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「REVIEW -EPIC METAL- 」カテゴリ記事一覧


RAVENSIRE 「The Cycle Never Ends」



Country: Portugal
Type: Full-length
Release: 2016
Reviews: 88%
Genre: Epic Heavy Metal


ポルトガル・リスボン出身のエピック・ヘヴィ・メタル、レイヴンズイーレの2016年発表の2nd。


2016年、元IronswordのRick Thor(b, vo)率いるレイヴンズイーレの第2作『The Cycle Never Ends』は、イタリアの「Cruz del Sur Music」から発売された。制作メンバーは、Rick Thor、Nuno Mordred(g)、Zé RockHard(g)、F(d)の4人。
この『The Cycle Never Ends』は、世界各地のアンダーグラウンド・エピック・メタル・ファンたちから良い反応を得たことで、レイヴンズイーレの名を有名にした作品となった。その背景には、NWOMEMの終焉とNWOTHMが残した影響が存在していた。
レイヴンズイーレのサウンドの骨格は、従来のエピック・メタル・バンドたちからのインスピレーションが大きかった。Manilla Road、Cirith Ungol、Omen、Domine等のエピック・メタル・バンドたちは、レイヴンズイーレの持つサウンドとの類似点を持っていた。レイヴンズイーレの目指していたサウンドは、トラディショナルなエピック・ヘヴィ・メタルであり、その方向性をよりはっきりとさせたのが、前作『We March Forward』(2013)だった。
そして、レイヴンズイーレは、『The Cycle Never Ends』を経て、自らが追求する叙事詩金属音楽を更にソリッドなものへと変化させた。このバンドの基本的なサウンド・スタイルは、ギャロップするギター・リフとエピックかつヒロイックなメロディの使用だった。それを中世・古代風のシリアスな世界観と融合させ、独自の音世界を作り上げていった。
実際のところ、『The Cycle Never Ends』は、一切余計なものがない純粋なエピック・メタル・アルバムであり、圧倒的なヒロイズムやドラマ性が支配していた。また、この作品には、Battleroarのようなパワーや、Quicksand Dreamにも似たカルト臭が漂っていた。それがレイヴンズイーレのアンダーグラウンド・エピック・メタルの存在感や緊張感を強める結果となった。
ここにレイヴンズイーレは、エピック・メタル原理主義の傑作を生み出したが、まだ成長できる余力や支持の獲得などの課題が残されていた。強烈無比な『The Cycle Never Ends』を聴けば、バンドが本気でトラディショナルなエピック・メタルを追求していることは明白であり、そこにはファンを納得させるだけの説得力があった。このレイヴンズイーレがヨーロッパのアンダーグラウンド・シーンで頭角を現す日は近付いていた。



1. Cromlech Revelations
2. Crosshaven
3. Solitary Vagrant
4. Procession of the Dead
5. Trapped in Dreams
6. White Pillars Trilogy: Part I - Eternal Sun
7. White Pillars Trilogy: Part II - Blood and Gold
8. White Pillars Trilogy: Part III - Temple at the End of the World


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RAVENSIRE 「We March Forward」

RAVENSIRE1.jpg

Country: Portugal
Type: Full-length
Release: 2013
Reviews: 85%
Genre: Epic Heavy Metal


ポルトガル出身のエピック・ヘヴィ・メタル、レイヴンズイーレの2013年発表の1st。


元IronswordのRick Thor(b, vo)を中心としたレイヴンズイーレは、「Eat Metal Records」から第1作『We March Forward』を発表した。デビューEP『Iron Will』(2012)は、トラディショナル・エピック・メタルというバンドの方向性を打ち出した内容であり、アンダーグラウンド・シーンのマニアたちからも注目を集めた。また、バンドがManilla Road、Cirith Ungol、Omen等の後継者であった事実も、エピック・メタル・ファンたちの耳に響いた理由となった。

この『We March Forward』は、従来のエピック・メタル原理主義的なサウンドに加え、Rick Thorの個性的なヴォーカルを前面に押し出した作風が特徴だった。各楽曲を飾るギター・リフは、何れもヘヴィかつメタリックなものであり、その根底にはNWOMEMやNWOTHM等のムーブメントからの影響も存在していた。

エピックな要素を感じる部分としては、作品全体を覆い隠すヒロイックなムードや古代・中世への傾倒が挙げられた。こうした要素は、これまでのエピック・メタルの歴史の中でも、極めて重要な役割を担っていた。当然のように、レイヴンズイーレは、その過去の伝統を愚直に踏襲することで、一切妥協のない強力なエピック・メタル・アルバムを作り上げた。

これぞアンダーグラウンド・エピック・メタルのマニアたちが待ち望んだ作品であり、中身はヒロイックな興奮に満ち溢れていた。余計な楽器やアレンジ等を全て排除したレイヴンズイーレの信念に満ちたサウンドは、正にManilla RoadやCirith Ungolに連なる、エピック・メタル原理主義のそれだった。このレイヴンズイーレの登場によって、ヨーロピアン・エピック・メタル・シーンの未来は大いに明るくなった。



1. Dark Abyss
2. Night of the Beastslayer
3. Gates of Ilion
4. Fate Is Inexorable
5. Drawing the Sword
6. Iron Pits
7. Mire of Delusion
8. Homecoming
9. Beyond the Portcullis
10. Warriors to the Slaughter


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RAVENSIRE 「Iron Will」

IronWill.jpg

Country: Portugal
Type: EP
Release: 2012
Reviews: 84%
Genre: Epic Heavy Metal


ポルトガル出身のエピック・ヘヴィ・メタル、レイヴンズイーレの2012年発表のEP。


Solstice、Atlantean Kodex、Gatekeeperなどのカルト・エピック・メタル・バンドたちの作品を発売していた、ポルトガルのレーベル「A Forja」。今は亡きこのレーベルから出されていたのが、レイヴンズイーレのデビューEP『Iron Will』だった。

レイヴンズイーレは、ポルトガルのリスボンで2011年に結成。この『Iron Will』でベースを担当したRick Thorは、元アイアンソード(Ironsword)のメンバー。ライナーノーツに掲載された、バンド・メンバーたちの写真を見ても、エピック・メタル原理主義を貫いていることは明白だった。

『Iron Will』の特徴は、レイヴンズイーレが過去に影響を受けたバンドたち──Manilla Road、Cirith Ungol、Omenなどのエッセンスを惜しみなく入れている点にあった。本作に収録された楽曲のうち、Wild Shadowのカヴァー曲を除いては、全て伝統的なエピック・メタルのサウンドを踏襲していた。

ヘヴィ・メタリックかつドラマティック、勇壮でメロディアス。そういうサウンドが、『Iron Will』の中に収められていた。徹底的にヒロイックなサウンドを聴けば、レイヴンズイーレがこのジャンルへと掛けた情熱の深さを知ることができた。

EPという形ではあったが、レイヴンズイーレの試みや目標点は、世界各地のアンダーグラウンド・メタルのファンたちの間にも、はっきりと伝わることとなった。いつの日か、バンドが完璧なエピック・メタルを完成させる時まで、ファンたちは応援を続けるであろう。何故なら、『Iron Will』に収められた純血のエピック・メタル原理主義は、今後の成長を大いに感じさせたからだ。



1. Facing the Wind
2. Aamon (The Stargate Warrior)
3. Stay True, Stand Tall
4. Ravensire
5. Sweet Desire (Wild Shadow cover)


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OMEN 「Warning of Danger」

Warning of Danger


Country: United States
Type: Full-length
Release: 1985
Reviews: 88%
Genre: Epic Metal


アメリカのエピック・メタル古参、オーメンの1985年発表の2nd。


オーメンの第2作『Warning of Danger』は、「Roadrunner Records」から発売された後、バンドの代表作のような存在となった。オーメンのサウンド・スタイルは、従来のNWOBHMに影響を受けたものであり、そこにマニラ・ロード(Manilla Road)やキリス・ウンゴル(Cirith Ungol)などのように、「剣と魔法」(Swords and Sorcery)の世界観を加えることで完成した。詰まるところ、ヒロイックで劇的な正統派メタルが、オーメンの最大の武器だった。

前作『Battle Cry』(1984)は、サウンド的にはチープな中身だったが、この『Warning of Danger』は、全く違っていた。実際に本作に収録された楽曲は、スピード、パワー、メロディ、ドラマ性が高次元で融合したものだった。例えば、ここで表現されていたのは、アメリカ的に解釈されたアイアン・メイデン(Iron Maiden)のようなサウンドだった。叙情的なギター・メロディにアグレッシブなリフ、J.D.キンボール(J.D. Kimball:vo)のユニークなヴォーカル・スタイルが、オーメンの全てを物語っていた。

結果的に、『Warning of Danger』を発表したことで、アンダーグラウンド・シーンにおけるオーメンの地位は、約束されたものとなった。ここでバンドは、数多くのファンを獲得し、カルト的な人気を誇った。80年代のアメリカ・アンダーグラウンド・シーンにおけるエピック・メタル伝説は、このようにして形作られていった。

『Warning of Danger』─その毒々しいアルバム・ジャケットと勇壮極まるサウンドは、カルト・メタル史の中に、永久に刻み込まれる伝説となった。



1. Warning of Danger
2. March On
3. Ruby Eyes (of the Serpent)
4. Don't Fear the Night
5. V.B.P
6. Premonition
7. Termination
8. Make Me Your King
9. Red Horizon
10. Hell's Gates


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OMEN 「Battle Cry」

Battle Cry


Country: United States
Type: Full-length
Release: 1984
Reviews: 78%
Genre: Epic Metal


アメリカのエピック・メタル古参、オーメンの1984年発表の1st。


1984年、かの有名な初期「Metal Blade Records」から発売されたオーメンの第1作『Battle Cry』。オーメンは、1983年、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで結成された。中心人物は、ヴォーカルのJ.D.キンボール(J.D. Kimball:vo)、ギタリストのケニー・パウエル(Kenny Powell:g)だった。

オーメンの音楽のスタイルは、NWOBHM影響下の正統派ヘヴィメタルであり、そこに「剣と魔法」(Swords and Sorcery)の要素を加えたものだった。アイアン・メイデン(Iron Maiden)やマニラ・ロード(Manilla Road)などのサウンドとも類似していた。所謂、エピック・メタルという音楽のスタイルだったが、ファンたちからそこを指摘されるのは、後のことだった。

この『Battle Cry』という作品は、オーメンの典型的なヘヴィメタルを確立させるために、既に充分な存在感を持っていた。チープだがスピード感溢れる楽曲、勇壮な雰囲気、ストーリーテリングな展開。これらが『Battle Cry』の中で融合し、オーメンは、当時のアンダーグラウンド・シーンで一躍有名となった。

また、オーメンは、80年代のアメリカ出身という部分で、他の初期エピック・メタル・バンドたちと比較されることが多かった。例えば、この『Battle Cry』は、マニラ・ロードの『Crystal Logic』(1983)とも比較された。その理由は、前述の通り、音楽のスタイルが類似していたためだった。



1. Death Rider
2. The Axeman
3. Last Rites
4. Dragon's Breath
5. Be My Wench
6. Battle Cry
7. Die by the Blade
8. Prince of Darkness
9. Bring Out the Beast
10. In the Arena


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ETERNAL CHAMPION 「Parallel of Death」

Parallel_of_Death.jpg

Country: United States
Type: EP
Release: 2017
Reviews: 83%
Genre: Epic Heavy Metal


アメリカ・テキサス州出身のエピック・ヘヴィ・メタル、エターナル・チャンピオンの2017年発表のEP。


アメリカのアンダーグラウンド・エピック・メタル・シーンは、エターナル・チャンピオンの成功によって、大いに盛り上がることとなった。バンドが第1作『The Armor of Ire』(2015)を発表すると、直ぐに世界中から熱狂的な返答があった。そして、エピック・メタルというジャンルは、新たな時代へと突入したのだった。

2017年、エターナル・チャンピオンが発表したEP『Parallel of Death』は、2曲のカヴァーを収録した、自主制作の作品だった。これに関しては、全部で250個のカセットが配られたのみだった。

『Parallel of Death』に収録されたのは、レジェンド(Legend)の"The Destroyer"、ミスティック・フォース(Mystic Force)の"Awakened by the Dawn"であり、どちらもバンドのルーツを探るためには、重要な役割を担っていた。何れの楽曲も、オリジナル・バージョンを遥かに上回る、容赦のないエピック・メタル・サウンドで表現されている点が特徴だった。

実際のところ、エターナル・チャンピオンというバンドは、中心人物のジェイソン・ターペイ(Jason Tarpey:vo)自らがエピック・メタルのマニアであることを公言し、徹底的にファンたちが満足するサウンドを作り上げてきた。そして、そのヒロイックかつドラマティックなサウンド・スタイルの背景には、エピック・メタル初期のバンドたちからの影響があった。

例えば、アメリカのレジェンドというバンドも、エピック・メタルのジャンルの創造に貢献した偉大な存在だった。レジェンドが残した第1作『Fröm the Fjörds』(1979)は、マニラ・ロード(Manilla Road)やキリス・ウンゴル(Cirith Ungol)以前の叙事詩的なロック音楽として、アンダーグラウンド・シーンのマニアたちから崇められてきた。この『Parallel of Death』の中で、そうしたエピック・メタル初期に焦点を合わせたことからも、エターナル・チャンピオンが原理主義者であるという事実は揺るぎなかった。



1. The Destroyer (Legend cover)
2. Awakened by the Dawn (Mystic Force cover)


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ETERNAL CHAMPION 「The Armor of Ire」

The Armor of Ire


Country: United States
Type: Full-length
Release: 2016
Reviews: 89%
Genre: Epic Heavy Metal


アメリカ・テキサス州出身のエピック・ヘヴィ・メタル、エターナル・チャンピオンの2016年発表の1st。


2016年、ギリシャのアンダーグラウンド・レーベル、「No Remorse Records」から発売されたエターナル・チャンピオンの第1作『The Armor of Ire』は、瞬く間に世界中のエピック・メタル・ファンたちを魅了した。既にバンドは、デモ『The Last King of Pictdom』(2013)の時点で、アンダーグラウンド・シーンのマニアたちから大きな注目を集めていたが、続くカナダのゲートキーパー(Gatekeeper)とのスプリット盤『Retaliator / Vigilance』(2015)の発表によって、期待は現実へと変わった。

TheArmorofIre.png

エターナル・チャンピオン──2012年のアメリカ合衆国テキサス州オースティンで結成されたバンドは、スラッシュ・メタル・バンド、アイアン・エイジ(Iron Age)で活躍したジェイソン・ターペイ(Jason Tarpey:vo)を中心として、そこにパワー・トリップ(Power Trip)のリード・ギタリスト、ブレイク・アイバニーズ(Blake "Rossover" Ibanez:g)が加入して基盤が作られた。その後、バンドは、トラディショナル・ヘヴィ・メタル・バンド、シュメールランズ(Sumerlands)のメンバーであるアーサー・リスク(Arthur Rizk:b、d、key)、ヌジョン・パワーズ(Nujon Powers:g)、ハンマーホーア(Hammerwhore)のカルロス・ラナス(Carlos Llanas:g)を迎えた。エターナル・チャンピオンにとって、多彩な楽器を操れるアーサー・リスクの加入は大きかった。

かくして、メンバーが整ったエターナル・チャンピオンは、世界中のエピック・メタル・ファンたちが期待していた、本物のオリジナル・アルバムの制作に着手した。ここでバンドが目指したのは、80年代のトラディショナル・エピック・メタルをシーンに復活させることだった。言うまでもなく、それはNWOTHM(New Wave Of Traditional Heavy Metal)を背景とした流れだった。

実際のところ、エターナル・チャンピオンのメンバーたちは、NWOTHMのムーブメントを経て、このバンドの結成へと辿り着いた。だからこそ、全世界のラウド・ミュージック史における、80年代のエピック・メタルの重要性も理解していた。

かつて、このジャンルは、欧州とアメリカのアンダーグラウンド・シーンを席巻し、一時代を築いた。マニラ・ロード(Manilla Road)、キリス・ウンゴル(Cirith Ungol)、マノウォー(Manowar)、ヴァージン・スティール(Virgin Steele)、ブローカス・ヘルム(Brocas Helm)、ウォーロード(Warlord)、ダーク・クォテラー(Dark Quarterer)、アドラメレク(Adramelch)などのバンドたちが、世界各地のアンダーグラウンド・シーンから登場し、ファンたちは熱狂した。既にエターナル・チャンピオンは、その熱狂を新時代に築く実力と影響力を兼ね備えていた。

さて、2016年、遂に『The Armor of Ire』を完成させたエターナル・チャンピオンに対する、ファンたちや音楽シーンからの反響は、予想を遥かに上回るものだった。この『The Armor of Ire』は、「2010年代における最高のエピック・メタル・アルバム」と紹介され、世界中のレビュー・サイトやSNS上で次々と情報が交換された。例えば、約10万点のレビューを掲載する海外の巨大HR/HMファン・サイト、「The Metal Archives」では、『The Armor of Ire』に無数のレビューが付き、その殆どは85%を超える評価だった。

称賛に次ぐ称賛──正に飛ぶ鳥を落とす勢いで、エターナル・チャンピオンは、アンダーグラウンド・シーンの王座へと上り詰めた。驚くことに、バンドは、一枚のデモとスプリット盤、オリジナル・アルバムしか出していなかった。

エピック・メタルの曙──そう呼ぶに相応しいバンドが登場した。エターナル・チャンピオンによって、長きに渡り平穏を貫いてきたエピック・メタル・シーンは、遂に世代交代をした。



1. I Am the Hammer
2. The Armor of Ire
3. The Last King of Pictdom
4. Blood Ice
5. The Cold Sword
6. Invoker
7. Sing a Last Song of Valdese
8. Shade Gate


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ETERNAL CHAMPION 「Retaliator / Vigilance」

Retaliator_Vigilance.jpg

Country: United States
Type: Split
Release: 2015
Reviews: 90%
Genre: Epic Heavy Metal


アメリカ・テキサス州出身のエピック・ヘヴィ・メタル、エターナル・チャンピオンの2015年発表のスプリット盤。


この『Retaliator / Vigilance』という作品は、カナダの新人エピック・メタル・バンド、ゲートキーパー(Gatekeeper)とのスプリット盤であり、「No Remorse Records」から発売された。本作を発表したことで、エターナル・チャンピオンは、アンダーグラウンドのエピック・メタル・シーンにおける最重要バンドであると、ファンたちから認識された。それ程までに、この『Retaliator / Vigilance』は、衝撃的な内容であり、2010年代のエピック・メタル・シーンの流れを一変させることとなった。

『Retaliator / Vigilance』が有していたのは、2組の将来有望なエピック・メタル・バンドの楽曲だけではなかった。ここに描き出されていたのは、エピック・メタルという音楽の未来、そして、理想像に他ならなかった。

過去、マニラ・ロード(Manilla Road)、キリス・ウンゴル(Cirith Ungol)、マノウォー(Manowar)、ブローカス・ヘルム(Brocas Helm)、ソルスティス(Solstice)、バトルロア(Battleroar)などの偉大なバンドたちが築き上げてきた、エピック・メタルというジャンル。その長き歴史と伝統を踏襲した、現代のエピック・メタルの姿形がここにあった。

80年代ヘヴィ・メタルへのリスペクトを伝える熱きNWOTHM的サウンド、徹底してヒロイックな世界観や音作り、ドラマ性を極めた楽曲の展開。この『Retaliator / Vigilance』の中に表現されたエピック・メタル像は、その後、シーンにおける重要な基準となった。

エピック・メタル・リヴァイヴァル第二期──それは、ここから始まった。



1. Eternal Champion - Ride for Revenge
2. Eternal Champion - Retaliator
3. Gatekeeper - Vigilance Part I
4. Gatekeeper - Angelus Noctium
5. Gatekeeper - Vigilance Part II
6. Eternal Champion - The Last King of Pictdom
7. Eternal Champion - War at the Edge of the End
8. Gatekeeper - Tale of Twins (demo)
9. Gatekeeper - Vigilance (demo)
10. Gatekeeper - Field of Dreams (demo)
11. Gatekeeper - The King's Ghost


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ETERNAL CHAMPION 「The Last King of Pictdom」

Last King of Pictdom


Country: United States
Type: Demo
Release: 2013
Reviews: 85%
Genre: Epic Heavy Metal


アメリカ・テキサス州出身のエピック・ヘヴィ・メタル、エターナル・チャンピオンの2013年発表のデモ。


2012年、アメリカ合衆国テキサス州オースティンで結成されたエターナル・チャンピオンは、デモ『The Last King of Pictdom』を制作し、「Swords and Chains Records」から発売した。すると、直ぐに世界中のアンダーグラウンド・エピック・メタルのファンたちから、驚異的な反響を得ることとなった。

このデモ『The Last King of Pictdom』に収録された2曲は、何れも強烈なエピック・ヘヴィ・メタルであり、ファンたちは、エターナル・チャンピオンの背景にマニラ・ロード(Manilla Road)やロンギングス・パスト(Longings Past)の影を見出した。

伝統的なヒロイック・ファンタジーに傾倒した世界観、及びメタリックかつドラマティックなサウンドは、かつての80年代頃のエピック・メタルそのものだった。当然のように、エターナル・チャンピオンが影響を受けてきた作家たちは、ロバート・E・ハワードやマイケル・ムアコックなどの、既にエピック・メタル・シーンではお馴染みの顔触れだった。

結果的に、『The Last King of Pictdom』の発表を皮切りに、エターナル・チャンピオンは、2010年代で最も将来を期待される、若手エピック・メタル・バンドとなった。そして、このバンドが、エピック・メタル・シーンの未来を担う存在であると、ファンたちは語り合った。



1. The Last King of Pictdom
2. War at the Edge of the End


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ISEN TORR 「Mighty & Superior」

Mighty & Superior


Country: United Kingdom
Type: EP
Release: 2004
Reviews: 89%
Genre: Epic Heavy Metal


イギリス産カルト・エピック・メタル、アイセン・トールの2004年発表のEP。


「ロバート・E・ハワードの思い出に捧ぐ」
 ──Richard M. Walker


恰も古代・中世時代の栄光に彩られた英雄叙事詩の如く、未曾有の悲劇によって、誰もが予想しない結末を迎えることがある。2003年、イギリスで結成されたこのアイセン・トールも、そうした悲劇の目撃者となったバンドだった。

Mighty Superior

アイセン・トール──"アングロ・サクソン・バトル・メタル"(Anglo-Saxon battle metal)を標榜したバンドは、ソルスティス(Solstice)の伝説的ギタリスト、リッチ・ウォーカー(Richard M. Walker:g)、ファルコン(Falcon)やデスティニーズ・エンド(Destiny's End)などで活躍したペリー・グレイソン(Perry Grayson:g)、トゥイステッド・タワー・ダイア(Twisted Tower Dire)の名シンガー、トニー・テイラー(Tony Taylor:vo)、リチュアル・スティール(Ritual Steel)のマーティン・ツェルマー(Martin Zellmer:d)、ルーンソード(Runesword)のオリバー・ズルケ(OliverZühlke:b)をメンバーとして、3部作のEPの制作を目指した。

最初に完成したEP『Mighty & Superior』は、その圧倒的なクオリティの高さから、瞬く間に、世界中のエピック・メタル・ファンたちを魅了した。驚くことに、この『Mighty & Superior』に収録されていたのは、"Mighty & Superior"と"The Theomachist"の2曲のみだった。しかし、アンダーグラウンドのエピック・メタル・ファンたちにとって、過去の叙事詩作品や幻想文学の圧倒的な知識を持つリッチ・ウォーカーが生み出した楽曲が、名曲にならないはずがなかった。

実際のところ、"Mighty & Superior"と"The Theomachist"の2曲は、伝統的なエピック・メタルやドゥーム・メタルの要素を持っていた。所謂、ペイガン・メタル的な土着的メロディや雰囲気もあったが、それは強烈なバンド・コンセプトからの影響だった。アイセン・トールは、この楽曲だけで、欧州のエピック・メタル・シーンに計り知れない衝撃を与えた。「カルト・エピック・メタルのマスターピース」──『Mighty & Superior』は、ファンたちからそう呼ばれることとなった。

しかし、アイセン・トールという奇跡的なバンドは、2010年、突如として活動停止を強いられた。その理由は、ヴォーカリスト、トニー・テイラーの急死だった。アメリカのウェストヴァージニア出身の偉大なメタル・シンガーは、EP3部作の完成を前にして、42歳という若さでこの世を去った。その結果として、バンド側は、活動の無期限休止を発表した。

かくして、また一つ、大いなる可能性を持ったエピック・メタル・バンドが、アンダーグラウンド・シーンから姿を消した。バンドのファンたちは、悲嘆に暮れたが、どうしても人間の死というものは、覆ることがなかった。正にこの作品も、エピック・メタルというジャンルが生み出した、一瞬の夢や思い出に過ぎなかった。

尚、本作は、2004年にドイツの「Metal Supremacy」から発売。その後、2008年に「Shadow Kingdom Records」から再発。その際、"The Theomachist"のデモ音源が追加収録された。



1. Mighty & Superior
2. The Theomachist


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New Release (Epic Metal)

The Course of Empire

by Atlantean Kodex (3rd album)
"The New Epic Metal Album"

Servants of Steel

by Ironsword (5th album)
"The New Epic Metal Album"

Stone Engraved in Red

by Ravensire (3rd album)
"The New Epic Metal Album"

Times of Obscene Evil..

by Smoulder (1st album)
"The New Epic Metal Album"

Grey Maiden -Ep-

by Gatekeeper (mini album)
"The New Epic Metal Album"

The Armor of Ire

by Eternal Champion (1st album)
"The New Epic Metal Album"
METAL EPIC Books

叙事詩的なヘヴィメタルの歴史

音楽論『叙事詩的なヘヴィメタルの歴史』Kindleストアにて発売中。約5年間に渡るエピック・メタル研究の集大成。主要バンドの紹介、歴史の解説、幻想文学との関連性、エピック・メタル・ルーツへの言及など、アンダーグラウンド・シーンを紐解いた衝撃のヘヴィメタル史。

ハイパーボリア全集

拙著『ハイパーボリア全集』、『ハイパーボリア全集2』、『ツチョ・ヴァルパノミの炎の王国』、『最後の理想郷』、『探索者』、『ツァトゥグアの祠』、『イグの神殿』、『オルグリアス』、『ファルナゴスの遺産』、『イックアの妖術』、『ズロヒムの死』、『失われた先史』Kindleストアにて発売中。1930~1950年代頃の『Weird Tales』誌やクトゥルー神話群を踏襲した幻想怪奇短篇集。
The Master

コスマン・ブラッドリー博士

Author:コスマン・ブラッドリー博士


Cosman Bradley(16/06/10)
David Orso(16/06/10)
Daiki Oohashi(16/06/10)
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