは、模造品で溢れ返る陰惨な現代において、真のエピック・メタルをリスナーに提供する希少な存在であり続けてきた。そして、潔白な事実を証明するかの如く、今作においても、"叙事詩"または"マーティリア"と形容する他ない、迫真のエピック・メタル作品が完成するに至った。本作の如何なる場面を切り取ったにしても、その暗い亀裂から生じてくるものは、立体的な質感を伴ったエピック・メタルの音楽性である。古典的なヘヴィメタルを体現しているのと同時に叙事詩的な物語をも描いているマーティリアの楽曲は、本作で誕生した新しい名曲"Tale of Two Brothers"や"Spartacus"に代表されるように、ローマ帝国の巨大な歴史に挑戦を迫り、太古の古典劇の如き情熱的なドラマを演じ、聴き手を悠久の過去の産物の世界へと誘っていく。そして、その荘厳な光景を目にするのは、真実、熱烈なエピック・メタル・ファンのみである。



1. Nihil Aliud Quam Superstitione
ナレーションによるイントロダクション。
2. Collistus Wake
カタコンベにて永眠する聖カリストゥスに捧げられた楽曲。ローマ教皇カリストゥス1世は殉教したことで有名である。これらのカタコンベは、何れもすべてが発掘されたわけではないという。ヘヴィなリフが入り乱れるエピック・メタルであり、バッキングにシンセを用いた深遠なムードも醸し出す。
3. Tale of Two Brothers
ローマ建国の祖、ロムルスとレムスの双子の兄弟の壮絶な宿命を描いた一大叙事詩。アイネイアスの子孫である双子は、幼い頃に狼によって育てられ、自らを川に投げ入れた王アムリウスに復讐を果たし、後に都市を建設すべく立ち上がるが、兄弟の間で争いが起こり、兄ロムルスが弟レムスを殺すに至る。ロムルスは兄弟が育ったパラティヌスの丘にローマを打ち建て、歴史上で最初の王となる。厳かなクワイアが重厚感を伴って遠大に響き渡り、その他すべての旋律が叙事詩的に描かれた傑作である。またこれまでのマーティリアとは異なり、カルト的な雰囲気を逸脱した、洗練されたサウンドを有しているのも大きな特徴。
4. Byzantium
都市ビザンティウムを描写する。ダークなメロディを持つミドル・テンポの楽曲。暗澹とした内容を有し、頽廃的なムードが漂う箇所は、以前のマーティリアに他ならない。
5. Britannia
ナレーション。ローマに思いを馳せる叙情的な詩である。
6. The Northern Edge
ローマを悩ませた北方の蛮族を描く、プログレッシブなエピック・メタル。重厚なメロディと正統派のギター・リフが上手く絡み合う佳曲である。ローマ帝国のコンセプチュアルな内容に相応しい、劇的かつ叙事詩的な展開を有している。
7. Hannibal (Sons of Africa)
「ローマ最大の敵」として恐れられたカルタゴの英雄ハンニバルを歌った楽曲。恰も英雄の武勇であるように、全体にヒロイックなムードが漂い、アップテンポの中にファンファーレを導入するなど、執拗なドラマ性の追求が行われる。
8. Omens
ナレーション。ここから更に緊張感が増す。
9. Ides of March
英雄ガイウス・ユリウス・カエサルを扱ったバラード。笛の音を用いており、その他、古典音楽にも通じるピアノの音色がヴァージン・スティールの音楽性を彷彿とさせる。後半から導入される壮大なクワイアは必聴。
10. The Scourge of God
ローマ帝国を破滅に導いたフン族、及びその王であるアッティラを扱った楽曲。マーティリア最大の攻撃性を誇る屈指の名曲である。鋭角なリフ・パートやクワイアを用いた劇的な演出、及び強烈な疾走パートを含んだ緩急に富んだドラマ性を披露する。後半にかけての波乱の展開は、まさに凄絶。
11. Elissa
従来のエピック・メタルのスタイルを踏襲した馴染み深い異臭が登場する楽曲。エピカルなリフやメロディがテンポよく繰り返される。カルト・エピック・メタルの洗練された完成形であるかも知れない。
12. Burn Baby Burn (Magnum Incendium Romae)
ヘンリク・シェンキェヴィチ作、ローマ皇帝ネロの時代におけるキリスト教の迫害の様を描いた歴史小説『クォ・ヴァディス(Quo Vadis)』に触発された楽曲。ダークなヘヴィネスを伴って展開し、古代ローマ風の重厚なムードによって包まれる。
13. Are You Afraid to Die?
アントナイナスがスパルタカスに語りかけるシーン。スパルタカスは死を躊躇うのか「死は奴隷が知る唯一の自由だ。故に我は死を恐れぬ。故に我らは勝利する」
14. Spartacus
ハワード・ファストの小説、及び原作を基にしたスタンリー・キューブリックの映画『スパルタカス(Spartacus)』(1960)を題材とした楽曲。スパルタカスがローマ軍に大敗を喫した後、奴隷軍の捕虜およそ6000人がアッピア街道にて十字架にかけられた。爾来、ローマで奴隷による反乱が起こることはなくなったという。タイトルの如く、英雄叙事詩的な雰囲気に包まれた名曲である。大仰なドラマ性を強調して描き、静と動を巧みに駆使したヒロイックな内容に、本作の真髄を見ることができる。


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One the Way Back



Country: Italy
Type: Full-length
Release: 2011
Reviews: 84%
Genre: Epic Metal


イタリアのローマ発祥、カルト・エピック・メタルの伝統を今に伝える古代のヘラルド、マーティリアの2011年発表の4th。


ぼくは花嫁姿の君をみた
君の頬は恥じらいで赤く染まる
君の周りには幸福が溢れ
前途には愛が輝いてるというのに
 ──エドガー・アラン・ポー『ソング』より





純粋に"エピック・メタル(Epic Metal)"と形容できる音楽性のバンドが、果たしてどれ程いるのであろうか。まだ我々はそのすべてを把握したわけではないが、決して多数ではない、ということは知っている。明確なエピック・メタルというサウンドや世界観を提示し、そのスタイルを保守的なまでに継続させているバンドは、もはやマニラ・ロードやヴァージン・スティールなどの始祖たちに限られる。近年ではイタリアのドミネ(DOMINE)やドゥームソード(DOOMSWORD)、ロジー・クルーシズ(ROSAE CRUCIS)などのバンドも、極めて正統派に接近した音づくりをしていることからも分かるように、時代と共に本物のエピック・メタルの定義が追求され始め、同じようにファンに求められている。ここに見出すイタリアのローマ出身のマーティリアも、間違いなく真性のエピック・メタルのスタイルを継承している、大変貴重な存在である。



エピック・メタルの分野において特別な才能を発揮するアンディ・メナリオ(Andy "Menario" Menariri:g、key)に率いられたマーティリアは、80年代から続く地下カルト・エピック・メタルの真の後継者であり、その暗澹たるサウンドは、アメリカのローディアン・ガード、及びヴァージン・スティールを強烈に彷彿とさせる。イタリアの「My Graveyard Productions」から発表された第4作『On the Way Back』に至っても、誰も本作が2011年に発表された作品であるとは、到底思うまい。古く古典劇の要素が本作に宿っているように、人間の持つ芸術的な感性をマーティリアは描いている。それらは繊細な詩──詩は詩人マルコ・ロベルト・カペリ(Marco Roberto Capelli)によって書かれた──や知的な構成に結集されている。敢えて前半で抑えられた大仰さは、後半のカタルシスのために必要である。なぜなら、プログレッシブな"The Sower"を皮切りにして、マーティリアの大仰さは、突如として憤怒に満ちた豪雨が大地に降り注ぐように、一斉に外部へと解き放たれるからである。その恍惚の様は、我々エピック・ヘヴィメタルのファンが待ち望んでいた光景以外の何物でもない。
本作『On the Way Back』はすべてが緻密に練られた傑作であり、また古典文学的な深遠さを含んでいる。エピカルな音楽にとって、アメリカ最大の文豪エドガー・アラン・ポーの存在が馴染み深いように、"Song"で題材とされているのは、彼の詩である。本作の最後を飾る"On The Way Back"でモチーフとされているのは、ドイツの作家トーマス・マンの小説『ヴェニスに死す(Der Tod in Venedig)』(1912)であり、マーティリアはインテリジェントな手法でこれらの作品に迫っている。我々が本作を理解するのに時間は掛かるが、本作こそが、エピック・メタルが生み出した真の芸術作品である。"Gilgamesh"に描かれている古代メロポタミア王の叙事詩が、恰も色褪せたパピルス紙から醸し出すように、有史以前の厳粛な雰囲気と、美しい詩とが織り成す陰鬱なストーリーは、人類がかつて閃いた才能を、虚無の大空に投げ掛けている。マーティリアは現代の誰も想像し得なかった素晴らしくも創造的な産物を、古代の建築様式でここに蘇らせたのである。



1. Cantico
第2作『The Age of the Return』(2005)の冒頭に通じる荘厳なクワイアを使用したプロローグ。
2. Drought
どす黒くも暗澹とした陰惨なイメージが漂う楽曲。エピカルなイントロダクションに始まり、頽廃的なメロディがカルト的なムードを醸し出す。まるで天使が地に落ちたかのような、重苦しい世界観が特徴的である。
3. Apocalypse
ルネッサンス音楽風のムードからダークなエピック・メタルを展開。陰鬱なコーラス・パートは堕落を極める。プログレッシブなテンポ・チェンジも含む。なお歌詞の"Nunca mas"とはスペイン語で「2度としない」という意味。
4. Song
ポーの詩『ソング(Song)』をモチーフとした楽曲。この詩は青年期のポーの悲恋を綴ったもの。ポーの文学の如く、知的な構成の中にも暗い皮肉がある。複雑なギター・ワークの絡みは、大人を楽しませるのには十分であろう。
5. Ashes To Ashes
マーティリアの得意とする頽廃的なコーラスを用いたサビが印象に残る。サタニックにも聞きとれる旋律は衝撃的。なお"ashes to ashes, dust to dust"という一説は聖書からの引用。
6. The Sower
尺八風のイントロから開始。前半は疫病によって死滅した都市の如き暗い雰囲気を醸し出し、途中からヘヴィなリフによって爆発する。終始異様な緊張感に包まれ、一貫される。後半ではプログレッシブな展開によってエピック・メタル的カタルシスが爆発する。
7. Gilgamesh
本作のハイライト。冒頭の強烈なリフがすべてを物語る。古代メソポタミアの王ギルガメッシュを歌った英雄叙事詩であり、ウルクの城壁の建設、及びフンババとの戦いなどの英雄的偉業が語られている。カルト的なムードによって支配され、地を這う大蛇の如く、ゆったりとエピカルに展開していく。中間部では大仰さを発揮。なお歌詞にはエドウィン・アーノルド(Arnold, Edwin)の詩『The Light of Asia(邦題:アジアの光り)』からの引用がある。
8. The Slaughter Of The Guilties
古代風の調からヘヴィに展開。立体的なサウンドが、古代世界の荘厳な情景を描き出す。中間部からの劇的な展開を聴き逃す手はない。
9. You Brought Me Sorrow
古代ギリシア風のムードが漂う楽曲。静と動のエピカルなコントラストを持つ。まるで一つの完成された芸術作品であるように、知的にも輝いている。
10. Twenty Eight Steps
厳かなコーラスに導かれる、およそ9分に及ぶ大作。エピカルなムードに包まれ、静寂の中で古代風のメロディを奏でる。一部の重厚なギター・ワーク、及びメロディにはオリエンタルな要素を含み、恰もヴァージン・スティールの名曲"Prometheus The Fallen One"を彷彿とさせる。中間部からはプログレッシブに展開し、マーティリアのインテリジェントな側面を垣間見せる。
11. On The Way Back
ドイツの作家トーマス・マンの小説『ヴェニスに死す(Der Tod in Venedig)』(1912)がモチーフ。ルネッサンス音楽やフラメンコに通じる中世風のアコースティカルな旋律を用いながら、メランコリックに悲劇を描き出す静寂の一曲。本作の締めとしては最高であろう。


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Time of Truth



Country: Italy
Type: Full-length
Release: 2008
Reviews: 83%
Genre: Epic Metal


イタリア発祥、真性エピック・メタルの血脈、マーティリアの2008年発表の3rd。


「ヴァージン・スティールの後継者」
 ──『METAL EPIC』誌



プロローグ...
カルト・エピック・メタルの覇者ウォーロード(WARLORD)のヴォーカリストとして活躍したリック・マーティン・アンダーソン(Rick Martin Anderson:vo)、ダンウィッチ(DUNWICH)のアンディ・メナリオ(Andy "Menario" Menariri:g、key)を中心として地下で活動を続けてきたイタリアのローマ出身のマーティリアは、同郷の作家であり、詩人のマルコ・ロベルト・カペリ(Marco Roberto Capelli)の創造した宗教的な詩をモチーフにして、独創的で古典的なエピック・メタルを作り上げてきた。1987年結成という遅咲きなバンドながら、2000年代になって始めて発表された『The Eternal Soul』(2004)、続く『Age of the Return』(2005)は純粋な正統派エピック・メタルの名作として、一部の古く熱狂的なエピック・メタルのマニアたちに絶賛された。これらの作品でマーティリアが古代や中世への徹底した傾向を示しているように、古い時代の伝統的なヘヴィメタルのサウンドが今再び注目を集めている。単純にマーティリアは長年続けてきた活動が遂に実を結んだだけだが、突然のマーティリアの表舞台への登場と時代の変化とは完全に無縁ではない。しかし結局は才能だ。哀愁に満ちた叙情的なメロディに乗せて神聖で叙事詩的な世界が形作られていくように、マーティリアのポテンシャルは極めて高く、ウォーロードやローディアン・ガード、そしてヴァージン・スティールの正統な後継者に相応しかったのである。


『METAL EPIC』誌より抜粋:

Jacques_de_Molayマーティリアの第3作『Time of Truth』は硬派な古典的エピック・メタル作品である。叙事詩的であり、シリアスなリフとメロディによって構築された重厚な各楽曲は、時折キーボードの神秘的な音色に彩られながら、厳粛に悠久の古代の交響曲を奏でていく。マーティリアはローマのバンドに相応しい荘厳な世界観を持っており、特に本作ではアメリカのエピック・メタルの始祖、ヴァージンス・ティールの不動の名作『The House of Atreus』(1999)に通じる音楽性を披露している。ヴァージンス・ティールを彷彿とさせる立体的な質感のサウンドをエピック・メタルで表現することに成功したマーティリアは、極めて特別な才能を持っていることを無意識のうちに物語っている。また、全体でおよそ60分を超える本作の収録時間は、ヴァージンス・ティールの作風を忠実に模したものだ。これらの世界では、聴き手を長い間、恍惚に浸らせることが特に重要なようだ。
ブックレットの裏表紙に描かれているジャック・ド・モレー(Jacques de Molay, 1244 - 1314)の肖像画(*画像右)や、十字軍をテーマとした"13th of October 1303"などの楽曲が以前までのキリスト教的なイメージを残している。カトリック的な聖歌コーラスの配置や一部で残るカルト的な雰囲気は、中世キリスト教世界を起源とするものである。しかし、マーティリアは音楽性を広めた。これまでのキリスト教世界に代わる新しい叙事詩的なテーマを、マーティリアは発掘したのだ。本作では"The Storm (Ulysses)"を筆頭にして古代ギリシア世界を題材とした古典劇風のエピック・メタルが大仰に展開していく。これらは洗練されており、シンフォニックでもあるが、古典的なヘヴィメタルの重厚な雰囲気を合わせ持っている。今作でマーティリアがエピック・メタルの古典的な題材と重厚なサウンドを強調している点は、まさに失われゆく伝統的なエピック・メタルに対する強烈なオマージュである。無論、本作『Time of Truth』は真性のエピック・メタル作品であり、その証明はアルバム・タイトルが行っている。イメージは、我々が本作を視聴する時間、エピックメタルにとって真実の時(Time of Truth)が流れる、というものだ。
エピック・メタルらしい深遠なコンセプトが最大限に発揮されたマーティリアの第3作『Time of Truth』は他の追随を許さない。徹底されたシリアスな世界観を有し、エピック・メタルという分野の特徴を大いに発揮した傑作である。本編の後半にかけて若干の失速が認められる点に至っては残念だが、決してスピーディな内容ではなく、エピック・メタルの世界観そのものを尊重している作風は、やがて一部によって評価されるべき定めにある。"新しい時代が訪れてもなお、古く伝統的なものは残り続ける"──マーティリアはエピック・メタルを用いてその言葉を体現した。



1. Prologue
緊張感の漂うプロローグ。冒頭から重厚な世界観が表れる。
2. The Storm (Ulysses)
トロイの木馬を発案し、トロイアを陥落させたユリシーズ(オデュッセウス)。人々は業火に包まれる王国から船で逃れる。ヘヴィネスを増したリフにシンフォニックなフレーズが絡み、メロディは古代ギリシアの雰囲気をベースに構築される。暗くシリアスな内容はエピック・メタル特有の魅力を存分に引き出している。
3. Time to Pay
ソリッドがメロディが展開されるミドル・テンポのエピック・メタル。古代の頽廃的な雰囲気を纏い、時にオペラティックな音楽性を披露する。印象的なサビのコーラスは悲壮感に満ち溢れており、聴き手を忘れ去られた叙事詩の世界へと誘う。既にマーティリアは個性を開花させている。
4. Morgana, Again
魔女モルガナについての楽曲。妖艶な雰囲気を持つ。ゆったりとした曲調で進み、徐々に高揚感を高めるドラマティックな展開を見せる。
5. 13th of October 1303
最後の十字軍の失敗後に勃発したアナーニ事件(Outrage of Anagni)を扱った楽曲。この事件はローマ教皇ボニファティウス8世がイタリアの山間都市アナーニで捕らえたことに由来する。教皇は1303年10月に憤死した。讃美歌のような神聖極まるコーラスで幕開け、その後は正統派に接近したヘヴィなリフを刻み、ヒロイックかつ劇的に展開していく。後半のシンフォニック・パートは素晴らしく美しい。
6. God Knows
ミドル・テンポのエピックメタル。マーティリアの特徴の一つであるメロディックなリードギターは健在であり、久遠の叙事詩的な旋律が生身に沁み込んでくる。
7. As Far as We Can See
後半にかけて劇的に盛り上がる楽曲。その大仰な展開は、始祖ヴァージン・スティールにも通じる独特もの。なおシンフォニック・メタルに接近した滑らかな旋律も見受けられる。
8. Give Me a Hero
およそ7分に及ぶ大作。ヒロイックな名曲であり、古典劇風の厳粛な雰囲気を生かした本作最大の傑作である。恐らくはマーティリア史で最大のヒロイズムを有し、それを迫真のエピック・メタルで表現することに成功した軌跡が、本曲には残されている。
9. Your Law
重苦しいメロディを用いた楽曲。小刻みなリフでエピカルに展開し、堕落したようなヴォーカルが花を添える。しかしサビのコーラスは壮大で優雅。
10. Prometeus
人類に火を与えたプロメテウスは、ゼウスの逆鱗に触れ、代償として毎日カウカソス山の頂上にてハゲタカに内臓を抉られた。エピック・メタルに相応しい神話的なテーマだが、楽曲の内容もそれに相応しい。
11. Soliloquy
リック・アンダーソンがかつて所属していたウォーロードのカヴァー。シンフォニックなアレンジを施した壮大な名曲に仕上がっており、我々は改めてウォーロードというバンドの偉大さを思い知らされることになろう。しかし、本曲ではマーティリアの大胆な発想が勝利を収めた。
12. Like Dinosaurs
神聖なキーボードの旋律を用いた硬派なエピック・メタル。中間部からは壮大なクワイアとメロディアスなパートも登場する。
13. Epilogue
本編に幕を引く最後の語り。本作はまさに古代叙事詩を描いた歌劇であった。


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Age of Return



Country: Italy
Type: Full-length
Release: 2005
Reviews: 82%
Genre: Epic Metal


キリスト教的宗教観に基づき古典的エピック・メタルを展開するイタリアの使途、マーティリアの2005年発表の2nd。


「我が神、我が神、何故私をお見捨てになったのですか。何故愛はこれほどまでに多くの苦痛を求めるのですか」
 ──"The Cross"より



プロローグ...
アンディ・メナリオ(Andy"Menario"Menariri:g、key)がダンウィッチ(DUNWICH)のメンバーとして2002年頃に成功を収める以前、マーティリアはマッシモ・ヴィンチェンツォ(Massimo Di Vincenzo)とアンディ・メナリオによって1987年のイタリアで結成された。アンディ・メナリオはウォーロード(WARLORD)やマノウォー(MANOWAR)などの80年代初期のエピックメタルの始祖から影響を受けたギタリストであり、当然の如くマーティリアの音楽性はそれらに類似したものを目標とした。即ち正統派エピックメタルのサウンドをである。この時期にマーティリアは『The Twilight of Rememberance』(1987)、『Gilgamesh Epopee』(1988)という2本のデモ・テープを制作。デモ・テープでは古典的なエピックメタルを標榜したが、時代のせいもあってか簡単には受け入れられなかった。ここからマーティリアは同郷のドミネ(DOMINE)と似た経緯を辿ることとなり、以後の10年間以上を暗い地下で過ごした。
アンディ・メナリオがダンウィッチでの活動で一応の成功を収めた後、2002年のイタリア・ローマでマーティリアの活動は再開した。バンドはデビューのためにメンバーを募ったが、ヴォーカリストの席は容易には埋まらなかった。翌年、2003年にアンディ・メナリオは元ウォーロードのリック・アンダーソン(Rick Anderson:vo)と出会い、マーティリアにとって最も相応しいヴォーカリストをバンドに迎えるという偶然とは思えないような出来事を経験した。この出会いこそはマーティリアの歴史において極めて重要な転機であり、また必要不可欠な出会いであった。かつてアンディ・メナリオが崇拝し、多大な影響を受けたエピックメタル・バンドの一つであるウォーロードのヴォーカリストをバンドに迎え入れるという出来事は、事実マーティリアのエピックメタルを完成させるうえで大きな位置を占めていた。
もう一つ重要な出会いがあった。リック・アンダーソンをマーティリアに迎え入れたのと同時期に、アンディ・メナリオはイタリアの詩人であり、作家であり、文芸雑誌『Progetto Babele』の創立者であるマルコ・ロベルト・カペリ(Marco R. Capelli)と出会った。マルコ・ロベルト・カペリの熱心な仕事に感銘を受けたアンディ・メナリオは、マーティリアの楽曲のためのすべての作詞を彼に依頼した。寛大なマルコ・ロベルト・カペリはこの依頼を快く承諾し、以後マーティリアの楽曲の作詞の欄には"マルコ・ロベルト・カペリ"の名がクレジットされるようになった。かくして、イタリアのローマ出身のエピックメタル・バンド、マーティリアはこの年にデモ『Celtic Lands』(2003)を発表する。
バンドとしての体制が遂に完成して順風満帆のマーティリアは、2003年のデモに引き続き、バンドの結成からおよそ17年目となる2004年に記念すべき第一作『The Eternal Soul』を発表した。ここまで辿り着くのに長い道程ではあったが、マーティリアの古典的なエピックメタル・サウンドはマニアを含む一部の層から絶賛され、その苦労は幾分か報われることとなった。そして、起動に乗った新しいバンドと叙事詩的な音楽の開けた可能性のために、マーティリアは活動を続ける道を選択した...


『METAL EPIC』誌より抜粋:



かつて我々は北欧ノルウェー出身の一部のブラックメタルに対し、真性の悪魔崇拝と反キリスト的思想を指してこれらを"本物"と形容した。同じくヴァイキングメタルにも"本物"は存在し、しばしその曖昧な定義が議論されてきた。一般的な正統派メタル──古典的であり、伝統的なヘヴィメタルを形容する際に用いられる言葉であり、現在の細分化したヘヴィメタルはすべてここから発祥したとされる──にも"本物"の定義は適用され、我々は何が「純粋なヘヴィメタル」の音楽性を正確に踏襲しているのか議論を重ねたが、結局は解答など得られなかった。
我々がよく引き合いに出す二言論を見詰め直すと、面白いことに、ヘヴィメタルにおける"本物"と"偽物"の討論には必然性があるように思われる。例えば、「善と悪の対立」は古くから英雄叙事詩の世界でも描かれてきた古典的な要素である。善は善のみでは必ずしも成立しない。こういった考え方は二言論に基づいたものである。ここでは、あらゆる物事が奇妙にも相対している様が我々の目に映る。その理論は正統派メタルとシンフォニックメタルに代表される対立にも適用されることとなり、ここでも相対する音楽性が対立の原因となっていることが判明する。正統派メタルではギターサウンドを重視した伝統的な音楽性が標榜され、一方でシンフォニックメタルではキーボードやオーケストレーションを主体とした斬新な音楽性が標榜される。上記の法則に従えば、正統派メタルが誕生したその瞬間にシンフォニックメタルの誕生も定まったことになる。正統派メタルに対し、相対する音楽性が後のシーンに登場してこないことは不自然な現象である。



冒頭に記述した通り、サタニックな真性のブラックメタルが存在しているように、クリスチャンな真性のエピックメタルも確実に存在している。そして、その事実を証明するのがイタリアのマーティリアの第2作『The Age of the Return』(2005)に他ならない。真性のブラックメタルでは異教徒極まる悪魔崇拝の様や黒魔術の行使、強烈なペイガニズムの思想などが楽曲中の歌詞に表現されているが、それと相反するように本作『The Age of the Return』では長大な神の教えを説いた聖書やイエス・キリストに代表される聖人伝を扱い、また創世記を描いたジョン・ミルトンの作品などに基づいた神聖極まる世界観が楽曲中の歌詞に表現されている。ここでマーティリアのキリスト教的世界観が歌詞のみに表現されていると断定するのは当然の如く誤った解釈であり、薄暗くカルト的なエピックメタルに表現された古代・中世の生々しい宗教観は迫真の描写力を備えて聴き手の脳髄を直撃する。マーティリアが用いたエピカルなギターソロや味付け程度のキーボードの旋律は、奇妙な魔力を放ちそれらの世界を現実に呼び覚している。また古典的なエピックメタルのためにリック・アンダーソンは素晴らしい歌唱を披露しており、地を這うような悠久の魂の言霊が聴き手を神秘的な世界へと誘っていく。間違いなくエピック・ヘヴィメタルの熱狂的な信者に限定されるが、本作『The Age of the Return』での驚嘆すべき神話の世界に触れる機会を得られたあなたは実に幸運である。ごく普遍的な一般人が本作に表現された歪ながらも芸術的な世界観を理解しようとすることは、矮小な鼠が冗長な文献を読もうとするようなことだ。



一先ず聖歌隊を起用したことは本作の成功のために必要なことであった。要所で厳かなエピック・クワイアを歌う聖歌隊は、マーティリアの荘厳な叙事詩的音楽世界の創造を手助けしている。またイエス・キリストの磔の様を描いた"The Cross"にゲスト参加したバーバラ・アンダーソン(Barbara Pride Anderson)とグレッグ・ギャモン(Gregg Gammon)は、迫真の演技で深遠な世界のために大きな貢献を果たしている。その他にもソロ・ヴォイスで本作にゲスト参加しているのはパウロ・ドリゴ(Paolo Drigo)だ。
然り、特筆して重要であるのは、ほぼすべての楽曲の要所に配されたウォーロードの様式美を彷彿とさせるアンディ・メナリオの劇的なギターソロである。本作では神聖なクワイアやキーボードの魅惑的な旋律が楽曲を表向きに装飾してはいるが、飽くまで楽曲の大半を占めているのは古典的なヘヴィメタルのサウンドと硬派なリードギターの地下の源泉より汲み出された薄暗い旋律である。これらの要素を払拭して深遠な叙事詩的音楽世界の構築は為し得ない。古くから、この尋常ならざる徹底振りこそが"本物"であるエピックメタルに求められきたのだ。
──カルト的な臭気を拭い去ることが到底不可能な『The Age of the Return』を受け入れる人間は限りなく少なく、またキリスト教徒だと思われるが、本作は不気味なまでに真性のクリスチャン・エピックメタル作品である。古代から続く宗教の暗い部分や深遠な領域に触れ、それを迫真のエピックメタルで表現したマーティリアの功績は計り知れない。後は我々に残された知的好奇心がそれらを発見するかどうかにかかっている。
ヘヴィメタルの歴史を遡れば、『The Age of the Return』のようなキリスト教的宗教観に基づいた作品が誕生することは運命であったのかも知れない。一先ず我々が述べることが出来るのは、今回はエピックメタルによって、紛うこと無き神の教えが実践されたということだ。



1. Last Chance
壮大なクワイアを用いたイントロダクション。クワイアに続くアコースティック・ギターの劇的な旋律がやがて聴き手を中世の世界へと誘う。
2. A cry In The Desert
イエス・キリストがヨルダン川で洗礼を受ける場面を洗礼者ヨハネ(John the Baptist)の視点から描いた楽曲。マーティリアの特異な音楽性を網羅した名曲であり、カルト・エピックメタルに相応のリック・アンダーソンの退廃的な歌声とアンディ・メナリオのエピカルなリードギターが崇高な聖書の世界を再現する。我々は神話の世界を壮大なものと思い込んでいるが、本曲で構築されているのは煌びやかな神々の世界ではなく、地を這うような薄暗いカルト宗教の類の世界だ。
3. Misunderstandings
極めて宗教的なリフによって劇的な世界観が構築される名曲。古代のムードに包み込まれ、歌劇を彷彿とさせるクワイアが聴き手の高揚感を次第に高めていく。古典劇風のキーボードの旋律も叙事詩的な世界観を構築するうえで一役買っている。本曲はエピックメタルの法則を完全に踏襲している。
4. The Giant And The Shepherd
古代イスラエル王ダヴィデ(David)の伝説を描く叙事詩。王に即位する以前、羊飼いであったダヴィデと巨人ゴリアテとの対決が記されている。バラード調で始まり、魅惑的なフルートの音色を用いた本曲は、次第に盛り上がる展開に導かれて叙事詩的なドラマ性を存分に発揮する。
5. Exodus
ユダヤ人をエジプトから救うモーセの聖人伝を描いた『出エジプト記(Exodus)』をモチーフとした楽曲。シリアスな世界観に相応しいリフとメロディの選択、後半からのドラマ性を考慮した展開などは良い。
6. Regrets
イエスのユダ(Judas)の裏切りを扱ったエピックメタル。中世風のアコースティック・ギターを用いたバラードである。暗く重苦しいカルト的な雰囲気が充満しており、その手のマニアにアピールする。
7. The Cross
およそ9分に及ぶ大作。イエス・キリストの磔の様を描く楽曲である。ゲストであるバーバラ・アンダーソンがマグダラのマリアの声を歌い、グレッグ・ギャモンがピーターの声を歌う。長尺な内容の中に静寂と深遠なドラマ性を宿し、聴く者に得体の知れない感銘を与える。後半ではエピカルなギターソロが幾度も繰り返される。本曲に表現されているのは、宗教が放つ異様な熱狂以外の何物でもない。
8. So Far Away
印象的なメロディを配した正統派エピックメタルの名曲。高度なドラマ性とシリアスな世界観を合わせ持つ。マーティリアはオーソドックスなエピックメタルを作ることも可能なバンドだ。
9. Hell Is Not Burning
サタンの堕落を扱った叙事詩。薄暗いリードギターのメロディが炸裂し、後半にかけて大仰に展開する。
10. Memories Of A Paradise Lost
ジョン・ミルトンの『失楽園(Paradise Lost)』で描かれているアダムとイヴの神話的な逸話を叙述する。ギターソロを効果的に用い、劇的な冒頭より開始する。
11. Revenge
大仰な内容を持つ楽曲。劇的な構成を有し、カルト・エピックメタルの可能性を広げる。ここまで一貫して宗教的な世界観が継続されている点は素晴らしい。
12. The Age Of The Return
突出した完成度を誇るタイトル・トラック。伝統的なヘヴィメタルのサウンドとエピカルな側面を共存させる。コーラス・パートにかけて宗教的なクワイアを配し、クリスチャン・エピックメタルの真髄を発揮する。


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The Eternal Soul



Country: Italy
Type: Full-length
Release: 2004
Reviews: 72%
Genre: Epic Metal


マーティリアの2004年発表の1st。


元ウォーロード(WARLORD)のヴォーカリスト、リック・アンダーソン(Rick Anderson:vo)とダンウィッチ(DUNWICH)のアンディ・メナリオ(Andy"Menario"Menariri:g、key)を中心としたイタリアのローマ出身のエピック・メタル・バンド。アコーディオンやピアノを用いたケルティックな旋律が彩るエピック・パワー・メタル的なサウンドを有する。一方、ここでキリスト教的な世界観を強調しているバンドは、カルト的なエピック・メタルを創造することに対して、既に高い才能を発揮。前途有望なエピック・メタル・バンドであることは間違いない。



1. Memories
2. The Ancient Lord
3. The Most Part of the Men
4. Arthur
5. Celtic Lands
6. Babylon Fire
7. The Gray Outside
8. Romans And Celts
9. The Soldier And the Sky
10. Fairies
11. Winter


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